鎌倉を学んだ ― 2022/12/29 22:30
指の痛みがひどく何もできず、家の中も出したものは出したまま、放置の生活しかできません。掃除もしません。水回りは料理など最低限度にしてしのぎます。
今日は大河ドラマの総集編があるために見ました。非常によくまとまっています。昼から見て暗くなるまで時間はかかったものの、あらためて納得できました。今回は鎌倉時代だったからこそ見る価値がありました。次は家康が主人公と、久々に戦国の大物が主人公ですが、見る気にはなりません。この時代の歴史はだいたいわかっているつもりで、番宣での売りは「家康は弱虫だった」というものなので、もう歴史自体は定番だから、主人公をどう描くかになってきます。つまりは単なるドラマ性の問題なので、あまり興味を引きません。鎌倉はこの時期のことをちゃんと理解していなかったから、見ることが勉強になりました。見始めてから、最初から見ておくべきだったと思いつつ、毎週同じ時間にテレビの前に拘束されるのは面倒でもありました。
武家が権力の座に就くのは、平清盛が最初ですが、平家は貴族になってしまいます。源氏は背景が坂東武者にあり、武家政権として確立し、承久の乱でいよいよ朝廷との立場は逆転し、日本の歴史で初めて朝廷を裁くことになります。日本史の参考書では、承久の乱の結果、天皇や上皇が流されることが書いてありますが、実はこの結果が重要なのでした。それまで武家は朝廷から権力を保証され、権力の権威付けが行われてきました。つまりは立場は下のものが上、しかも最上位にいる者を流したのです。武家が朝廷を超えた存在になったのです。後に武家が京を動かす例としては、足利尊氏が後醍醐天皇を譲位させたこと、足利義満が南北朝を統一したこと、家康が公家諸法度を出すことなどがありますが、その先駆に立ったのが北条義時でした。
鎌倉幕府の中心となった北条義時は、伊豆の豪族でした。平治の乱の結果、頼朝は伊豆に流されました。そこで出会ったのが北条氏で、平氏追討の宣旨が出た時、北条氏の力を頼ったことがすべての始まりなのです。つまり北条氏は特に権力者を目指していたわけでもなく、たまたま頼朝が伊豆に流されたことから権力の中心になるまで出世しました。豪族が権力者に上り詰めたこの時代の例としては、奥州藤原氏があります。清原氏は奥州の豪族でしたが、蝦夷の長である安部の一族の反乱を鎮圧するため、朝廷の力を借ります。これにより奥州鎮守府となり、藤原氏と結んで藤原姓を名乗り、奥州藤原氏としてあたかも東北で独自政権があるようにふるまいました。しかし朝廷に権威付けされた勢力であり、頼朝に滅ぼされるまで朝廷と対立することもありませんでした。北条はそれを超えていたのです。
でも鎌倉のことを学校ではあまり教えないので、深くは理解していません。私もそうでしたので、これを機にもう一度考え直しました。
今日は大河ドラマの総集編があるために見ました。非常によくまとまっています。昼から見て暗くなるまで時間はかかったものの、あらためて納得できました。今回は鎌倉時代だったからこそ見る価値がありました。次は家康が主人公と、久々に戦国の大物が主人公ですが、見る気にはなりません。この時代の歴史はだいたいわかっているつもりで、番宣での売りは「家康は弱虫だった」というものなので、もう歴史自体は定番だから、主人公をどう描くかになってきます。つまりは単なるドラマ性の問題なので、あまり興味を引きません。鎌倉はこの時期のことをちゃんと理解していなかったから、見ることが勉強になりました。見始めてから、最初から見ておくべきだったと思いつつ、毎週同じ時間にテレビの前に拘束されるのは面倒でもありました。
武家が権力の座に就くのは、平清盛が最初ですが、平家は貴族になってしまいます。源氏は背景が坂東武者にあり、武家政権として確立し、承久の乱でいよいよ朝廷との立場は逆転し、日本の歴史で初めて朝廷を裁くことになります。日本史の参考書では、承久の乱の結果、天皇や上皇が流されることが書いてありますが、実はこの結果が重要なのでした。それまで武家は朝廷から権力を保証され、権力の権威付けが行われてきました。つまりは立場は下のものが上、しかも最上位にいる者を流したのです。武家が朝廷を超えた存在になったのです。後に武家が京を動かす例としては、足利尊氏が後醍醐天皇を譲位させたこと、足利義満が南北朝を統一したこと、家康が公家諸法度を出すことなどがありますが、その先駆に立ったのが北条義時でした。
