あまり刺激的なことができない状況でもありましたが、ぼちぼち仕事にも戻ってきました。少しは音楽を聴いて楽しむ余裕も出てきました。久々にThunder Force Vの音楽を聴きたくなっても、それすら刺激的になることがあります。刺激に対する対応力が下がっているように思います。そろそろ刺激の強いゲームを引退する時期も近いのかと思うようになってきました。
いけそうだと思った時、思い切って仕事に向かい、CDもかけます。ただし、一時間くらいしか同じ作業に集中できず、場当たりでやることを変えながら過ごします。調子が悪い時はこうなります。TF Vも音楽はいいんですけどね。ゲームとしては、世間が言うほどかな・・・という印象。結局、VからTFを知った人と、それ以前のシリーズを知っている人とで大きく差が開いています。IVは素早い武器切り替えや状況判断の上のスピード調整など、覚えでは対処しきれない独特のセンスを必要とされましたが、Vになってそれがなくなり、Free Rangeという武器で敵を瞬殺するゲームになって、シリーズの特徴である武器選択やスピード調整がほとんどいらなくなってしまいました。ゲーム性は明らかに退化していて、でも、これがシリーズ上の作品でない単品として見るならば、こういうゲームとして遊べます。過去のシリーズをやっているとつまらなくなっているのに、演出面は洗練されていて、これがまた厄介。
音楽はSC88Proで作られているわけですが、やはり大人の力を感じます。私が88Proを手に入れても、まだFMの技術が主流だったし、音源の使い方もわからない部分が多く、音楽もわかったつもりで作ると別物でした。使いこなせるには年月が必要で、ストレートに言えばMIDI音源に初めて触れて、88Proの仕様がわかるまで5年かかります。あらかじめMIDI音源に触れていれば、88Proを理解するにもそう時間はかからないでしょう。TF Vの音楽は、あらかじめMIDI音源に触れ、ゲーム音楽を作ってきた人だからできるレベルの88Proです。全盛期の私でもここまでできないでしょうね。というか、音楽全盛期の時は、今なんかより理想ばかり見ていて、地に足つけて動けていませんでしたが。
CDを一周聞いては別のことをしての繰り返しでした。追加の薬は入れずにやれています。でもきつい。