でかいファイル2013/07/01 23:22

Shade を購入してアンケートに答えていただいた方全員、20000円相当のデータ集をプレゼント !!!

はよかったんだが、そのデータが 4.3G の圧縮ファイル一個になっていて、解凍できないんですな。サポートに連絡しても、ダウンロード不完全か、大容量解凍に対応できるソフトを使って試してくださいって、だったらもっと小分けにしてほしいんだがな。
PC二台で試し、ソフトは Windows標準, WinRAR, 7-Zip, WinZip, Uncompressor を使ってもすべてダメ、唯一 WinRAR だけが一部の解凍をできるだけで、まったく手が出ません。そもそも解凍ソフトをこちらが探して、DLの完全性を確かめたり、一日中それだけで終わるのはどういうことなんですかね。私だけが解凍できていないのか ? でも二台のPC両方でも無理だったということは、できない人は少なからずいると思うのですよ。DL するところもPHPで画面の左上に一文出てくるだけの超やっつけ仕事みたいなところで、このキャンペーン自体が急な企画であったことは否めません。さすがにこれ以上自分の手でどうすることもできないゆえ、サポートにはこれ以上無理ですので他の方法で何とかしてくださいと出しました。それしかないでしょう。4.3G の圧縮ファイル一個をDLせよということから何か間違っていると思います。映像ファイルとかならまだしも、圧縮でそれはないだろう。

ちなみにこのPCだと Shade 13 のソフトそのものを読み込まなくて、仕方なく NotePC からネットワーク経由で入れたのですが、これもまったく意味不明。同じく e-frontier の別ソフトも読み込まず、こりゃDVD-RにNotePCで内容をコピーしておかないと、いざという時困るかな。
こんなトラブル対処で一日が終わったのでした。

無味乾燥2013/07/02 21:30

本当のところ、無味乾燥です。感動もなければ、楽しいという感覚も枯れたようです。わかりやすく言うと無味乾燥。たぶん自分の手でまた何かを作り出さない限り、この無味乾燥は続きそうです。仕方なく生活環境の整理をしています。でもこれもどこへ進むかわかりません。
うーぬ、しばらく印西へ住み着こうかと考えています。とかくこの環境下ではワンフェスがえらく邪魔な存在になっていますが、書類の整理や遺品の収拾など、やることが多いのと、現状では印西の家は必要なのに、無駄に何かが引き落とされていくため、人がいた方がいいと思うんですわな。
ミニチュア製作は日常と仕事場の境目がなく、日常が大きく飛び出てくると、やはりそこにつぶされていきます。加えて私はそんなにいろんなことに注意を払えるほど器用じゃありません。注意力はありますが、問題は自己管理能力の低さです。で、印西に移住すると、日常の切り分けがやりやすくなります。しかしなぁ、無理もかなりあることは事実で、結局行き着くところは、自分は何をしたいのというところでしょう。

一年間、気を追われ続けていろんなものを放置してきた結果、もはや身辺整理が手におえないくらい大きくなり、はっきり言うと何が何だかわからない状況です。こんな体じゃなければもっと柔軟に、無理なくこなせるのですが、何かにつけてやること成すこと病がつきまとい、ひとつこなすだけで精一杯なんですね。何から手をつけるべきか、どうすれば安全に生活できるか、まったくわからん。それだから無味乾燥にもなるのですよ。嘆いていても仕方ないけど、体の処理能力に限界を感じます。家でこんなことを言うと怒られるだけで何も進まず、ただつらいの我慢しているだけで終わります。だから印西へ一人しばらく移住することはハズレじゃない選択肢だとも思います。当面、お金はおじさんの生活費の残りから割り当てるしかないのも課題だ・・・。ミニチュアを作らなければ稼ぎがない・・・

それとなぁ、おじさんの乗っていた車の処置は私がやるのですが、今はできねぇ。置いておくだけで無駄に金を持っていかれ、税金も持っていかれるけど、感情的にまだできねぇだよ。中古で価格を調べるのも苦だよ。これは死を乗り越えられないこととは違って、乗り越えられるけど、まだそこまで気持ちを整理できないだす。悲しいとかより、何でここにいないんだ、何で声も姿もないんだ、そんな喪失感です。どこかにまだいるの ? いないとわかっていて探したくなる気持ちで、骨壷の現実は、みんなが寝るために去った後、ひとり手をかざして暗く静かな神棚の前で、在りし日のことを思い出して微笑みながら、またどこかで会いたいと思っている。
私にとっては家族と同じでした。同じところで生活していないだけで、実質は家族と一緒。お願いだからここにいて欲しいと思います。そう思って自分が前進できるなら、それでかまいません。見てほしいものがたくさんあったのに、見せられなくなったなら、気持ちで魂を感じて、見せた感覚になればいいのです。そんな感覚を求めるために、何かを作る勇気がもらえればよいのです。

生活に困ってないからこんな生ぬるい感覚なのです。必死じゃないから苦しみが増えるのです。でも悔しいことに、病による限界点の低さが、この程度でいろいろ止めてくれます。こんな体じゃなかったら・・・と思うことは常にあります。だいたいこんな体じゃなければ普通に働いていたし、大学院もやれるだけできたんだとは、過ぎたことで今は違う道です。
やっぱりそう甘くはなかった。10年分の積み重ねとは別に、ひとつ越えればまたひとつ壁はあった。一度に全部できれば何の苦労もしないですよ。気持ちの問題とは別次元にある病を気持ちの問題で片付けることはできません。自覚しない行動は危険です。

