やり場のないもの2018/01/30 23:56

Gで書いていたのは、実は病本です。本気で出すのかよ、と言われると、何の覚悟もない本です。目標としては、同じ病気を持つ人やその周囲の人、医療機関の人向けの内容になっています。病気を抱えながら生きていて、一番困るのは、やはり周辺の理解がなかなか得られないことにあります。それもそうで、この感覚は、わかったらその人も同じ病気なのです。病気の感覚がわからないのが当たり前であり、それゆえ、苦しみがいかなるもので、どういう状況になるのか、周囲は理解できません。時にそれが困ったことになるし、変に状況を悪くすることもあります。
さらに、病気を抱えながら生きていくための自己管理が必要になりますが、そういうことが病人でないとわかりにくいこともあります。というか、本人でさえわかってない場合もあるでしょう。これを病気の一般論からではなく、患者としての経験から説明しようという企画なのです。
使命感はあります。自分自身が病気のためにどれだけ人生を削ってきたのか、それが他の人の役に立てるのでは、と考えるからです。なぐさめや相談、闘病記でもなく、実用的な観点に立っています。が、それをコミケで出すんですか、となると、やっていけません。なのに書くのをやめられないのはどうしてでしょうか。この際、本気で出版すれば ?