チークの磨きに変化2016/08/26 23:50

チークのオイルというのは、基本三回研磨です。が、二回研磨で従来と同じ質を維持できるっぽいことが、新しい製法でわかってきました。最初の400番磨きはオイルを一度かけて乾燥した後にやる。使うオイルは純正亜麻仁油を使う。こうすると、800番をかけた時点でかなりすべすべになります。
純正亜麻仁油を使う利点ですが、オイルの乾燥後がソフトであり、油膜がやや厚めで滑らかにつくため、木の表面をなだらかにしてくれます。油によって仕上がりは様々変わるのですが、作業性の高いワトコオイルの場合、溶剤が入っていて水のようで、乾燥も早い代わりに、膜が薄くなる特性があります。これはこれでよいのですが、チークには純正亜麻仁油の性質がよりよいと思われます。
800番の乾燥後に、え油を塗って仕上げをすると、表面に光沢が生まれ、質感が高まりました。この状態だけ見ると、従来の1200番までかけた状態よりも上です。磨きの作業は大変なので、この方法で今後はやっていこうかと思います。ただ、1200番をかけたものに、え油で仕上げることはまだやっておらず、そこで800番との質感に違いが出るなら問題でしょう。しかし、現実的に800番で従来とそん色ないのなら、作業を減らしてコストを下げたいところです。コストが下がれば生産性も上がりますからね。

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