鎌倉幕府の中心となった北条義時は、伊豆の豪族でした。平治の乱の結果、頼朝は伊豆に流されました。そこで出会ったのが北条氏で、平氏追討の宣旨が出た時、北条氏の力を頼ったことがすべての始まりなのです。つまり北条氏は特に権力者を目指していたわけでもなく、たまたま頼朝が伊豆に流されたことから権力の中心になるまで出世しました。豪族が権力者に上り詰めたこの時代の例としては、奥州藤原氏があります。清原氏は奥州の豪族でしたが、蝦夷の長である安部の一族の反乱を鎮圧するため、朝廷の力を借ります。これにより奥州鎮守府となり、藤原氏と結んで藤原姓を名乗り、奥州藤原氏としてあたかも東北で独自政権があるようにふるまいました。しかし朝廷に権威付けされた勢力であり、頼朝に滅ぼされるまで朝廷と対立することもありませんでした。北条はそれを超えていたのです。
でも鎌倉のことを学校ではあまり教えないので、深くは理解していません。私もそうでしたので、これを機にもう一度考え直しました。
二度目のいばら姫 ― 2022/05/02 22:38
あまり書くことがないです。まぁ、何もやってないからなんですが。ということで、少し本のことでも書こうかと。
エモクリ用の原稿を書くのが最近の夜の日課でしたが、だんだん無理も感じてきました。いやこれ、エモクリにするには長すぎるのではと。気分転換に、寝る前小説習慣に戻しました。最近は凪良ゆう「愛しのいばら姫」を読み直しております。最初に読んだ時は、ちょっと長いし、入れ込みにくい主人公に読みにくさも感じました。今になって読み返すと、まぁ、女性向けエンタメだしなと思えるようになりました。男から見て付き合いにくい男という像であり、女性から見るとそうでもないように思えます。そういう男もいるよねと。むしろ、いてほしい願望でしょうか。こういう願望がなければ男性向けとか女性向けとか、エンタメの傾向が分かれるはずがないのです。同じものを見ても性別でモエポイントが違うものもあるし、そこを突っ込んでも意味はないので、いばら姫もそういう目で見ました。
文章そのものは「美しい彼」の方が圧倒的に上なんですよね。同じ人が書いていても、根本的に文章が違う感じ。もっとも、いばら姫がせりふと描画が均等に配されているような印象に対し、美しい彼はせりふ少な目で内面描画や状況描画が優先され、それを文章の力で押し込んでいくので、力強く進みます。美しい彼はおそらく反響は大きい作品だと思うし、続編が出ていることも含めれば、当然の人気だったのでしょう。それは読めば一発でわかるほど明瞭でした。いばら姫はその点ではマイルドで、BL小説としてはあんまり飛び出た印象がありません。凪良ゆうが書いたたくさんの中のひとつ、みたいな感じです。読んで悪くないし、組み立ても面白いです。変に幻滅させる展開もなく、すっきりしていて細部まで行き届いています。読み終わってすっきり終われるし、作りものっぽいところが少ないのは魅力的でした。でも、美しい彼と比較したら凡作になってしまうのでした。そりゃ私のエモクリみたいに、Violent Gothic Rulerを頂点に、周りは裾野みたいな感じ。
最初に読んだ時のようなだるさは感じず、女性向けエンタメの何たるかが少しわかった気がします。やっぱり人に見せるものを作らないと感性は伸びないですね、よくわかりましたよ。
エモクリ用の原稿を書くのが最近の夜の日課でしたが、だんだん無理も感じてきました。いやこれ、エモクリにするには長すぎるのではと。気分転換に、寝る前小説習慣に戻しました。最近は凪良ゆう「愛しのいばら姫」を読み直しております。最初に読んだ時は、ちょっと長いし、入れ込みにくい主人公に読みにくさも感じました。今になって読み返すと、まぁ、女性向けエンタメだしなと思えるようになりました。男から見て付き合いにくい男という像であり、女性から見るとそうでもないように思えます。そういう男もいるよねと。むしろ、いてほしい願望でしょうか。こういう願望がなければ男性向けとか女性向けとか、エンタメの傾向が分かれるはずがないのです。同じものを見ても性別でモエポイントが違うものもあるし、そこを突っ込んでも意味はないので、いばら姫もそういう目で見ました。
