生まれ変わったいす2009/07/29 23:58

私の部屋で長年使っているいすがあるのですが、経年劣化で脚の付け根がねじ山ごと壊れてしまい、十字に溶接してあった脚の中央も取れてしまいました。おかげでいすはぐらぐら、おまけに表面のカバーも切れてしまっており、直すことにしました。
完成品はご覧の通り。左は作業用の小さないすで、こちらは新しく買ったものです。これに合わせた色合いで直したのが右のいす。新品とまではいかないものの、きれいに直りました。

脚は#180やすりで水磨ぎし、その日のうちに塗装、金属用サフ、黒、銀、最後にウレタンの透明を吹いて仕上げました。
付け根は合板を32cmの円形に切り、ペンキで塗装しました。脚の溶接部分が取れているため、本来のねじで止めただけでは不安定です。そこで、ねじ穴と同じ径のねじを使ってあそびの空間を埋め、ぐらつかないようにしました。
カバーを外すとご覧の通り、元の部品が生きています。もちろん、接着してありますので取れません。これは高さを上げるために入っています。小さいいすはニトリで買ったので、カバーも同じくニトリで購入、色がそろいました。

この手のいすは買えば安いのですが、長く使っていると愛着が出てきます。かれこれ人生の半分以上を付き合っているモノですから、捨てられないんですね、「あって当たり前」みたいな感覚があって。直す技術があるなら、いっそ直せるまで付き合おうって決めました !