春の栗会2018/03/25 23:46

ただひたすら話し、口を動かし続ける。今日は網走から帰還した、栗氏を囲む食事会でした。毎度帰ってくるたび行っています。今回はそれぞれの都合をすり合わせ、この日曜日開催となりました。私は昨日図書委の飲み会で寝たのが3時過ぎで、また昼から食事会という、寝て起きてまた出掛ける事態でしたが、何となく最初はぼんやりしていたものの、そのうち元気になってきました。
栗氏の家が引っ越した関係で、今までは単純に迎えに行けばよかったところが、電車で四街道に出てきてもらうことになりました。稲毛からなので、さほど遠くありません。私はとにかく、冬コミで買った同人誌を引渡し、贈り物をすることが重要でして、それは無事果たせました。
この会、迎えに行ったのが11時25分で、公式には12時スタートでしたが、終わったのは日付をまたいで1時半過ぎとなりました。この12時間以上に渡る中身をぱっとまとめるのはなかなか無理がありまして、何となく書こうと思います。第一部の会は20時過ぎまで続きました。途中、MUCKさんとFACENAOさんが離脱し、最後にLuftさんが離脱すると、残りは二人になりまして、そこから店をGへ移動し、Gが閉店するまでいました。本当なら、私がそろそろ帰るか、とも言わなければならないところなんですが、話を聞いていると面白いし、こちらもなかなか普段話さないようなことを話すので、この際時間は忘れてしまおうと考えました。帰りは車で送っていけばいいだけです。深夜ドライブは大好きなので、私にはあまり問題になりません。いやね、彼は大変だったかもしれませんが。
第一部では、彼のやっている学問についての話や、大学院をどうするかといった話までしました。途中、Nintendo Switchも登場し、ゲーム体験もしました。私も伝説のクソゲー、トランスフォーマー コンボイの謎を持って行き、泣かせてやろう計画をしたほか、キラキラスターナイトDXも持っていきました。キラスタは私の中で何かが焼きつく、とてもいいゲームです。その他いろいろ話しつつも、ゲームについて多く語ることはありませんでした。基本的に彼の生活の中でゲームの占める率が減っているため、ゲームの話をしても、あまり距離がつまらないかなと思ったのです。が、一方で、ゲームの話で盛り上がりたい側面も他の人にはあっただろうし、難しいラインでした。
結局、二人だけになってから、夕食も食べつつ、学問やら私の昔の話やらをすることにして、再びJで夕食も難なので、Gへ行きました。私は学問から離れているようで、自分にはわからない分野のことには今でも興味があるし、話を聞きたいと思います。自分で仕事としてやっていて、一方で趣味である模型作りの話なんかは、あまりしたくないのでした。そういう情報は仕事に必要だから、手に入れる方法を知っているのです。ゲームのことも、いつもの仲間から必要なことは聞き出せます。彼からしか聞けないこと、彼にしか言えないこと、それが学問の話になります。
私が書いているゲーマー魂は、ゲームに関することを一般のゲーマーにわかりやすく伝える一方で、そのテーマの作り方や全体の構成法は、文学部でやってきたことそのものです。本には書かなくても、テーマを設定し、どこまで書けばよいのかについては、時に大学時代に買った専門書を開きながら、基礎知識を固め、その上で考えます。第4号はスクロールで、これはゲームが誕生する以前からあるもので、絵巻物もスクロールだし、映像が誕生してからは、映像技術として使われてきました。そこを広義に広げると扱いが難しくなるので、あらかじめスクロールに関する映像学的な観点をまとめておき、ゲームにどこまで関わらせるのか、線引きをしました。これをすると、大風呂敷を広げることなく、限られた視点から、広い世界を見ていくきっかけを作る書き方ができます。あの第4号の裏では、映像の専門家ゆえに考えるべきことが積まれているのです。もちろん、それは本文で出さないようにしました。これを読み手に悟られないように書いています。何となく趣味で書いているだけのように見せて、裏では文学部ならではの手法が取られ、知識を積んでいます。多角的な知識がないと、時に分析は行き詰ります。第4号の、ゲームと教育に関する部分も、日常的に現状を見てます。
私にとっては同人誌作成がいわば知的欲求の行き場となっており、仕事と関係あることしか勉強しないとか、忙しくて勉強なんてしていられないということはないようにします。別にちょっとしたことでも、新聞の端っこに出ているような科学の記事もしっかり見て、記憶にとどめながら世の中を見ているだけで、新しいことは入ってきます。つまりは勉強法が重要なのです。さらに、ものごとはいろいろな場所で関連しあっているのだから、ひとつの分野だけ追い続けることはしません。そんな生き方ゆえ、大学生を捕まえると、学問の話で盛り上がれます。私にその場で瞬時にすべてのことがわかるか、といえばそうでもなくて、少し考えたり、その時聞いてわからなかったことを後で考え直したり、先のこのまで含めながら、この時間を楽しむのでした。少しは私も生物について、勉強し直す必要があるなと感じてしまいます。やっぱり高校の時に習ったことが今になると抜けてきているわけで、抜けているのがもったいなく感じてきます。せっかく時間をかけてやってきたのだから、せめてうまく使えないと、あの時の苦労は何だったのか、報われませんわな。
彼のやっているのは系統学で、今はカレイを実験体としながら研究を進めております。系統学に関する基本的なこと、今置かれている状態を聞きながら、その分野のことを知っていきます。同様に確からしいを是とする学問は、確かでない部分をどうするのか、どこで同様と見なすのか、その線引きは人間が決めるのであって、自然界の雑然とした状態を人間が線引きして決めたことが、果たして自然界を表すのに的確と言えるのか。そういう狭間にあるわけです。
とても興味深い反面、足を突っ込みたくない世界感満載でした。外から聞いている分にはいいけど、当事者は自分の研究をどうまとめていくかによって、派閥争いの中に入っていくようなものです。もうちょい穏便にやれないものか、ある種の不幸を感じます。大学は高校までの知識で選ぶもので、その先のことは受験生の段階でわかりません。先に進んだ時点でもう戻れない世界でもあり、好きでやっていても理不尽があるのは、全力でやることの障害にもなり、この分野はまだこの先が大変そうでした。もちろん、そんな話ばかりを聞いていたのではなく、いろいろ聞きましたよ。ただ、この場で説明するのはとても難しく、うまく書けません。
あとは、私の話がどこかで役に立ってくれるといいんですけどね。そんなこんなで二人になってからGが閉店するまで引っ張り、帰りは深夜ドライブで送っていきました。次の日の予定とか聞かなかったけど、大丈夫だったのかな。

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