ファミコンはどこから入る2018/03/26 23:43

完全にのびていました。三日も連続して人に会うのは久々です。薬がないと人との交流ができない人間ですから、三日間は刺激が強すぎて、今日は隔離して過ごしました。昼寝をちょこっとだけしました。刺激で何かがおかしく、寝ないときつい状態でした。年度末はやることが重なることはあります。疲れもたまりますわな。委託を終えた疲れも取れないうちに行動していますからね。それでも今日は薬を使うのはやめて、なるべく自然回復に努めました。何かがおかしいけれど、薬を入れなくても何とかなる範囲なら、薬に慣れたくないもので、おさえました。

こんな話は面白くないですね。昨日の話で、やっておいた方がよいファミコンソフトについて話が出まして、いきなり振られても私だけではいい考えが出ず、よくよく考えてみることにしました。昨日は伝説のクソゲー、トランスフォーマー コンボイの謎を体験していただきました。これはぜひ一度やっておくべきゲームのひとつでしょう。しかし、ファミコンはソフトの種類が多すぎて、これぞというものを挙げるのが難しいです。おまけに10年現役でしたから、時代により技術も傾向も異なり、一概にどれ、とは言えないものです。ディスクシステムにもいいソフトはありますが、ディスクは動く本体を手に入れることも大変な時代で、これまた難しいのです。電池内蔵のソフトは、電池が切れていては、レトロフリークのような本体が必要です。よく考えれば、ファミコン本体は何がよいかから始まっていますからね。
ファミコンと言えば初期のあの赤と白の形ですが、接続がRFなのは今の環境だと厳しく、でも本体にコントローラーが納まったり、1Pと2Pでコントローラーが違ったり、独特の四角いコントローラーを体験するだけでも意味があります。2Pにはマイクもあります。私が使っているのはNEWファミコンで、RCA出力な上、コントローラーも角がなく、1Pと2Pが同じで、マイクがありません。昔のファミコン全盛期の感覚は、この本体からは味わえないのです。ツインファミコンはRCA出力で、ディスクもファミコンも使える、今思えば理想的な機械でしたね。値段はその分高かったですけど。今は互換機がたくさん出ていて、HDMI出力もできます。でも画面のドットがきれいすぎる感覚は、当時と離れていて、ぼやけることによる滑らかさを体験できないのは、いいような悪いような。現実的には、互換機かNEWファミコンを中古で手に入れるのがよさそうです。ただ、NEWファミコンは高いです。純正品のため、動かないソフトはないのが利点ではあります。
ソフトを考えると、何がよいでしょうか。私はファミコン初期の任天堂ソフトを同人誌で分析しておりますが、その立場から言うと、ファミコン発売は1983年7月15日で、初期の歴史の転換地点は1985年1月のアイスクライマーです。ここは過去の特徴とその先の特徴のひとつの分かれ道で、その年のスーパーマリオから新しい歴史が始まります。すると、まずファミコンが浸透するまでの第一期の中からひとつ選びたくなります。うーん、ドンキーコングJr.かな、あえて一本だけ選ぶとすれば。技術的にはF1レースがあります。で、その先の時代はまずスーパーマリオでしょうね。
同じ時代、コロコロコミックとタイアップしながら歴史を積み、高橋名人という、当時はファミコンを知らない人でも聞いたことのある人間を生み出し育てたという意味で、スターソルジャーも推します。スターソルジャーは稼ぎと動き、演出が完全に一体化しているために、今やっても古さを感じない点でも秀作だと思います。
パズルゲームではソロモンの鍵がよいのですが、迷宮封印のための真の攻略があまりに難しすぎて、少し無理を感じます。適度な難易度なら、バベルの塔はいい作品だと思います。ナムコにしてアーケードの移植作品でないのも評価点です。ファミコンらしさを感じます。
RPGだと時間がかかって大変なので、RPGはやらなくていいように思います。伝説のクソゲーで、星を見る人は体験する価値が・・・ないですね、ないと思います。個人的にはFF IIIを推します。ドラクエよりこっちです。ドラクエとは異なる視点で技術と容量の限界に挑んだ作品です。DSでのリメイクもほとんど変わらないらしいので、そちらでやれる利点もあります。一時期リメイク版が売り場に出ている頃の映像の途中で、音楽の山場に水の巫女エリアを持ってきていたのは、すごくわかっていると思いました。FFのメインテーマがある中、FF IIIのメインテーマは水の巫女エリアであると思います。また、RPGにおいて裏の攻略とは何かを教えてくれるゲームです。正統派のやり方がきっちり確立されているゲームゆえ、そこからいかにそれたやり方をやれるのか、発想でいくらでも面白くなります。魔導師ハインを倒すのに学者はいらないし、ガルーダ相手に竜騎士もいりません。そんなことが可能なのか、常識を超え、ありえないほど効率的にお金を稼ぐ方法もあります。もちろん、二周目以降ですよ。一周目は無理です。わかっていないとできません。

メーカーごとに推すか、ジャンルごとに推すか、いろいろあるでしょう。任天堂ならマリオ、カービィ、ゼルダなど。カービィはファミコン最後のミリオンセラーとなりました。カプコンならロックマンとか、現在にも系統の残るゲームの原点をファミコン時代に確立しているものが押さえどころになると思います。一方で、時代を築きながらも、ハドソンのように買収、解体されてしまった会社もあり、コナミのようにゲームを捨てようとしている会社もあります。今でもゲーム産業に残り続けているSEGAのゲームのほとんどはファミコンで遊ぶこともできません。現在はゲーム業界大手でコーエーテクモになっているテクモは、社名がテーカンの時代からある会社なのに、ファミコンでは案外地味なゲームしかない会社もあります。
ファミコンについては、これだけは押さえろ、というより、勘でいいから適当に手にとってみて、ファミコンの技術的なところを読み取っていくのが面白いかもしれません。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
Spam書き込み対策のための処置です。ここの管理人の名前をひらがな7文字で答えてください。

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://tampopo.asablo.jp/blog/2018/03/26/8813632/tb