手間をかけても2013/12/04 18:03

12月です。今年一年終わることより、ワンフェスまであと二ヶ月という換算しかできないのがとても悲しい今日この頃。で、12月になって何の更新もないのはなぜだったかというと、すごーく疲弊していたからです。多少持ち直しました。自己管理も健康管理も仕事のうち、やれやれですよ。

さて、いっこうに終わらないクリスマスツリーもそろそろ終わりが見えてきました。AKには間に合わなかったため、ワンフェスで売ります。とっくに季節が過ぎているようにも思われますが、2月と7月しか出ないのですから、こうなりゃいつ売っても同じでしょう。でもこれ、売り物以前に身内用なんですよ。
逆光でわかりにくい写真ですが、木を立てる鉢の仕上げにかかっています。鉢を茶色にしました。実は全部で16あるのですが、一度に全部やるより、最初に6個作って方法をあみ出し、残りはその体制でやるつもりです。この茶色の調整もいろいろ考えたため、やはり一度にやらず正解でした。
この金の鉢は試し塗りです。写真には微妙に Star Bright Gold のビンが見えているけれど、これは前の写真の後ろにちょこっと写っている Super Gold で塗りました。下地が黒ではありません。黒も吹いているけれど、サフの吹き重ねと研磨により、表面は一様な色になっておりません。そういう表面を均一に隠ぺいするには金属色が最良で、この上に茶色を塗って鉢を作ったのですが、後からやってみて茶色だけで下地が隠せるとわかりました。もったいないので金地はやめます。

しかし最終的にできあがる鉢は茶一色では面白くないので、鉢の上のほうを金で塗る仕様で考えていました。金は前述 Star Bright Gold もしくは Super Gold のどちらでやるか、色合いをみて Super Gold の方がしっくりきました。
またわかりにくい写真です。現場で撮っただけゆえ、気にしないでくださいませ。とにかくできあがるとこんな風に、上が金で下が茶の鉢ができあがります。この写真では色合いがわかりませんが、色の変化がわかればひとまずOKです。必要な素材はこれで揃いました。あとは実際に木と装飾を合わせていきます。
ちょっと手間がかかりすぎました。自宅用や身内用のもあって、あまり手抜きはできないし、既製品を使って作る部分を極力減らす方向でやってきましたが、生産効率はおそろしく悪いです。こういう金地と茶のグラデ塗装なんかも、頼まれたらやらないような塗装です。それでも、ここまできたらいいもの作らないと面白くないでしょう。とにかく残りの工程をやってみて、どれだけのものが作れるかやってみます。時期的にクリスマスも近くて、作っている方は意外に士気が高いのでした。

あれ、そういえば・・・塗装する予定のものがふと放置されているのを見てしまいました。忘れてた、塗装しないといけなかったんだよね。
ネギ焼き鳥を作る予定でネギを作っていたのですが、それはただ白い部分をありえないくらい長く作ってあるものです。使うのは輪切りにされたネギだけですから、それで十分なのです。でもふと、全体を作ってみたくなってしまったのでした。
白い部分を途中で切り合わせてそれっぽい形にし、それっぽく緑を塗れば完成。あからさまにリアルとは程遠いのに、なぜかネギに見える、そして絵にすると笑える・・・。ちなみに焼き鳥に使うネギよりこちらは太くしてあります。ネギの表面に縦の繊維を入れなくとも、このサイズなら十分ネギに見えます。この繊維を入れるか入れないかでずっと悩んできたものでしたが、繊維よりむしろ透明感の方が重要でした。

作ってみないとわからんものですなぁ。笑えるのでこのネギは量産して売ろうかと思います。この緑色もいい色をしております。笑うしかないわなぁ、久しぶりに。

花花改造計画 顔編2013/12/05 18:18

たいていの神姫は何か改良したい場合は買ってすぐに行うのですが、この神姫だけは買ってから6年くらい、ボディの改修を除いてはそのままでした。それがなぜ今になって改造かというと、パーツが外れたからです。表情交換パーツが存在しないため、顔と髪は接着されているのに、それが突如見事に取れました。
この時期に出た神姫としては表情も嫌いじゃないし、特にこれで問題ないと思っていたのではありますが、服を着せるモデルになってきてから少し問題が出てきました。まず無表情。せめて営業スマイルしてほしいところだけど、無表情です。次が髪に付ける四つのパーツ、これが服と干渉してすぐ外れてしまいます。後は髪の色がとても黄色いので、服との色合わせがやりにくいところがあります。

