器に合わない2013/08/01 20:24

今日と明日はワンフェスの記事はお休みです。そんなこんだをしているうち、気がつけばワンフェスから一週間が過ぎてしまうのでした。ああ、こういう時間は経つのが早くてイヤね。
ちなみに私は、前より宣言していた通り、プラモ製作をしております。これは自分を少し休めるためです。できあがったものは千葉の Y-Sub のプラモコンテストに出すため、締め切り時間を区切り、ある程度の妥協をしつつ作業しています。前から少しずつ部品の下地作りは進めており、今日は一部塗装を始めました。プラモそのものはそれほど複雑でないのですが、塗装がかなりややこしいです。これはマスキングの手間というより、やろうとしている色が手間のかかるものでして、間違いなく無駄な体力を持っていかれることでしょう。楽しみもありますが、うまくいけるかな・・・。何を作ったかは、全部できあがるまでのお楽しみです。

それはさておき、実は昨日ひっそり千葉へ行ってきました。ものすごく疲れていたのですが、気分転換ぐらいはかっておかないとよくないのと、プラモ製作に必要なものをそろえるためです。なのに今日よく見ると、そろそろ黒が底をつきそうでかーなり痛いですよ。完成には足りますが、油断するとこんなものです。
久々に行きましたが、買わないと困るものがいくつかありました。そのうちのひとつがこれです。
交換はこれで二度目だからわかってはいるものの、絶対これボられている気がするんだな・・・。ボールペンの替えのリフィルがこの値段って、某100円チョップだと100円でカチカチできるボールペンが三本も買えるのに、リフィルだけでこの値段はどうもウソ臭いであります。一応、互換性のあるものがないか、普通の売り場で必死に探しましたが、同じ形をしたものがありません。せめて200円におさえたいところだが・・・見つからない、やっぱりだめか、ダメなのね。
私は絵を描く以外はほぼボールペンです。小物の設計やアイディアやら、100円の落書き帳相手にこのペンでひたすら書いているため、消耗が早いです。だったらそれこそ100円のボールペンでも使えばよいのですが、せっかく同人の売上金で記念購入した、いいボールペンがあるのだから、普段それをちゃんと専用ケースに入れて持ち歩いているわけで、夜JとかGとかしながら使うペンはそれになります。落書き帳相手にそりゃないだろとも思うけど、このペンがですね、書いているだけで独特の喜びがあるのですよ。実にすべりがよく、持ちやすく、書いていることそのものが100円のボールペンでは絶対に味わえない快感なのです。持てばわかる。書けばわかる。その感覚を受けながら試行錯誤し、図を書き、アイディアを書き綴っていくと、その時間は楽しい時間になるのですね。だから愛用のペンを使うのです。

で、その代償がこれか。安いと考えればそうかもしれません。比較するからいけないんだな、こういうもんだと思えばいいんだな。もう慣れましたよ。代用品とか考えるのやめますよ。
文字が見えるように非現実的な写真加工をしていますが、こいつが CROSS というやつですよ。でもスラスラするその感覚はなかなかありませんな。え、こりゃリフィルだからペン軸は別にあるんだろう、そういうことです。が、ペン軸は秘密です。それは私に会った人間しか見ることはないでしょう。とても変わったペンです。見た目は非常に清楚です。持つと金属製のためずっしりします。絶対他人に貸しません。だから見せもしないもんね。
でも軸は CROSS 製ではなく、他の会社のものです。中身は CROSS です。それ以外の形の互換性で入らないし、説明書にもそれ使えと書いてあります。高いもの同士の互換といやつか。買ったときは替えがそんなにするとは知らなかったですよ。高いものはメンテの費用も高いのでした。知らなかったとはいえ、おそろしいことです。

