寝てはうなされるの繰り返しが昨日からずっと続いていて、昼寝してもダメ、夜寝てもダメで、睡眠が散漫になり、疲れと同時に体のコントロールも失われております。かろうじて食事は作れて、一応、昨日の夜も仕事はしたのですが、長く持たない、複雑なことができないなど、厳しい状態が相変わらず続いています。睡眠さえ安定してくれればだいぶ違うはずなのに、割り切って寝ないか。ただ、眠くて起きられないレベルにしてしまうと、安全対策で起きることができなくなります。難しい。
まぁ、誰だって連続3時間くらいしか寝られない生活をしていたら疲れますわね。眠りを分散させるほど生活は不規則になり、どうしようもない生活になります。考えても生産性はなく、何も考えないに限るでしょう。

おいしいカレーとは何か。かつ手軽なカレーとは何か。そりゃ、タイカレーとかインドカレーが文句なしにおいしいとは思いますが、自宅で手間もかからず、カレールーを使って楽に作れるカレーを模索し続けております。あまり簡単に手に入らない材料や、煮込みの手間のかかるものは作りたくありません。栄養がないのもいやです。 カレーが緑になった・・・。最近、野菜は全部すりおろしにして入れています。一部、おろせないものはそのまま入れます。ナスとかオクラとかアスパラ、きのこ類です。それは見た目の具になるとして、以前は葉物もそのまま入れていました。でも、葉物は広がって見た目も悪いし、量も入らないため、ほうれん草をミキサーにかけて入れてみました。結構な量を使っています。ほうれん草は一度湯通しする関係で、野菜炒めに使うのも何かと面倒で、小松菜も残っていて、そちらを優先的に使ってきました。ほうれん草はしおれた部分だけ先に使い、残りはカレーのためにとっておきました。
残りのほうれん草を全部、湯通ししてからミキサーにかけて入れました。これ、スープにも使えそうです、ものすごくコストのかかりそうなスープ。ほうれん草はお湯に通せばだいぶくたっとして量が縮み、最初はたくさんに見えても、案外少なくなります。カレー4食分を作るにはよい量です。
カレーは緑になりました。肉は鶏肉で、インドカレー風に言えばサグチキンです、というか、それを意識しました。でも、サグチキンはおそらく、とりガラを使って味を取っていると思われ、そんな手間はかけられません。ルーでもそれっぽくなりますね。追加でカレースパイスとクミンを入れています。ルーが少し足りなくて、牛肉だしも入れてしまいました。
おじさんはミキサーを使っていろいろ作っていたから、ミキサーは調理場にすぐ使えるよう置いてありました。最初は汚れていてきれいにしましたけどね。普段は、かぼちゃのポタージュを作るときに使います。かぼちゃは一度冷凍すると、煮ても崩れず、ミキサーにかけてもきりりとしまった仕上がりになります。冷凍すると場所を使ってしょうがないんですが、なるべく早めに作るつもりで。
カレーに話を戻すと、かなり仕上がりレベルは上がってきたと思います。最初にしょうが、にんにく、にんじん、たまねぎのすりおろしを作って、これを汁気が飛ぶまで炒めました。ここが重要で、甘みが出ます。だいたい10分もやれば大丈夫です。汁気が飛んだら、残りの野菜と鶏肉を入れて軽く火を通し、ミキサーしたほうれん草を入れ、ミキサーを洗いつつその水を鍋に入れて、ほうれん草を残らず入れます。沸騰したらルーを入れて、5分煮込めば終了。隠し味で甘みの果物、今回は柿を使いまして、ほかはソース、ケチャップ、しょうゆが大さじ一杯。一時間もあれば作れるし、煮込みはいらないしで、かなりよいと思っています。
煮込んで味を出そうなんて考えはないのです。出ないなら出してやるの極意。とにかく野菜の香りと味が強烈です。あと、野菜がたっぷり入ります。すりおろして水分を飛ばすから、隙間なくみっちり入り、それでいて食感を妨げないよさがあります。最初のすりおろしだけですね、大変なのは。でも、野菜を水ゆでしてミキサーにかけても、甘みは出ないと思うのです。たまねぎは最後にすりおろしをしないと、地獄を見ます。
同じ材料で同じ時間をかけたとしても、すりおろしたのとそうでないのでは、味がまったく違いますよ。すりおろし野菜カレー、ぜひ試してみてください。煮込みいらずで簡単です。