ゲーマー魂 編集過程22017/10/23 22:39

ゲーマー魂はどうやってレイアウトしているの、第二弾です。私がこういうやり方をしているのは、Webの仕事をしていた名残はあると思います。私が最初に作った同人誌が BK MANIA Extra Bookで、それを書いていたころは図書館でWebの仕事をしているころでした。何をやるでもPhotoshopで、ただイラストを描くのとはまったく違った使い方をしていました。本来のソフトの特技である写真の編集から、Web素材の作成、Webのデザイン構想まで、全部Photoshopひとつでまかないます。そんな延長から、今も同じことをしています。Photoshopを初めて使ったのは4.0のころで、大学一年、つまり1998年で、それからずっとPhotoshopを使っていれば、ほとんどすべての機能を使いこなすことができますよ。機能をフルに活かすと、DTPまがいのこともできます。
最初の原稿はOpenOffice.org Writerで作られていて、まずはこれから入れるせりふを選択してコピーします。せりふの長さは重要な情報で、これにより使う雛形の大きさが変わります。
雛形は使う行数によってすでにファイル化されています。ひとつを用意してそのたびカットしているより、こうした方が圧倒的に早いです。画像のキャプチャーを入れるものも行数によって雛形を用意しています。このファイルは、Photoshopの「開く」から直接開きます。これは、保存した場所から次の開くが行われるため、ページの情報と同じ場所に保存しておくと便利なのです。ただ、実際何行になるのかは、やっていれば検討がつくものの、入れてみたら合わなかったということもあります。これは、文を区切りのよい場所で改行する関係もあり、合わない場合は雛形を変えます。そのため、文章を最初に編集することが第一です。
せりふの雛形は内部がやはり構造化されています。編集するとき忘れないように、画像のサイズも情報として入っています。Photoshopでは、文字は文字で編集できます。方法はふたつあり、その場で打って書き始めることと、テキストエリアを作って、その中を書き換える方法です。せりふファイルはテキストエリア方式になっています。こうすると、テキストエリア内で折り返しが自動設定されるため、文章がはみ出てしまうことがありません。文書ファイルからコピーしたものを貼り付けたとき、行数が合うかも判断できます。
せりふ編集時には、編集するページと、その前のページを必ず表示します。これは、顔を合わせるためです。用意してある顔は何種類かあり、どれを使うかを選びます。そのとき、同じ顔が近いページで何度も出てこないようにするため、割り付けを考えます。顔の種類によってできる表情の数も違うため、そこも考慮します。
せりふに合わせる顔を選びます。これは開くではなく、エクスプローラーから持ってきます。ファイルの管理上、この方が効率的です。「開く」でやっていると、雛形と同じ場所に入るため、開く作業が遅くなります。これも長年で編み出されたやり方です。
顔の種類を決めたら、表情の編集をします。文章の内容に合わせ、しっくりくる表情を作ります。顔のパーツは分割されており、重ね合わせの順番も、すべての顔ファイルで同じです。各カテゴリーの中で、表示したいものを選べば、その組み合わせで表情が作れる仕組みです。
くちフォルダを開くと、中には口が何種類か入っています。その中で使いたいものだけを選んで表示させると、表情が変わります。ほとんどの表情は、口と眉毛で決まります。目を閉じている表情は、目のラインを残し、眼球を非表示にするだけです。眼球を動かして、視線を変えることもよくします。この例では口だけ選びました。
完成した表情は画像を統合し、360pxに大きさを変更します。大きさ変更も面倒じゃ、と思われると思いますが、小さく作ってしまうと、大きくすることが苦手です。できなくはありません。顔は全部ベクトルデータなので、伸縮可能ですが、線の太さまでは正確に伸縮できないため、ある程度の大きさを持っていないとだめなのです。また、小さいと表情を確認しづらくなります。作業のためにはある程度の大きさが必要です。統合した顔は、せりふの顔の位置にはめこみます。これは、ガイドがあるため、自動的に最適な位置に吸い付いてくれます。
せりふの画像を統合して一枚にし、ページに入れます。左右の位置は、ガイドがあるため合わせる必要はありません。contentsフォルダの中に、せりふが順番に入っていきます。これをページがいっぱいになるまで繰り返して、1ページを構成するのです。ひたすら単純作業の繰り返しというのがおわかりいただけたでしょうか。今はこうして方法が確立しているのですけれど、最初はデータ作りから始めたので大変でした。雛形や顔データも、作業を通して改良を加えて最適化しています。今回も雛形のデータを全部一度書き換えました。やっぱりまだ効率化できることがあるんですね。

今回はせりふのみの場合についてのやり方でしたが、画像のキャプチャがつくと、またやり方が違います。それは次回にしましょう。