えびだし2020/04/30 21:51

作るよ、みかん !!
四街道にいる間は仕事に集中しようと思い、みかんの用意をしてきました。まず基本造形から入ります。とにかく数をたくさん作らないといけないのがみかんでして、作れるうちに作っておくのが得策です。
この冬のワンフェスでみかんを出せたのは、以前作っておいたみかんがあり、あとは穴あけ、整形、塗装など、後半部分の仕事が中心だったからです。こねて作るところからでは、とても間に合いませんでした。
今あるマイネッタを全部みかんにしてしまい、必要に合わせて商品に変えていきます。マイネッタを使う小物は、みかんと皿がほとんどで、あとは盆栽の器です。中途半端に粘土を残しておくと、硬くなって使えなくなりますから、一気に使い切ってしまうと、無駄がありません。
とはいえ、道のりは長いのでした。どれだけ作れば終わりがあるのか。粘土がなくなるまで。まぁ、一生懸命仕事をするのはいいですね。みかんは最初の造形が一番簡単で、神経も使いません。数を作ると疲れるだけで、比較的ましな作業です。後半の作業の方が大変です。
一日中みかんをひたすら作り、疲れてきたころ夕食の準備です。たらこのソースの苦さは、少しましになったけれども取れず、もうこのまま食べます。それ以外に、エビが出ることになりました。丸のままのエビが22匹、ひとつのパックです。冷凍でもなく、生です。
これをフライパンで焼くだけ・・・。で、親がやったところ、油を入れずに、ワインを途中で入れると、カリっとならずにじんわりになりました。蒸エビかな。それをカラごと出すっちゅうんだから、それはダメだと止めました。カラを外すのは、手じゃないと外せず、手が汚れればパスタは食べられず、むいて出さないと、絶対誰も食べないと。
んで、焼き終わったものを私がむきます。しかし、ぱりぱりではないから、エビのうまみが散ってしまい、カラにも味が残っているんですよ。そこで、カラからだしをとって、味噌汁を作ることにしました。パスタ用の、内側に水切りのついた鍋でゆでると、カラを取り出すのも簡単です。
パスタをゆでたお湯を少し増量し、そこにむいたエビのカラを入れて、ゆでます。これはですね、通称、三好寿司と言われる味噌汁です。
昔、佐原に住んでいたころ、小野川沿いに三好寿司という、新しい寿司屋ができました。店主も若く、個人の店で、こじんまりとしていましたが、ネタもいいのに値段が安く、よく食べに行ったものです。ちなみに、今も同じ場所にありますが、店は3倍くらいに大きくなっているらしいです。
そこは味噌汁を出してくれて、エビだしがきいていました。エビの頭も入っていて、白みそとエビのだしが、濃厚な味を生み出します。とってもおいしいんですね。それをやろうと。ところが、うちには白みその備蓄がなく、赤みそになってしまいました。おまけに、ワインで蒸したから、赤いし。
最初、エビは半分くらい使えばいいのかと思ったら、やってみると足りず、結局一度にカラ全部を使ってしまいました。残していても、臭いが出てダメだと思ったので、ちょうどよいです。赤味噌で風味がちょっと違っても、あの三好寿司の味になりました。ああ、懐かし。
ほぼかっぱえびせんみたいな感じです。ああ、かっぱえびせんって、本物なのねと思いました。三好寿司の方が味噌汁としては洗練されていて、私が作ったものは、それっぽい、かっぱえびせんんの味がする味噌汁でした。
こういう面倒なことをするのは私だからなんです。親じゃやりません。ただカラを捨てるより、とても有意義だと思うのですよ。

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