コスト的に失敗2018/10/10 21:47

今日は天気がよく、エアブラシ日和でした。朝はおなかが悪くて動けず、午後から動きました。Uソファの塗装をします。
新しく白を加えようと思いまして、この前、ガイアノーツの白サフを買ってきました。で、これをいつも通りエアブラシで吹きます。通常はファレホなのに、ラッカー系を選んだのは、塗膜強度の問題です。ファレホは便利な一方で、こういうものに使うには塗膜の強度が低く、傷になりやすく、加えて塗膜が他のものとくっつきやすい欠点を持っていました。そろそろ考えるべきだと思い、まず白をラッカーでやることにします。
白はファレホを買っていないため、いきなりラッカーです。ラッカーだとどれくらい塗料が必要なのかも計算する必要がありました。他の色は下地にファレホ、仕上げにつや消しクリアを吹いて仕上げる予定です。白だけ完全にラッカーにしたのは、ゴミに弱い色で、場合によってすぐ白の塗り直しが発生するからでした。水性塗料とラッカー塗料を同じエアブラシで簡単に入れ替えることはできません。
結論、ラッカーは塗料の消費が多すぎ、完全なラッカー仕上げは難しいとわかりました。白は隠蔽しにくいのもありますが、5組仕上げるのに塗料を約20mlも消費しました。ファレホは17mlで14組くらい塗れます。
考えられる原因は、塗料の伸びの違いです。水性は乾燥に時間がかかり、その分塗料がエアブラシでもよく伸びます。だから広い面積を塗る時、この伸びが効果的に作用します。乾燥の早いラッカーは、塗料はすぐに固まり伸びません。もしラッカーで仕上げたいなら、安いスプレー缶の塗料を買ってきて下塗りし、仕上げだけエアブラシでやる方法がよいでしょう。白だけは、クリアを吹くのは難しいと思います。やれなくはない、だけど、失敗のコストを考えれば、安い白、高い白で重ねるしか方法はないでしょう。
予想外の高コストぶりに思わず面食らった気分です。ひとまず、コストがわかっただけでも収穫になりました。黒を吹く場合は、下地にファレホ、仕上げはクリアラッカーにしようと思います。作業が面倒です。水性塗料は完全乾燥に24時間をみていて、結局塗装が二日に分かれてしまうんですよ。早さを取るなら、黒も安いスプレー缶で下地を作り、仕上げは黒にする方法があります。この方法の利点に、スプレーなら塗るのが高速というのがあります。エアブラシが口径0.3では、塗るのに時間がかかるんですよ。でもそのために0.5のエアブラシを入れるわけにもいきませんしね。白と黒は、どこのメーカーでも大きく色が変わらず、こうした方法が取れます。他の色ではもちろん無理です。ファレホの色を使いたいので。うーん、明日黒のスプレー缶を買ってくるかな。時は金なりとも言う。