ゲーマー魂 編集過程12017/10/22 23:36

あ、今日は選挙でしたね。雨がひどくないうちに行ってきました。
毎日原稿状態の中で新しい話題も難しいので、この際どうやって原稿を作っているのか、裏を紹介しようと思います。
まず、原稿は印刷会社でデジタル入稿します。文字原稿だからといって、ワープロソフトやPDFで入稿することはしません。ソフト依存環境で入稿することはリスクが高いのと、そういうソフトでの編集は自由度が低いからです。すべて画像にし、漫画の入稿と同じようにします。編集は Photoshop で行い、PSD で入稿します。入稿には印刷所で決められたルールがありますので、解像度や用紙のサイズ設定は、印刷所のルールに従います。
原稿の管理は、フォルダ管理からすべてルールを決めています。ファイル名と原稿のページ数は必ず合わせることになっております。さて、gamer00 というのがありますが、これが編集前のテンプレートです。この中に文章を詰めていくのが作業です。
テンプレートは単純に構造化されています。ページの右か左かで、HEADER が変わります。まずここを選択して、いらない方を削除します。この HEADER の役割は、単純にデザイン以上に、見開きを間違えないようにする役目があります。
次はページ数を書き換えます。ここは文字ですので、そのまま文字編集をすれば簡単にできます。そしてこの場でファイル名を付けて保存します。これをしておかないと、たまに間違えてテンプレを上書きしてしまうことがあるのです。もちろん、テンプレはバックアップがあります。
原稿は、外側に 3mm の余白をとって制作します。この余白は、内側を削るのではなくて、外側に付け足して作ります。編集段階では完成原稿より大きくなっていて、編集していると余白の感覚が狂います。そのため、たちしろを黒くして、実際の大きさがわかるように編集しています。完成原稿でこのたちしろの黒は消してしまいます。
水色の線が入っておりますが、これはガイドです。Photoshop ではガイドをつけると、そこにスナップする性質があります。えぇ、スナップというのは、吸着することです。ここに何かの素材が近づくと、ぴたっとくっつきます。大事なのは内側の枠で、この中にせりふが入っていくとき、ぴったりガイドにおさまります。いちいち場所を合わせることなく、置けばはみ出ないようなレイアウトになります。上限、下限もここで合わせ、この中に入るよう、せりふの数を割り振るのです。

と、まずはページのテンプレートについて書きました。しばらく同じようなネタで引っ張ります。