ビンと格闘せよ2018/04/07 22:55

冷蔵庫や台所の棚の状況を考えると、今日から確実に手をつける必要性を感じ、結局全部やってしまいました。思っていた以上の数がありました。ひとつの処理にかかる時間もかなりあり、気がつけば9時間くらい立ち向かっていました。途中、四畳半和室の木枠のMDFにオイルをかけるべく抜けまして、それ以外は食品の処理です。たちの悪いのは、保存のきくビンものや調味料の多さでした。ほぼそれです。
ビンをあけて中身を出して、ビンのラベルをはがして洗います。なかなか開かないビンだらけです。しょうゆは未開封のものも全部ダメでした。中で成分が分離しているのが外から見てもわかります。砂糖の袋がやぶれていたものがあり、それをさらに袋に入れて保存していたものは、使えそうで捨てました。中を見ると、過去にコバエの温床になっていたことがわかり、衛生的に無理だと判断しました。砂糖が水分を吸って溶けているのです。粒が大きめのざらめで、それが水分に反応しやすく、やられていました。他の砂糖は未開封でなんともなく、片栗粉や小麦粉も問題ありませんでした。
冷蔵庫に入っているものは、紅しょうがが無害で、梅酢につかっている梅や、何かの砂糖漬けは、問題なさそうでとってあります。調味料の類は開封済みがほとんどで、著しく痛んでいるわけではなさそうだけれど、賞味期限が5年以上経っていることを考えると、処分せざるを得ません。迷いますよ。でも、開けてあるのをまた使うのは厳しいです。処分したいけれど、処理が難しいものが三点あり、それは燃やさないゴミとして出すことにしました。器がビンで、中身が固まっているものです。アンチョビペーストが使い途中のがあり、これも難処分にしました。ビン入りで、処分できないことはないけれど、アンチョビは臭いがあります。草地にまくなら、かなり薄めないと後で臭くなる可能性があり、危険と判断しました。一応、調味料でも水で溶かせるものは溶かし、それから捨てました。水道を詰まらせてしまう恐れのあるものは、水に溶いて薄めてから草地に流します。なるべくやりたくないんですけど、もう他に方法がありません。家なら庭にまくところです。
ひとつ失敗したのが、にんにく入りの調味料を薄めて草地に流したことでした。なんか、にんにく臭い。近くを通るとにんにくの臭いがして、これは大失敗です。食欲をそそるいい臭いなので、どこかで料理をしているような感じで、発生源は多分誰も気付かないでしょう。水分が飛ぶとにんにくは臭いが落ちます。一時の辛抱です。月曜日には消えてくれていることを祈ります。このところの強風により、地面の表面はすぐ乾いてくれると期待して。
ビンだけで40本くらい処理しています。PETやPEも含めると、かなりの数です。幸い、中身が露骨に腐っているのが二件しかなかったことでしょう。瓶詰めだと、食べられそうなものもあるんですよ。かつおフレークのラー油漬けなんて、油に入っているから中身は傷みません。ラー油も臭いでは酸化しているように感じませんでした。賞味期限は7年前に切れていて、開封済みです。やめた方がいいでしょうね。こういうのは小さいビニール袋に入れて集めました。たまご豆腐とかどうしますか。冷蔵されて未開封だけど、賞味期限は5年前に切れています。パックは密封で、痛みがあるかはわかりません。悪いけど、パックごと丸のまま捨てました。本来は容器と中身を分別すべきですが、開けて痛んでいると面倒で、そのまま燃やしてください。5年前の豆腐が、いくら密封でも痛んでないってことはあるんでしょうか。数を処理していたら、試食する余裕もありませんよ。
ジャムについては未開封のものを試食してみると、痛んでいませんでした。でも、おいしくありません。なんか、風味も香りのよさもないんですよ。みんな飛んでいて、甘みが残っているだけ。でも砂糖とも違い、生臭いんです。これをパンに塗って食べるには難易度が高いと思いました。無理です、まずくて食べられません。賞味期限から5年経って生きている食品は、食べられるけど元の味と何か違う、変なクセがある、腐っているのとは違う臭いがするパターンがほとんどです。食べられないことはないが、難易度が高すぎると言いますか。