これを買いに行ったところで、時計修理の受付があり、行ったついでで CREDOR の分解修理にどれくらいかかるのか聞いてみました。CREDOR ですと基本料金が23400円で、それに交換部品が出た場合は、部品代がかかります ?? オイ、そんな金がいきなり出せるか。盤面が汚れていることを話したら、その場合は腐食による原因がほとんどなので、確かに見ると腐食しているのは明らかだが、盤面交換が必要になり、2万円かかる・・・オイ、この時点で43400円じゃないか・・・。電池交換は3000円 !? J本では500円ですけど・・・。ええ、CREDOR は他より高くなっちゃうんだって。たぶんJ本では受け付けてくれないとみた。
どうすりゃいいんですか、腕時計にそんな金が払えたら生活苦労しませんぜ。・・・とりあえず岸本時計店に出してみよう。そこでもタダでは直してくれないだろうな。そこで直してもらえなかったらもうダメだ、腹くくって大金出すしかねぇ。お前の時計なんだから修理も自分で全部出せといわれました。うーん、うーん、はぁ・・・。ため息だねこれ。一度出せば10年は大丈夫だろう。メンテを入れなければ動かなくなるだろう。
気分的には友人 KGC の40万で買い取った Z32 みたいなもんだ。会社の上司に安く売ってもらったのはいいけれど、いざ手元にきたら0-4アタック専用競技車両で公道を走れず、一般車両に改造しないと乗れなかったオチ。でも一般的にそのモデルはレア型のため、普通に買えば当時40万で買うことは無理でしょう。
状況としては同じようなもんか・・・。私の場合、元がタダだけど。

仮の境界線2013/08/02 22:19

帰ってきてふと、何気に疲れていると気付いた。

あれから50日、50日ぴったり。我らは宇都宮へと向かった。
千葉より7名、車二台で宇都宮向かい、時間を合わせなくとも偶然我らは宇都宮の市営霊園にて宇都宮からの3名と合流した。
私が一人で病院にいたおじさんへ会いに行ったとき、そういや宇都宮の墓参りも行ってないし、行かないとな~なんて、おじさんが話していた。祖母が脳梗塞と認知症になってからというもの、祖母の長旅への負担は大きく、祖父の墓参りにいくことができなくなっていた。それまでは毎年欠かすことなく行っていたのだ。私もそれは気になっていて、この際だから一人旅も兼ねて宇都宮にでも行ってみようかとも考えていた。
そして私がこうして宇都宮に行ったとき、それは墓参りではなく、墓入れになってしまった。墓参りを心配していた人間を墓に入れることになってしまった。祖母の介護に尽力していた人間が、被介護者より先に逝き、墓参りを気にしていた同じ人間は参られる立場になった。

3月から始まった入院、それから先の治療ができる病院探しと更なる入院。一方で祖母の介護は施設への入所を余儀なくされ、施設を探しつつ介護しつつ、二件の空き家の手入れ、あらゆる書類の手続き、終わればまた病院へおじさんを見に行く。この状態だとあと一年が限界と言われ、先の見えない治療とあまりに厳しい突然の宣告に、我々はわずかな希望のあることを信じ、祖母の介護とその息子、つまりは私の母の弟であり、私にとってはおじさんの看病をみんなで力を合わせてやってきた。
でも、おじさんは結局、6月の14日に逝ってしまった。何もかも突然で、病院で倒れたその日、夏まで持たないと言われ、その次の日、なすすべなくあと一週間と言われた。そしてその二日後にはもう戻ってこなかった。ずっと私を実の子のように大切にしてくれて、こと祖母の介護が始まった二年は、毎日声を聞かない日はなかった。離れて住んでいるだけで、実質は家族だった。私の大学の入学式にも頼まないのに来てくれたのはすごくうれしかった。あげればきりがないくらい、ずっとずっと一緒だった。旅行も行った。二人で模型店に行くくらい模型が好きだった。

天命には逆らえぬということか。冷静に考えれば、肝臓が悪くなって入院し、出てくるときには、その肝臓ではあと10年生きられないと言われていた人間が、20年生きて、昨年糖尿病で入院したのは、その肝臓の限界だったことは間違いないだろう。肝性脳症を起こすというのは、肝機能がすでに末期であるということらしい。そして異常な腹水、肝臓癌、運の悪さか、末期がんでもないのに、肝臓表面の癌が破裂。
そんな中でも、一見悪いように思えて、実は幸運をたくさん引いているからこうして生きてこられたのだと思う。本当に何もかもツキがないなら、最初に肝臓で入院したときとっくに死んでいた。あのとき、血を吐いて倒れた遠い昔の日、もうだめかもしれませんと言われても、何とか一命を取りとめ、10年の宣言を乗り越えたんだ。死んでよかったことはないし、もっと長く生きてほしいと思った。でも、それでも、悪い中でも100%の幸運を引いてきたと私は信じて疑わない。

