ゲーマー魂 編集過程32017/10/24 23:07

何だか今までになくここへのアクセス数が増えております。なぜ、なぜ ? よくわからないけど、いつも通りいきます。
ゲーマー魂をどうやって編集しているか、今日はせりふに画像キャプチャーが入っている場合です。ゲーマー魂では、解説にファミコンから取り込んだ画面を入れることがあります。同人誌の引用レベルであれこれ言われることもないでしょう。小さいけれども最低限度がわかる大きさで入れます。最近は互換機を使って HDMI で高画質出力できる環境もありながら、相変わらず実機でやっています。というか、HDMI を録画できる環境を持っていません。それに、基本は実機主義です。
キャプチャー入りのせりふも、専用雛形を用意しています。画像の位置をその都度合わせなくてもよく、すでに大きさの目安となる画像が入っているため、それを使った文章の改行調整ができます。文章の改行調整は、キャプチャー画像があろうがなかろうが同じです。文章が長い場合、画像の下にも文章は回りこみます。では、画像を取り込みましょう。
映像はあらかじめ撮っておきます。それを Windows Media Player でサイズ変更なしに再生します。WMP は最大化して、プレイヤーの位置が動かないよう固定します。再生しながら、理想の絵を一時停止で止めます。 そうしたら Print Screen を押して、画面をコピーします。Windows XP の時代は、動画を Print Screen で取り込むことはできませんでした。今はその点便利です。
で、作業に使っているPCの画面サイズは固定ですから、Print Screen で取り込める画像の位置は常に固定になります。それを利用して、取り込みの雛形を用意しているのです。雛形を読み込んで、そのまま Ctrl + V をすれば、取り込んだ画像が貼り付けられます。レイヤー3には、本に使う大きさの選択範囲となる大きさが用意されています。その選択範囲を読み込み、コピーすれば必要な大きさが簡単に取り出せます。この大きさは、テレビに映る実際のサイズです。取り込みはテレビに映らない部分も取り込むため、テレビで見るより大きく見えます。複雑なことをしているようで、ショートカットを使って操作するため、作業は一瞬で終わります。
切り取った画像は、貼り付け前の処理をするところに持ってきます。印刷に出すと画面が暗く印刷されがちのため、画面を明るくする処理をします。いちいち調整は面倒なため、雛形に貼り付けて画像を統合すれば終了するようになっています。Photoshop では、色調補正をレイヤー化できるのです。
貼り付けるため、画像解像度を変えます。幅を477指定します。どちらかというと高さを360にするための処理です。大きさを変えたら、せりふのところにガイドに従って持ってくれば、キャプチャー画像の処理は終了です。顔の編集は通常のせりふと同じように行い、最後は画像を統合してページに入れるのです。
せりふがページいっぱいになったら、せりふの空間を等間隔にします。このときはグリッドを表示し、ページの余白に合わせて適宜調整します。グリッドは 16px を 8px で分割するよう設定しています。これは、Web 編集の頃の名残です。印刷物の編集ながら、mm 単位ではなく、px 単位で行うのが私の特徴です。そこが DTP との違いです。むろん、mm で取るべきところはそれで取っていて、編集のやりやすさによって変えているのです。

結局 Photoshop は 1px 単位で扱うものですから、細かい調整には px の方が向いています。現物の大きさを想像できない欠点はありますが、慣れも重要です。最初に大きさを決めてしまえば、その大きさを基準に px 単位で編集していくことができます。要は手順です。