鳥ガラスープの素も発見しました。粉末です。・・・てか、見たことのない色をしています。普通はクリーム色です。それが茶色をしております。これは水分を吸いやすいため、しけて成分が変質したと思われます。ダメです。どう変質しているのかわからない以上、危険と思えば捨てます。賞味期限も5年過ぎていました。ダメな典型的例です。未開封のごま油は、底に沈殿物があるものの、高い状態での密封だから、使えるかもと、可能性をかけてとってあります。開けて酸化していれば捨てますけどね。ごま油は沈殿物ができても品質に変化はありません。使えるかな。そういえば、開封済みのごま油がひとつあるんですよね。ちと今、品質確認をしてきました。臭いは問題ありません。サラダ油は酸化して臭いが変わっていたけれど、ごま油は酸化していないようです。味見・・・なんか、私の知っているごま油と違う。味はコクがなくて、ゴマの香りは半分以下に落ちています。ビン入りなんでね、使うことにしましょう。ビン入りは処理ができません。ゴマ油じゃオイルもかけられませんし。オイルに使える食用油は、亜麻仁油か、えごま油くらいです。これらに含まれるリノレン酸が健康に良いとされており、一方でこれがあるがゆえ、油が空気に触れると酸化しやすく、薄く塗ると乾燥します。普通の油はいつまでたっても油ですが、乾性油と呼ばれるこれらの油は、薄く塗って放置しておくと固体になります。普通の油も酸化するとべとべとになります。似ているようで、完全に固体になるのが乾性油の特徴です。ゴマ油でオイル作業はできないのでした。
ちなみに、写真にある三角コーナーは、たわし入れに使っていて、生ゴミは入れません。生ゴミは広げたゴミ袋に入れて、乾燥させています。作る料理を決めて、計画的に食品を使って食べきっているため、野菜の切れ端程度しか生ゴミは出ないのです。水気の少ないところで乾燥させると、臭いもなく、安全に捨てられます。
全部の作業を終えて、そのまま食事の準備をしました。今日はタイカレーです。具を自分で増やしてみました。具だくさんカレーが食べたくて。タイカレーは今回、ぼちぼち作る予定でいます。ご飯ができたら20時過ぎだし。おいおい、10時15分から台所でずっとやっているんだぞ、もう勘弁して。そんでも、冷蔵庫と台所の棚はほぼ完成しました。あと一部、レトルト食品の入っているところがあります。見る限りでは大丈夫そうで、むしろ食べてしまった方がいいような。ここはもう、一度見送ります。ゴミ袋がいっぱいになってしまいました。大きいのふたつ分です。今はベランダに出してあります。これを月曜日に捨てて、火曜日はビンやらプラごみを捨てて、水曜日は燃やせないゴミを捨てて、一段落ですかな。その残りの棚にゴミがあっても、木曜日に以降にも出せます。もう急ぐ必要はありません。
ここ、ゴミは朝の8時半までに出せというのですよ。普通は9時とかでないの、早いなここは。四街道は資源ゴミなら10時でも大丈夫だよ。はいはい、早く起きますって。明日はさすがに動けないかもしれません。もう冷凍庫は見る気力がなくなりました。これは来週にしましょう。ここには冷凍専用の、小さな冷凍庫が冷蔵庫と他にあります。問題はそっちです。冷凍庫は、食べられるものは食べられそうですね。水分さえ飛んでいなければ、冷凍のものは使えます。食べて減らせるかな。
製作の仕事は進みません。ま、昨日掃除は終わって、今日で食品関係は一段落済んだので、家のことはしばらく大丈夫です。言われているんですよ、やれって。ここに住むなら、住人として必要だからやれと。ワンフェスまで4ヶ月近くありますし、そこに今の時期から高速で準備しており、仕事以外で生活に必要なことは出てきてもやれます。今思うと、去年もっと積極的に来てやればよかったですね。いずれやる、って感覚で引っ張りすぎました。食品については、私だけの責任じゃないけど。2009年の乾麺がとってある時点で、こりゃおじさんが生きているうちからの問題だったのです。この家のことだけやっていたら、それだけで一ヶ月終わってしまいますわ。少しずつですね。

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