文章そのものは「美しい彼」の方が圧倒的に上なんですよね。同じ人が書いていても、根本的に文章が違う感じ。もっとも、いばら姫がせりふと描画が均等に配されているような印象に対し、美しい彼はせりふ少な目で内面描画や状況描画が優先され、それを文章の力で押し込んでいくので、力強く進みます。美しい彼はおそらく反響は大きい作品だと思うし、続編が出ていることも含めれば、当然の人気だったのでしょう。それは読めば一発でわかるほど明瞭でした。いばら姫はその点ではマイルドで、BL小説としてはあんまり飛び出た印象がありません。凪良ゆうが書いたたくさんの中のひとつ、みたいな感じです。読んで悪くないし、組み立ても面白いです。変に幻滅させる展開もなく、すっきりしていて細部まで行き届いています。読み終わってすっきり終われるし、作りものっぽいところが少ないのは魅力的でした。でも、美しい彼と比較したら凡作になってしまうのでした。そりゃ私のエモクリみたいに、Violent Gothic Rulerを頂点に、周りは裾野みたいな感じ。
最初に読んだ時のようなだるさは感じず、女性向けエンタメの何たるかが少しわかった気がします。やっぱり人に見せるものを作らないと感性は伸びないですね、よくわかりましたよ。
自己犠牲型主人公 ― 2021/05/14 22:45
犬飼のの小説を読み続けること三冊。「愛煉の檻」の方は一生懸命読む感じになれたけど、それより一作前のものは、ちょっと惰性になりました。どうもこの人は自己犠牲型主人公が好きなようで、正直あまり入れ込めないというか。これが状況的に犠牲になるしかない物語なら、そんなに違和感なく楽しめます。でも、勝手な思い込みで勝手な都合に行きついてしまうと、無理を感じることもあります。作者の都合を感じます。いやいや、生きているならそんなヤワな生き方じゃやっていけないだろうと思うような部分で急に弱気になり、それに流される。なんで ? って思っちゃうんですよね。
BL小説お決まりの流れとして、最後まで何の交わりもないということはありません。途中で必ず交わりがあります。そこでお互いの気持ちに気付き始めるのです。その後、トラブルが必ず起こります。そのトラブルを乗り越えて結ばれます。なんでこうしなきゃいけないのかはわかりません。業界フォーマット、デファクトスタンダードとして成り立っているのです。で、そこへ持って行くのに自己犠牲思想は大変都合がよくて、こういうのが好きな人もいるでしょうが、違和感もあります。
多分、私が男だから感じるのかなと思いました。自己犠牲型の男って、そもそもレアです。ついでに、そういうタイプの性格は恋愛しません。自分の気持ちに素直になれないから自己犠牲を感じるのであって、恋愛できずに終わるのもです。創作では動きますけどね。現実にはいないタイプに思います。
BLは女性向けエンタメですから、男が読んで違和感感じるのは仕方ないですよね。一方で、こういう人いるいるタイプのBLもあります。BLの世界も奥が深い。
BL小説お決まりの流れとして、最後まで何の交わりもないということはありません。途中で必ず交わりがあります。そこでお互いの気持ちに気付き始めるのです。その後、トラブルが必ず起こります。そのトラブルを乗り越えて結ばれます。なんでこうしなきゃいけないのかはわかりません。業界フォーマット、デファクトスタンダードとして成り立っているのです。で、そこへ持って行くのに自己犠牲思想は大変都合がよくて、こういうのが好きな人もいるでしょうが、違和感もあります。
多分、私が男だから感じるのかなと思いました。自己犠牲型の男って、そもそもレアです。ついでに、そういうタイプの性格は恋愛しません。自分の気持ちに素直になれないから自己犠牲を感じるのであって、恋愛できずに終わるのもです。創作では動きますけどね。現実にはいないタイプに思います。
BLは女性向けエンタメですから、男が読んで違和感感じるのは仕方ないですよね。一方で、こういう人いるいるタイプのBLもあります。BLの世界も奥が深い。
露骨な続き物は ― 2021/04/26 22:34
最近は10日に一回の割合がだいたい外食の安定のようです。まぁ、それだけ家でゆっくりできているということは、仕事が進んでないという証拠なのです。仕事が進めば疲れるのでね。
調子が悪すぎてほぼ寝ていることしかできなくなって、やっとふとんから出たので16時になっていて、夕食のために出てきました。本当ならクーポンが生きている昨日のうちに来られれば理想だったものの、包み焼きハンバーグを注文すれば意味のないクーポンです。包み焼きお得セットの方が安いですからね。新メニューの包み焼き緑を注文しました。今日最初の食事のため、少なくて十分だからと115gで注文しましたが、十分すぎるくらいあります。緑は野菜がたっぷり乗っていて、ハンバーグは小さくてちょうどです。今後はこれがメインになりそうな予感がするほど上等なものでした。
