ソファ 最終設計2016/12/08 23:38

次のワンフェスでは、ソファとソファテーブルを絶対に作りたいのです。前回作ろうかとも考えていましたが、間に合いませんでした。で、当初案がひとつあったものの、コストと手間がかかりすぎるのが大きな欠点で、それを克服する方法がありません。これは材料の都合で、どうにもできないのです。そこで、布を張りつつ、ヒノキを使うデザインのソファを考えることで克服を図ります。何度かデザインを考えてきて、いいものがひとつまとまりました。
ソファの断面図で、ほぼ実寸大です。これだと素材の配分が伝わりませんが、ひじかけを木にして、ソファ背面も木を使います。他は布張りです。ただ、やわらかい素材感はなく、座り心地は考えられていません。リアリティは削り取っております。特徴は、座面と背もたれは直角についていても、それが地面と水平になっていないことです。奥に少し倒し込んであり、高い安定性が期待できます。組み立てがその分面倒になりますが、そこまでは考えず、とにかくデザイン優先です。これの重要なところに、なるべく多くのフィギュアに対応させることがあります。
座面が極めて低いため、神姫Smallでも余裕の座り心地。ひじかけの高さも有効利用できる高さです。ゆったり足をのばしてくつろぐ座り方も、ひざを曲げて奥深く座ることもできます。
そしてオビツ11にも対応します。オビツ11でも足をつくことができます。この高さだと、キューポッシュは足がつきません。それくらいはまぁ、許容範囲かなと思います。座面を傾けているので、脚が着かなくても安定するはずです。背もたれがこの高さまであると、頭にひっかかる心配があります。これはキューポッシュもちょっと心配です。ただ、服を着せると持ち上がる高さが大きく、大丈夫ではないかと期待しております。作ってみないとわかりません。引っかかる場合は座布団で調整するなど、やり方はいくらでもあるでしょう。
神姫Tallにはやや低めの設定です。これはひざを曲げる座り方をさせてみました。やや低めでも、許容範囲には収まっているでしょう。かなりくつろぎ型ソファですので、足を伸ばすこと奨励です。ソファテーブルとの相性を考えると、足は伸ばした方が自然です。

かつて和紙のソファを作ったときは、神姫だけしか考えていなかったので、高さがありました。しかしうちの現状を考えると、神姫だけに対応という作り方はなかなかできません。なるべく一種類の設計にすべてが収まってくれるような、そういう設計が必要です。テーブルや縁台は、やむなく異なるサイズで設計していますが、需要が見込めるソファは個別設計するコストが高いです。
組み立てて売るのか、組み立て式にするのかでもだいぶ変わります。もし組み立て式にするなら、自分で好きな高さに座面を設定できますので、自分のフィギュア用の高さにできるのです。が、神姫の高さに合わせると、ひじかけが無意味になります。傾斜をつけてひじかけに座面を固定するのも難しいですね。うーむ、どうしようかな・・・。ただひとつ、生産性を上げるために、今までやったことのないことをしようと思っています。まずは試作ですか。