答えを急ぐ必要も、急な行動もする必要はないんですが、自分の中ではそうしたいけど、周囲がそうは許してくれません。病身がいたいほどつらい。

・・・?!2013/07/03 22:06

え、八重子さんが亡くなっただと ? 今年は呪いか ? おじさんが亡くなったと電話をしてひと月も経っていないじゃないか。どうやらまた喪服の出番のようです。私は行かないことにしました。調子が悪すぎる上に場所が遠いでございます。今の体調では無理です。ちょっとよくなったかなと思われたけど、また下の波です。下の波はなかなか抜けられません。葬式ついでに旅行に行くだと ? 行ってき、何もかも忘れて少し旅して休んどき。そういう時間は必要だよ。

八重子さんは以前より病気で、簡単に動ける体ではありませんでした。それでも長生きできてよかったんだろうと、そう思います。こんな、年中行事みたいに人が亡くなっていいわけないだろ。みんな歳だもんなぁ・・・。

カレンダーをめくる2013/07/04 20:05

今日は一人で印西へ行ってきただす。やることがいろいろあって、げんなりしました。でもそんなことより、何のためにこうしているのか考えると少しむなしくなりました。だから考えない !
おじさんが入院しているときや、病院を探しているときは、帰ってきたとき次の準備ができるよう、我々でいろいろなことをしてきました。印西からここを更新するときはまさにそうで、たいていそのときはおじさんがとなりでテレビを見ていたものです。入院するのに必要な服を選んだり、買ってきたり、オババの施設の方の必要なものをそろえたり、いつもそれは、明日をつなぐためにひとかけらの希望を持ってやってきました。それが今は誰のために印西の家へ行き、何をしているのかなって、帰る人のいない家の中で、ふとむなしくなったのです。誰のためか、それは他でもなく生きている自分たちのためなんです。死んだ人のためにやれることは、葬儀とお墓まで。それより先は生きている人が、生きている人のために進めていくのです。それがわかっていながら、どうしてもむなしくなる。そいつが人間の性ですよ。そんなものが何の苦もなくやれるなら、そりゃ生きていた人がよっぽど愛されてなかったとしか思えません。わかっていながらむなしくなるほど、本当に大切な人だったんです。堂々と言える、誇りがある、迷いはない。

部屋を探索すると Walkman を発見・・・ちゃんとメモリ式のメタルボディでいいやつじゃないか・・・。Audioテクニカのまあまあなヘッドフォンも発見。どこで使ってたんだよこれ ? 迷わず私の懐に入りました。よく見ると、ベッドのところにあるスタンド、これは私が最近買おうか探索しているのの替わりに十分なる。亡くなった瞬間から私の私物と化したブラウンの髭剃り、メンテ用品と説明書一式も見つけてきました。
実子がほしいものはすでに取っていった。そして残りはこちらに任せると言った。なお、財産管理の関係上実子は遺産の権利を放棄している。つまり、おじさんの遺物はすべて我々の手中にある。ほしいものは片っ端からもらっております。基本的に捨てることはしないつもりです。使っていたものを引き継ぐことで、故人の何かを生活の中に溶かしていきます。問題は薬だ。糖尿のためのインシュリンとかどうしようもないな・・・。

当面の課題のひとつは冷蔵庫。冷蔵庫の中身の整理をしないと、食べられないものがたくさん入っています。入院生活が始まると、食料をほぼ買っていないですから、そんなにないけれどあるものはある。向こうで処理するには泊り込みで、次の日ゴミを出す必要があり、今日は牛乳パックだけひとまず持ってきました。賞味期限が・・・だね。しかし、輸送できるためこっちへ持ってきて処分します。
冷蔵庫を見ると、うちのおばちゃんはすごく嘆くんで、これは私と姉でやった方がいいと思います。入院のために日常生活ができなくなったありのままの様子と、出てきたとき何も食べるものがなくてはどうしようもないための少しの備蓄。何とかしてやりたかった思いがあまりに重い。おばちゃんがそれを見る必要はないと思う。こういう部分、見て悔しくなるなって方が無理だから、みんなで分割しないといけません。

冷静なんだけど、やっぱりつらかった。いいものたくさん手に入るけど、有効活用して、生きる我々が役に立ててあげるけど、こんな形でもらいたくなかったなと思う部分もあります。でも死んでなきゃ譲るはずもない・・・線香に火をつけるからライター貸せと言って、dunhill のライターを借りたら、お願いだからそれはやめて、こっちの安いの使ってと言っていたものが、今はもう、持ち主がいないから私が受け継ぐ。
おじさんも文句はないだろう。誰か知らない人に持っていかれるより、放置されて捨てられるより、大事な人のそばにそれがあればきっと安心するさ。ハイエナと言われるだろうけどね。

複雑。深刻に悩んで落ち込むことはないけれど、どこかにつらさもある。こんな自分でも、住む人を失った家のカレンダーをすべてめくってきた。時は進む。我々すらいなくなったとしても、時は進む。だから、進めてきた、自然のならいで。