WF2018s レポ22018/07/31 22:55

売り上げが少なく、一見さんが多い回となりました。まず思ったのが、絶対的な人の流れの少なさでした。入場者数が少なくなったとは考えにくく、考えられるのが特異なこの場所です。今回は位置された島は、一箇所だけ飛び出ている島なのです。メッセの4~6ホールがひとまとまりで、6-05の島ですが、ここはなぜか、外側の外側なのです。図がないので説明が面倒ですね。4ホール側から外側を歩いてきた人は、直進してくると、我々の配置には来てくれません。島ひとつ飛び出ているため、我々がいた場所へ来るには、外側へ出ます。外側を見てくる直進の流れに乗れず、ここだけ別の流れになって、とにかく前を通る人が少ない、と思いました。今日はワンフェスに人が来てないの ? と思うくらい人の流れが少なく、この島でも内側は直線の流れに入りますが、この島のある場所だけ両サイドにディーラーがあることになり、内側も不利だと思います。来た友人からも、ここの場所は流れが少ないと言われました。我々は席を外せないので、他との比較ができませんが、毎度の感覚から流れの少なさを感じていました。お客さん視点でも少なかったようです。
だったら余計にレギュラーのお客さんを確保せねばなりませんでした。今回はそのための努力が足りず、お客さんが少ない事態に拍車をかけてしまいました。駆け出しからいつもの勢いがなく、途中から完全にいつもと違うことを悟りました。それに、いつもならたくさん買っていくタイプのお客さんが前半に集中するのに、今回は最初から小口買いのお客さんばかりで、一見さんの多さも感じました。何より、レギュラー化して売れ行きが少ないはずの商品がどんどん出て行く様子を見て、驚きました。
売り場作りにいつもより時間をかけてないこともあり、途中で入れ替えたり、売り切れると引っ込めたり、リアルタイムの調整は多めだったと思います。普段なら新商品が多めに出るのが普通で、なるべく新商品を優先します。今回は、新商品だから売れる、ということがなく、レギュラー品で戦えるのは楽ながら、新しく作っても出ないことには、焦りもありました。新商品があるのに、毎度のお客さんが来ていないということです。
情報戦略は常日頃から重要でした。印西のネット環境なしの生活では、新商品の情報を随時流すことができない欠点があります。一応、使えなくはないけれど、使いにくい場所というのがあり、わざわざそこまでしてまで流さなくても、という思考も働きました。これはなるべく流さないとダメでしょう。
一見さんのお客さんが多かった理由としては、商品が売り切れないまま最後まで残り続けた、に尽きると思います。普段なら、ラッシュが去った後の残り品を一見さんが買うのに、どの時間帯でも一見さんが選べたのはポイントでした。ここで確保したお客さんが次も来てくれるかはわからないけれど、ぼちぼちでもやっていれば商機があるのは確かです。
一見さんにより実はもっとも得をするのは衣料部の方で、今回レギュラー品在庫に頼っている状態でしたゆえ、安定して出ていたと思います、というより、商品数があまりに少なかったため、売れているように見えただけかもしれません。新商品も、最大でオビツ11用甚平の6個でした。いつもなら倍は作ります。
オビツ11用の需要は確実に伸びており、こと男性用衣類を女性が買っていくパターンが増えています。ドールショウでオビツ11というと、普通にドールとして女性用衣類が売られていて、最近は数も増えました。ワンフェスではフィギュアとしての性質が強く、おそらくオビツろいど化している人も多いでしょう。ワンフェスはフィギュアイベントですから、その辺はドールショウとの違いを感じます。ただ、男性用着物を作っているところをドールショウでもあまり見ないため、専売特許を感じる部分もあります。
衣料小物がぼちぼち出ました。衣料小物は幅広く使えるので、案外と想定されていなかった対象に使われることもあります。場慣れしている人は、ちゃんと自分の大事な相棒を連れてきていて、試しに合わせます。いろんなものが出てくるので、そういうのもあるのかと、勉強になります。

お客さんの対応で最も多いパターン、今回は、会計あちらですパターンでした。毎度多いながら、今回は特に多くなりました。小物や家具を買おうとすると、その場で会計しようとしてしまうケースです。そう、となりまで同じディーラーなのが見えていません。扱っているものが卓を境に完全に別、人間も年寄りと中年で分かれていて、おまけに小物担当者がほぼ接客役になっており、会計で待っている我々が存在感ないのは仕方ないと思います。でも、ここまで多いとは。最悪のパターンだと、片方だけしか見てもらえないことがあります。角地で片方が見えないのならまだしも、直線でこれは、今後同じことがあるなら考え物です。

と、こんな感じでしょうか。レギュラーのお客さんにどう戻ってきてもらえるかは課題でも、今までは新しいお客さんをどう呼び込むかにも悩んできたので、今回は広く勉強になりました。売り上げがいつもと違う分だけ、勉強することも多かったと思います。