今年一年は2021/01/01 17:10

毎年は初詣に行きますが、12月31日に24時間起きて生活調整という異例の事態になったことから、普通に寝て起きる日になりました。そして脱力。両脚、両腕の自由がほぼなくなりました。腕は上に持ち上げなければそこそこ動けます。でも、おせちをまともに食べることはできませんでした。
ひとまず元日ですので、日記より目標を。といっても、目標の立てようがありません。疫病でイベントがどこまで制限されるのか。アキバの委託を再開する目処が立つのかどうか。常に短期的状況を見て考える必要があり、一か月で事態が急変する日常ですから、今のうちはレギュラー品を製作して在庫を作っておくことを目標にします。
毎度は委託に合わせてレギュラー品も作り、在庫を確保してきました。委託の残りを少量でもイベント売りに持って来ることができたので、数が少なくても種類は保てていました。委託がなくなって在庫の確保ができておらず、以前のように地道に作りためる必要が出てきます。でも売れる場所がないから強制力もなく、今月中にこれを何が何でも仕上げるみたいな、自分を持ち上げる力が出ません。無理ならやらなくていいよね、という空気が蔓延し、確実に気が緩んでいます。昨年はこれにエモクリが加わって、エモクリさえできていれば創造意欲がほとんど満たされてしまう日常に落ち着いていました。それはそれで、今後仕事にも活かせる重要なことが手に入っているので、悪くなかったとは思います。あまりに時間泥棒なエモクリですが。
エモクリをやってひとつ思ったことが、計画性を持った制作をすることの大切さと、人に見てもらうためにする工夫の再認識です。長らくイベントに出続けていれば、当日はある程度流れに任せてやれてしまいます。もちろん、流れに合わせるのは非常に大変なことで、当日それが恐ろしく神経を使うことでもあるのですが、慣れてきます。毎度同じになりがちで、新しいものが出てくる気質も失われてきます。新商品を考えるのも、割と固定的なものから考えるようになってきて、いろんなものを摂取しなくなります。それで成り立ちもします。でも、仕事が減ってゲームに回すようなことが出ても、やればやるなりにアイディアが見つかったり、方法が見つかるもので、そういうのができる時間がたまたまあったのは、悪いことではありません。
イベントも委託もなくても、エモクリがあったのが逆によかったのかなと。少し製作状況を見直すきっかけにもなりました。エモクリをやって、自分が今までやってきたことがそのまま使えることも分かった一方で、最初のうちから洗練したものを作れませんでした。あくまで自己満足の延長でしかなく、そもそも公開するものを作る気もなかったために、適当でした。公開するようになって、また新しい見方が必要になって、洗練された作りを考えるようになりました。結局、今の方法論さえあれば何をやってもうまくいくような気分になっていましたが、そうではありませんでした。過信です。
これからものを作っていく上で、常に初心者の気持ちを忘れてはならないと思いました。もちろん、ミニチュアを作っていれば、こういうものは売れるとか売れないとかがわかってきますが、油断せずにやっていくことが大事です。イベントで数多くのものを売ってくると、売れないものも出てきます。失敗に慣れていて、失敗から学び取ることが少なくなっていたように思います。でも、自分が自信をもって勧められるものでなければ売る意味なんてない世界だから、常に自信を持つことも大切だし、このバランスは難しいです。下出に出つつ、自信は持つこと。
当面は在庫を確保する目的意識を持ちながら、ものを作っていける体制を整えることが目標です。手が休まらなければそれで大丈夫です。

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