耐水やすりの違い2015/10/02 22:26

耐水やすりのことについて話そうかと思います。今日は400番を使う作業の日でした。オイルは研磨作業であると話しましたが、研磨には紙やすりを使います。この紙やすり、実はメーカーによって微妙な差があるのです。

私がメインで使っているのは SANKYO のもの。紙やすりはいろんなメーカーのものが店に置いてあるのではなくて、店ごとにひとつのメーカーから入れているのが普通です。私が普通買っているのはロイホでして、そうなると SANKYO です。J本で買うと NCA BUFFALO で、Nフコだと BELL STAR になります。NCA BUFFALO と、BELL STAR は性質が近いです。紙のやわらかさ、目の粗さなどはだいたい同じような感じです。私が SANKYO を使うのは、粒度が他の二社から比べると、同じものでも若干粗めであるのと、紙の硬さです。オイルを使うには非常に適しています。
今回、作業する前に400番を切らしていることに気がついて、Nフコで買うことにしました。夜J行く前にちょっと買ってきたのですよ。今日使ってみると、SANKYO より削れない、というより、同じ400番でも細かい感じで、がりがり削れません。当然その分、やすりがへたれるのも早く、通常400番はやすりの交換なしでいけますが、途中からへたりを感じてきました。終了ころには四辺がはげかかってきました。決して品質が悪いのではなく、細かいやすりほど寿命は短くなりますので、BELL STAR は SANKYO より細かいようです。しかしおそらく、800番くらいまでいけば変化は少ないと思います。400番は顕著に違いました。ヒノキの作業なら、むしろ BELL STAR の方が使いやすいかもしれません。チーク相手だと、SANKYO でないとちょっときつい感じでした。わかってはいたのですが、BELL STAR の400番を使ったことがなかったので、今回あらためて実感しました。
耐水やすりは同じようでメーカーにより違います。