丸皿の粘土2016/06/02 23:35

昨日まで張り詰めていたものが取れまして、今日はもうぐったりです。ぐったりだけど、作業を進めていました。少し休みたいと思いますが、いつ休もうかもわからず、今日も一日働きました。
さてや、丸皿についてお話しましょう。うちでは陶器丸皿というのを出していますが、そのまま売る場合から皿物まで、かなりの数が出ます。その皿、あれは粘土ですが、よく見ると陶器のような、独特の質感があります。あれについてよく聞かれますが、あれはそういう粘土を買って使っているのではなくて、自分で粘土から作ります。
丸皿用の粘土は、あらかじめまとめて作っておき、皿を少しずつ作っていきます。粘土をそのたび作っていると、道具を出してくるのも手間ですから、作れるときに作っておくことが大切です。今日は新しい粘土を開けて、まとめて作りました。
このように砂を混ぜます。混ぜる砂は三種類あって、混ぜる量は目分量で決まっています。同時に、砂を入れる前に粘土に水をつけて、水分大目にすることも大事です。これは保存に耐えうるためと、作業中に水が奪われやすいためです。薄く粘土をのばすと、表面積が増えますから、一気に粘土が乾燥してしまいます。作業中何度ものばし直しを行うため、あらかじめ水分を多くして対処するのです。
砂を混ぜたら袋に入れて保存し、皿を作るときに出してきます。間違えてみかんなどを作るときに使ってしまうと最悪ですが、見れば間違えることはありません。これくらいの大きさだと、ロット半分くらいの量です。かなり粘土は使います。ですが、こうして大量に使うと、粘土を開封して長期保存することを避けられますから、理にかなっています。粘土が余って固まってしまうことが最悪です。そうなる前に作ってしまうこと、これです。