SSという雑誌 22021/04/13 22:06

ゴミを捨てたなんてどうでもいいことだし、またSSについて書きます。
SSに投稿している人の年齢は幅広くて、交流コーナーも広くいます。もちろん、若い人ほど多く、特に10代は多いですね。SNSを利用しつつ、SSの交流も使いつつ、今の人はうまく使い分けている印象があります。SNSができないからという感じの人はあまりいなくて、SNSの欠点を知ってSSを利用しているのでしょう。SNSは良くも悪くも流れます。SSは編集者の検閲が入るので、不適切な投稿もありません。痛々しい投稿がないとは言いませんが、SNSよりかはよいと思います。
64号の描き方講座の後のインタビューコーナーでは、社会人をやってから絵描きの道に入った人の話が出ていて、こういうのもすごくいいと思いました。その人は、絵をやりたいからそれを目指し、それ以外の仕事にはつかないみたいな考え方ではなく、絵を描くことが好きで、自分でずっと描き続けているならば、チャンスはいくらでもやってくると話していました。私もそうでしたが、こうした遠回りという考え方はなかなかできないものです。というより、社会がそれを許容してないようにも思います。高校のある段階から理系と文系に分けて、大学もその道で進んで行き、途中からやってきたことを別分野で活かそうとすると、チャンスを作るのが難しくなり、どんどん道が細くなっていきます。そのまんま社会に押し出されて、みんなそんな価値観に流されているような部分はあります。だから、やりたいことのチャンスをじっとうかがうなんて、簡単そうで簡単にはできません。チャンスはあると、そうやってきた人が声を上げることは大切です。私も結局、模型が好きでやってきたら、そのまんまチャンスを得られた感じなので。
絵についてまじめに考える人に、真摯にいろんな方法を提示している雑誌に思います。お抱え絵師優遇なところだけが傷です。投稿回数がある程度ないと、大きく掲載されないのではないかと予想します。いかにうまい絵を描こうが、長くやっている人優先的な、貢献度で順位が決まるのは、雑誌のスタンスからすれば、投稿を続けることの難しさも考慮してなのでしょうけど、ここはpixivみたいに新人優先の方がいいように思います。