実験で理屈を得る2020/02/25 22:53

短いストーリーで終わらせようと思っていたものが、ひとまず詰んでしまったために、これは再構築し直すネタにします。最初に作ってしまうと、後からの変更がきつくなるのが全体的仕様で、今作り直すと心が折れます。ここでだいたいのことはわかりました。何が必要か、何をしたらいけないのか。
胸くそ悪い生徒会長は置いておき、その関係者である別の子のストーリーを作ります。むしろ、こちらが本命でして、今入れられるものを全部入れるつもりです。もちろん、実験も欠かせません。
Hパートの作り方も勉強していきます。従来のillusion作品では、Hパートカメラの初期位置はあまりよくなく、自分でいじる必要がありました。エモクリでは、初期位置を設定できるので、そこだけで見ることを前提に作ることもできます。もちろん、プレイヤーがカメラ操作可能でも、こちらが見せたい位置をあらかじめ設定しておけば、いじらなくでも十分見られるわけです。
えぇ、音声と顔データが正しく再生されないのです。これは致命的バグで、ひとまずそこは作らないでやるとしまして、作り方を見ていきます。実際は、バグがなぜ発生するのか、様々な状況を試し、そのために相当量の時間を使いました。結論、単純なバグで、設定でどうこうなるものでないとわかりました。ひどい・・・。
使うシチュエイションを最初に選ぶと、そこだけ設定すれば大丈夫です。あと、シチュエイションが変化しても、その間でのコピペがきくため、作る項目は非常に多いながら、コピペがあるだけ救いかと。ADVパートと違い、カメラやライト設定は、Hパートで全部共通になります。いいような、悪いような。
理屈のわからないものがたくさん出てきました。わかるまで、何度も細かい実験と失敗を繰り返します。多分、ヘルプを見てもダメでしょう。こういうのは、動かさないとダメなんですよ。どうしてこういう挙動を起こすの ? というのは、数値をいじってみて、初めて納得します。
苦労するのはIKです。あらかじめ用意されているモーションからIKで配置を変更し、細かいカスタマイズも可能になります。ところが、IKの場合、自由に関節を動かせるわけではありません。例えば、座っている、しゃがんでいるという二つのポーズでは、腰の向きや脚の向きが違います。しゃがみは脚をひねって、外側に向けていて、腰も落としています。これをIKで変更して、座っているポーズに変更できるのか ? と言えば、できません。脚のひねりは、足首のひねりで関係する範囲までで、IKで脚のひねりまで調整はできないのです。
理想のポーズと動きを得るためには、立っている動きから寝ている動きを作ったり、動きに近いものかつIK調整で変更可能なものと、様々な発想が必要です。発想が固いと作れません。こういう勝負は好きですよ。