化石にしたくない名車2011/08/09 22:51

なんだかんだ最終仕上げに5時間以上もかかってしまい、今日は千葉へ持って行くのをあきらめましたが、ワンフェスの区切り目であるこのプラモをやっと完成させました。ああ、やっとワンフェス終わった感じ ? 結局一週間ではできませんでしたね。それでもやると決めていたことをやれると落ち着くんですわ。

NISSAN Fairlady Z Version S 2seater 300ZX (1993)
FUJIMI 1/24 インチアップシリーズ ID-28
と、こんな感じでございます。部分的で細かいことはまた次に説明しますが、外装と内装はこんな感じ。もっと時間かけてゆっくりやればさらによい仕上がりになりましたが、第一目標は千葉の Y-Sub のコンテストに出すことですので、仕上げることを重視しました。

NISSAN Fairlady Z Version S 2seater 300ZX (1993)
FUJIMI 1/24 インチアップシリーズ ID-28

買ったのは船橋のVOLKSで、788円。定価で買っても1000円です。ワンフェス終わったら区切りで作りたいと、あるとき買っておきました。常時生産されているものですが、金型そのものは古く、いろいろ問題もあります。
FUJIMI のインチアップシリーズは、最近出ているものは違いますが、実車を精密に再現することより、どちらかといえば作りやすくコレクション性の高いものです。見える部分だけそれの形をしていればいい、大雑把ではあるけれど、手軽にその車をそばに置いておけるのが魅力です。
ところが、金型が古いものほど問題が出てきます。まず、部品のかみ合わせが悪い。スナップキットではありませんから、一応仮組みはするけれど、接着しないと完全なものはわかりません。今回はものすごい量を直しました。かみ合わせがちゃんといっていれば、おそらく時間は半分で済んだはずです。
問題その2、シャーシが共通シャーシである。FRや4WDだと、高い確率で SKYLINE シャーシにされます。Z の特徴である左右対称のシャーシは見られず、上は Z だけど下は SKYLINE という不思議なモデルができあがります。
問題その3、簡略されているがゆえ、肉抜きならぬ肉埋めがある。これは FUJIMI 以外でも、部品数を減らすために仕方なく行われることが多いですが、今回はブレーキまわりを直しました。
たまに成型状態がよくなくて、ヒケが穴のようになっていたり、ヒケが大きいのもあるのですが、とにかく値段が値段だけにある程度品質が落ちるのは覚悟せねばなりません。今回のはけっこう埋めて直しました。まあ、最近の金型のものではまずないのですが、古いものの問題です。最近のものは値段も上がっていて、しっかりしています。

しかしです、ちゃんと作れば十分みごたえあるものができます。この写真から見える微妙なディテールアップを紹介します。
前照灯の裏にメッキパーツを貼り付けました。次に写真で見せようと思います。リアですが、マフラーの出口を金属パーツに置き換えました。専用のものではなく、アクセサリー用のメッキパイプで、単価にすると一本20円。
バックミラー、サイドミラーにハセガワの曲面追従シート「ミラーフィニッシュ」を使っています。サイドミラーは部品のヒケが大きく、埋めるのも難しいので、プラ板を切り出してフタをする形でつけました。
内装はシート裏の肉抜き穴を埋めました。ステアは純正だと大きいので、最近の傾向である小型のものに変えています。キットではATしかありませんが、自作したMTパーツをつけました。
シフトノブのカバーは光硬化パテで作り、ノブは真ちゅう線にミラーフィニッシュを巻いて、残りを黒で塗装しました。直線状のノブが純正で付いていることはまずありませんが、AUTOBACS などのパーツ屋に行くとよく見かけます。

さて、この色使いですが、5代目 Fairlady Z の店頭モデルの風合いにしています。ちなみにこのZは4代目です。1990年代ぐらいまで、スポーツでも内装はグレー系というのがけっこうありました。この車もしかり。しかし今日の視点から見ると、グレー系は質感に劣る印象が否めません。そこで、色調だけで質感を高めてみようと考えました。内装の基本色が黒と白 10 : 1 なのは、5代目Zの内装基本色なのです。シートの色もそうです。ただ、チタン調パネルは独自の発想でやりました。どうしても5代目と内装は違いますから、まったく同じにはできません。でも基本色のままだとシートだけ浮いてしまって、結局チタン調を取り入れました。ドアの一部にも入れるのが最近の風潮です。車体色の銀も、5代目の標準色ですね。
ボディはサフから光沢黒、ガイア EX Silver、 Super Fine Silver、Super Clear III、99工房クリア(本物の車の修理に使うもののスプレーから置換)でできています。Super Fine Silver まで、下地は1500~2000番ですべて平滑面を作ってから塗装しています。最終最後にポリマーで表面を保護して終了です。ポリマーはタイヤにもかけておきます。こうするとタイヤの黒がはっきりして、経年劣化で白くなっていくのも防ぐことができます。白くなってもポリマーをつければ直りますけどね、一応。

車そのものはもう古いものだけど、古臭さより落ち着いた渋みのほうがうまく出たように思います。銀を美しく見せるのがこれの最大の課題でしたが、完全にうまくいったとは思えません。工夫すべきところや注意点もたくさん見つかりました。それでも見られる質感にはなったので、問題は次で改善すればいいし、まずは満足ですかな。次回はシャーシや細かい部品の話をしてこのプラモの話は終了です。