昨日寝る前、骨壷の祭壇の景色もこれが見納めかと思い、ふと見に行ったとき、何となく、明日はよろしく頼むなって、言われた気がした。ちゃんとやって帰ってきたぜ。でも宇都宮の市営霊園は、急で置き場がないゆえの仮の埋葬で、すべての準備が整ったら四街道に祖父と一緒に新しい墓地へ入ってもらうことになっている。生前、私を息子のようにしてくれたなら、私は親と思ってできることはやる。死んだ人間のためにできることは、あとはもう墓に入れるくらいしかない。生きている人間は、死者を尊び、その思いを背負い、生きている人間が幸せに歩けるよう、生きることが仕事だ。寂しくても悲しくても、それは越えていけるもの。共に生きた時間を誇りに思えることが、何にも替え難い幸せなんさ。

また年内に墓を再び開けてこっちに持ってくれば、そこでも落ち着くでしょう。そのときはちゃんと神主さんを呼んで儀式もやりますわ。でもひとまず脱力できる。ワンフェスも終わった、境界線だった五十日祭も終わった。脱力しつつ、創作活動にいそしむぜ !! こんなくさくさしたことを書いているようで、あんまくさくさしてない。ちょっとは疲れたけどね。

ところでなぜ葬儀を神道でやるかというと、祖父の家は神社だったからです。祖父も神主の資格を持っていましたが、6人きょうだいがいて誰も神社を継がなかったため、神社は廃業して売却されました。小さい宗教法人はあんまり儲からないらしいです。神社ってひとつの集合体のように見えて、宗教のようで宗派みたいのがよくわからないようでいて、実はちゃんと宗教として中身が分かれているんですね。すると神主の場合、亡くなると名前に基本となる神道と神主としての位が入ります。この位は宗教に関係なく決まっているようです。私も詳しくはわかりません。私の祖父は昔、私に所属している宗教の記念品をくれました。形見として大事にとってありますが、よく考えると、神主の仕事もしてないのに、ちゃんと本家から記念品がもらえるって、なんかそこだまされている気がする・・・。
神社は廃業しているため、祖父のときから葬儀やその後のことは茨城にある大生郷天満宮に頼んでいます。葬儀屋だと普通はそこの葬儀屋と提携している神社や神主に頼むのですが、うちは指定神社があり、指定されたのは初めてと言われました。誰も神社をしていなくても、何となくそういうものは引き継がれているようです。

おいしそう2013/08/03 23:59

せっせとプラモを作っております。今日は・・・かなり失敗をしました。明日また塗り直しです。何がいけなかったかというと、色合いそのものでした。
最初の色を入れてみる。そんなに違和感はない。次の色、ちょっとコントラスト比が強すぎる印象あり、別の色を構成に加え、全部で4色にて部品を構成してみた。
結果、おいしそう。わざわざマスキングまでして、丁寧に塗り分けて様子見ながらやったのに、最終バランスは「おいしそう」のひとことです。どう見てもこれは食べ物にしか見えない。形は確かにプラモで何かの部品だ、だがそういう形をした食べ物だと思えば、いや、思えてしまうほどとある食べ物に似ている。確認用にちょっと家で人に見せると、もういきなり「おいしそう」である。おいしそうだよねこれ、形はおいしいものでもないのに、それを吹き飛ばすくらいおいしそうに見えるよね、完全にあるものの色をしているよね、しかもご丁寧に4色もあるわ。

失敗じゃー、これじゃ使い物にならん。明日白サフですべて吹き消し、もう一度別の色で塗装しなおしです。まいったなぁ。今日はこれだけで一日終わってしもうたわぃ。
でも近くで毎年恒例夏祭りがあって行ってきました。みんな楽しそうでした。いいねぇ、心底楽しんで幸せそうな人を見ると、こちらまで幸せになります。いやされます。こういうものがあるから日本の夏はすてきです。

日常はぼつぼつと2013/08/04 20:41

本日は熱血に会った後、友人Sに会うという、それなりに過密な日でした。今日ぐらいになって何かの累積した疲労感が出てきて、今はとても眠いでございます。さすがにプラモをやる元気がありません。今は目的があってプラモに集中していますが、集中しなければプラモは日ごろの楽しみにできるのかな ? ふう、しかしあまりに眠いな。今日は寝た方がよいかもしれません。