池袋とアキバの撤退2023/10/06 22:01

池袋の契約は10月14日までですが、アキバはすでに精算期限を大幅に過ぎており、特別な計らいで置かせてもらっています。取りに行くはずだったのは9月29日でしたが、28日に母が亡くなり、葬儀の関係で行けなくなりました。9月中に行けなければもう一度連絡ということで、その旨を伝えて延長してもらっていました。しかし厚意とはいえあまり放置はできず、早めの行動として本日回収を予定していました。あらかじめ連絡を入れておき、先に池袋から回収します。
13時半に予約しまして、撤退なので荷物の片づけは簡単です。ただ、販売期間内につき撤退の際の商品抹消手続きもあるので、そこそこ時間はかかりました。
全部空にして、棚まで引き上げると一抹の寂しさがこみ上げてきます。最初の更新は4人で店に来て、設置などをやりました。荷物が多かったので運んでもらったのです。深いことを考えてはいけません。でもやっぱり、こんな形で終わりにするよりきれいに終わりたかったのはあります。・・・元々池袋は撤退するつもりでしたが、本当は9月もしっかり商品は入れたかったし、契約最後までやれればよかったのですが、仕方ありません。でもこれを一番嘆いているのは母なので、深いことは言わないでおきましょう。マンドラゴラの一員として、自分の健康のためにディーラー活動が止まってしまうことはどれほど心苦しいことか、私も理解できます。
さすがに10か月やっていればお店にも顔が通るようになりまして、最後は撤退を惜しまれました。あの店でドールを扱っている中ではちゃんと売れている方だったと思っています。ただ、手間もかかりますしショバ代も大きく、実質の利益は厳しいものでした。ところが8月の売り上げは非常に大きくなりまして、今まで入れてなかったものを入れることで固定客がある程度買って行ってくれる状況はでき、その時新規の客が来てくれれば儲けもので、間を縫うように動かない在庫が出ていくこともあります。池袋もそうやって回転すれば商売になる金額が出せるようですが、そんなに毎月新しいものは作れないし、商品登録の手続きも多いし、コストも相応につくのが池袋です。売れた8月も出ていくものの多くは靴系と腕時計の600円商品です。それで万単位の売り上げを出していくのだから、来客の多さはあったでしょう。客寄せパンダとしての役割は果たせていたと思われます。
最後にお礼を渡して後にしました。そのままアキバへ直行です。アキバの方が手続きも少なく簡単ですが、やっぱり片付けながら悲しみがこみ上げることは変わらず。アキバに商品を入れる時は、たいてい親も見に来ていました。駐車場を確保すると、更新は一時間程度で終わるので、車で待っているより店に来て様子を見ます。その時は商品がちゃんと見えるかなど、置き方の客観チェックもしてもらいました。まぁ、そういうおかげでノウハウも育ったので、悲しく考えてはいけません。できることは早くに戻ることです。アキバの売り上げ報告は早いうちにできていましたので、とにかく早くに復活することだけを望んでいました。くよくよできません。
アキバでもお礼の品を渡し、年末年始商戦には復活したい旨を告げて後にしました。お店には本当によくしていただきました。ガチャポン会館時代とは担当の方が変わりましたが、非常によくやってくださいました。たまたま前回、長らくお世話になっていたガチャポン会館時代の方と店でお会いしてお話もできたし、せっかく復帰できたところでのこれは残念です。母のためにも、早く戻ることがすべてです。アキバでも回転率が高く、精算中でも販売再開はいつなのかよく聞かれるそうで、こちらもお客さんの思いに応えるべく、年末商戦から復活をかけます。目標は12月15日です。
終わったら買い物です。明日は千葉へ行く予定ですので、買えるかどうかわからないものだけアキバで買っておき、あとは千葉で買うことにします。しばらくはプラモ漬けの生活を送りたいのですが、何をやってもBefore Afterになってしまうため、普段は作らないバイクモデルを買うことにしています。これを作って区切りにしようかと。ひとまずやすりを買いました。ところが必要な品がひとつそろわず、VOLKSで買うことにしました。目標のものを見つけられなくて店員さんに聞きました。さすがVOLKSだけあって、聞けば絶対に答えが返ってきます。私はVOLKSのここが好きでして、必ず店員さんがそれぞれのコーナーにいて、聞くと商品を教えてくれるしアドバイスももらえます。全国展開しながらこういう対応をしてくれる店はここしかありません。さすがですね。欲しいものはいくらでもあるけれど、いかんせん気力が動かず。あみあみも見るだけで終わりました。
回収は無事に終わり、夕食はみろべーです。このところ委託が終わるとみろべーになるパターンが多いので、今日はみろべーだと決めていました。みろべーに行くと、様子を見てから水の数を調整してくれます。4人で来ることが多いので、行くといきなり水が4人分出てくることもありますが、たまに私の欠員があるために、3人かどうかを見てから対応してくれるのです。で、食べ終わった後、いつものわたなべさん(親)の方に、実はと話しました。今日は一緒に行こうと写真を持っていたので見せて、今日は3人だからちょっと不思議に思っていて、そんなことになっていたとはと驚き、いきなり泣かれてしまいました。いつも会計は母がやっていたし、年始には今年もよろしくとあいさつもされていました。これからは4人で来られないけれど、3人で来ますからと言ってきました。正直、話して泣かれるとこちらは誇らしく思えるんですね。お店のお得意という関係ですよ。年賀状が来るので名前は知られていますが、お店で食べる、対応するの縁で泣かれるって、どれだけ向こうの心に入り込んでいるのかと、それだけの関係でも泣かれるほどの人だったのなら、愛されていたんだと実感が持てて誇らしく思えるのです。きっと母も喜ぶことでしょう。
委託は徹底完了、アキバは12月15日を目標に復帰を計ります。池袋は当面見送りですが、もしチャンスがあるなら再開することもあるかもしれないし、完全に切り離しはしていません。今回は来年年始のワンフェスもドールショウもないので、委託に全力投球できます。アキバ、多店舗展開、いのう商店と考えております。