神姫NETでの顔と比べるとかなり違うのですが、このお花ちゃんについてはよく絵にする神姫で、けっこう自由に描いています(面倒だから公開してないけど)。だからこの顔じゃないとダメってのは特になく、元デザインに似ているとか、神姫NETに近いとか、あまり意識していません。だったらあまり手間をかけずにイメージだけ自分の好きなように変えてしまおうという結論に至りました。髪が外れなければやってなかったんですけどね。直すなら変えて直したい !
あらかじめ、まだ完成していない工事中の写真です。でも顔パーツだけは完成しました。髪の修正は中途で、それはまた別途書くつもりです。
Before After の写真はなく、After だけです。6年も手元に置いておけば Before はもはやいりませぬ。元々かわいい神姫を自分好みに変えただけのものに Before も After もないのさ、両方かわいいから。どこに手を入れたかも説明はいらない !
いつも私の机の上に住んでいて、机に向かうときは必ず目に入るのです。作っているものの大きさを見るときに出番ですが、いると何となくいやされます。こっちを見るようにうまく座らせてみたり、気分転換にもなります。だから自然体にして見入ることができるように、でもいじりすぎないようにやってみました。
実は前髪の取り付け位置が 1mm ほど前に出たため、今まで見えなかった眉毛が見えるようになりました。表情の変化はそれでだいぶ影響あると思います。前髪の上下位置を若干変えることができる仕様にもなっているのですが、それは髪の改造編へまわします。

焼く前2013/12/06 22:57

地味に焼き鳥を作っております。できるだけ新しいアイテムを追加したいところでございまして、串ものとしては面倒だけど、アイテムとして面白い焼き鳥は以前より計画がありました。さて、問題はどうやって作るかで、適当に考え、試行錯誤しながら方法はわかりました。ネギについては長ネギ全体を作ったとおり、簡単に白い部分だけを長く作って使います。
実験でネギを切りましたが、使えそうです。やっかいなのが鶏肉でした。で、これで作ったのが全部です。一串に肉三個、ネギ二個の構成で作っていきます。鶏肉は丸めてあるだけではおかしいですから、微妙なしわを作ってやらねばなりません。何とかなるだろうと適当な考えをして作ったはいいものの、最初はうまい方法ができませんでした。いくつか試行錯誤を重ねるうちにそれらしく作る方法を見つけました。少なくともだんごよりかは楽です。数があるから面倒なことは変わりません。
串ものの面倒さは、串に通すゆえに穴が必要というところです。これが一串に五個も刺さるものでは、一個ものに比べて手間は倍増、みたらしだんごがすごく手間なのもわかっていただけるでしょう。だんごの場合は先端のものには途中までしか穴を開けませんが、焼き鳥はすべて貫通させてOKです。形がいびつなので、意外と穴を開けるのが楽でした。丸いものは押さえている手が痛くなりますが、鶏肉はだんごより負担小でした。穴を開けるところの厚みも少なく、これくらいの量だと一時間です。まぁ、気が遠くなる作業なんですけどね。
ミニチュアで焼き鳥を作ることは、リアルな焼き鳥を作る場合と手順は似ていて、最初に材料を切り、串に通し、焦げ目をつけながら焼き、たれを塗る。そんな工程が待っています。むろんミニチュアでは焼かず、焼き色をつける作業を行います。工程が似ているからこそ、材料の最初の状態も似ています。リアルな鶏肉は焼くと不透明度が増して白みをおびますが、ミニチュア焼き鳥はこんなもので大丈夫なはずです。生肉のような色にも見えますが、透明度を落として、たれの下地となるよう茶色を混色したものです。この上から焼き色をつけてたれをつければ、適度な色合いになるでしょう。このあたりは今までやってきた勘と裁量が入ります。焼き色をつける作業回数を減らすには、最初から下地の色を工夫します。リアルにこだわりすぎて白系で作ってしまうと、後から焼き色をつけるときに塗り重ねをせねばなりません。

こんな小さいものに穴をあけるんだから、楽ではありませんな。一枚目の写真は作業に当たるときの客観的状況を非常によく表した一枚です。何これ、この小さいの何 ? と思うこの感覚。これからこんなのに穴をあけるの ?

マンドラゴラ教訓、「考えるな、感じるな。」

手あれ2013/12/07 23:37

ここ最近は毎日しっかりとした内容で更新するよう心がけていますが、今日はオイルを大量にやっていろんなエネルギーをすわれすぎたため、イマイチ力が残されていません。

冬場になると特になりやすい、とっても困ったものにまた悩まされています。それが右手の小指の先があれて、湿疹になる症状です。しばらくは薬をつけて落ち着いてきたのですが、オイル作業に戻り始めるとまたひどくなってきました。薬をつける頻度を上げて、しっかりつけてないとだめなようです。もう指先真っ赤でかゆくてしょうがないです。一度病院へ行って診てもらう方法もありますが、こまめに薬をつけてみてまた改善するかでしょう。
オイルをやると手を洗うことも多くなり、ゴム手袋をして作業をするため、蒸れます。小物製作にしても、粘土に混色することが基本で、必ず手を洗いながら作業をします。手に絵の具がついている状態で粘土をこねると、粘土に乾燥した絵の具が入ってしまい、それは溶けずに固まりになってしまいます。だから混色して手に絵の具がついたらきれいに洗い流しと、手を洗う作業が非常に多いです。でもゴム手袋やビニール手袋をつけて粘土をこねるのもまた難しいんですよね。こんなわけで一度指先があれてしまうと、なかなか元に戻らなくなります。よくみると指先に何かぼつぼつができておりますな。すごくいけない気分になってきました。

ああ、明日はエアブラシ作業かな。まぎれてプラモの部品を塗装する余裕もありません。地道にやってきたつもりなのに、かなり押し込まれていることを自覚しました。がんばります。