円板乾燥機2019/01/24 23:25

ちゃぶ台の乾燥機を四街道に置いていても価値がないため、こちらへ持ってきました。せめて安定して売れるちゃぶ台だけでも、ワンフェスに何とか持って行きたいと思います。家具は時間内に作れるものに限りがあり、ならば優先的に作れるのは、生産性が高く、売れるちゃぶ台なのでした。
入り口に近い部屋を木材作業用に使っております。寒いため、普段生活には使いません。ほぼ倉庫がわりです。夏場はきっちり開けておかないとカビになる厄介な部屋でもあります。そこにちゃぶ台がそろいました。ついにここまできてしまったか。
最初からやるのは40枚、残りは#1200からの作業です。ちゃぶ台の生産数が60なのに、40枚しか作れないこの乾燥場はやや非効率なのではと、以前から思います。あと20枚、増やすなら下に増築ですよね。結局、普段から少しずつ作っていれば何も60枚同時に生産する必要はないからこうなっているので、今回のような事態は特別といえます。ちゃぶ台は普段から作ってきたのに、もう半年ほど作れないでいました。ここで過ごした多くの時間は、おなかが悪い時間でしたゆえ。
フェスに60枚持っていければひとまず何とかなります。で、その後もぼちぼち生産すると。委託にも定期的に数を入れなくてはなりません。その分もまとめて作って削っていきます。委託は20枚あれば一年はもつでしょう。最近は一度に二枚ずつしか入れません。売れないときもあるし、場所がないから、微量を入れます。それでもないと困るのがちゃぶ台です。
色の枚数は、材料の性質から本来は決まってくるものですが、なるべく4枚単位でないと不便です。今回はきっちり4枚でした。チークの含む油分が多いほど、濃い色に向きます。今回は4枚が非常に油の少ないもので、それだけは色を薄く仕上げます。オイルは時間が経つほど色が黄色味を帯びてきます。これはまだ一日目で、色がかなり薄く、原木に近い色です。でも、こういう色合いもいいと思っています。チークの円板が確保できているだけいいかとも。
チークは手に入れにくくなってきました。私は製造元から直接買っているため、大量買いをしつつも選ぶことができますが、J本2のような店頭で買うには、数が減ってきました。ちなみに、材料の値段は大きく跳ね上がりました。儲けは減っているんですよね。これもそろそろオイルを電動工具かな。ただ、電動工具を使うとやすりがあっという間にダメになるので、一概にいいとも言えません。企業努力もこれには限界があるのですよ。それなのに値上げはしないという。