今日は始まったばかりで書くこともないため、今朝読み終えた小説の話でも書こうかと思います。読みながら、残りこのページ数で終わるのか疑問でしたが、結局終わらず続きを読むことになります。読んでいるのはかつてゴミ捨て場から拾った本で、元の持ち主は新品で買ってないんですよね。古書でなければ入手しにくいものを除いては、新品で私は買います。そうしないと作者に還元されないからです。で、古本で買っている元の持ち主もこの小説が続き物だったことは読んでからわかったらしく、続きも買ってありますが、そちらは帯付きで新品を買ったもののようでした。続きを読みたくなって買ったのでしょうね。
つまらなくはないのだけど、無意味に引っ張られてもついていくのがつらいです。続き物は最初から読まないたちなのは、読み終わりの充実感が損なわれるからです。いつまでたっても終わりがないのは、終わりを期待して読むから面白い身にとっては正直つらいところ。それぞれ単独で読んでも楽しめる終わり方ならともかく、単純に一冊の区切りがいいから終わっているだけで、これなら最初から読まなかったと思うところでした。最近読んだ中でもDEAD LOCKについては、続き物だけど終わるべきところで終わっており、先を読みたければ任意選択性です。DEAD LOCKが入手したものでも13刷になっているのはそこそこ納得で、続き物よりシリーズものの形態をとっているからでしょう。あと、テンポがいいのはあるかな。
仕方なく続きの本を持ってきましたが、これだけにしばられるのも違う気がして、別の一冊を取り出しながら読んでいます。量は少な目だし、まぁいいかなと。そちらの本は最初の部分にちょっと無理があるとは感じながら、とりあえずそこだけは目をつぶって読むことにしました。いやね、幼稚園のころの記憶が、夢だったのか現実だったのかとか、迷うほどあいまいになることはないでしょう。前後の記憶もないようですが、幼稚園児にそれはないと断言できるので、最初が苦しいんですよね。でも、書いている作者も苦しいことがわかっているのか、その部分は非常に短く切り上げてつないでおります。それなりに楽しめるかもしれないかな。
調子が悪すぎてほぼ寝ていることしかできなくなって、やっとふとんから出たので16時になっていて、夕食のために出てきました。本当ならクーポンが生きている昨日のうちに来られれば理想だったものの、包み焼きハンバーグを注文すれば意味のないクーポンです。包み焼きお得セットの方が安いですからね。新メニューの包み焼き緑を注文しました。今日最初の食事のため、少なくて十分だからと115gで注文しましたが、十分すぎるくらいあります。緑は野菜がたっぷり乗っていて、ハンバーグは小さくてちょうどです。今後はこれがメインになりそうな予感がするほど上等なものでした。
今日は始まったばかりで書くこともないため、今朝読み終えた小説の話でも書こうかと思います。読みながら、残りこのページ数で終わるのか疑問でしたが、結局終わらず続きを読むことになります。読んでいるのはかつてゴミ捨て場から拾った本で、元の持ち主は新品で買ってないんですよね。古書でなければ入手しにくいものを除いては、新品で私は買います。そうしないと作者に還元されないからです。で、古本で買っている元の持ち主もこの小説が続き物だったことは読んでからわかったらしく、続きも買ってありますが、そちらは帯付きで新品を買ったもののようでした。続きを読みたくなって買ったのでしょうね。
つまらなくはないのだけど、無意味に引っ張られてもついていくのがつらいです。続き物は最初から読まないたちなのは、読み終わりの充実感が損なわれるからです。いつまでたっても終わりがないのは、終わりを期待して読むから面白い身にとっては正直つらいところ。それぞれ単独で読んでも楽しめる終わり方ならともかく、単純に一冊の区切りがいいから終わっているだけで、これなら最初から読まなかったと思うところでした。最近読んだ中でもDEAD LOCKについては、続き物だけど終わるべきところで終わっており、先を読みたければ任意選択性です。DEAD LOCKが入手したものでも13刷になっているのはそこそこ納得で、続き物よりシリーズものの形態をとっているからでしょう。あと、テンポがいいのはあるかな。
仕方なく続きの本を持ってきましたが、これだけにしばられるのも違う気がして、別の一冊を取り出しながら読んでいます。量は少な目だし、まぁいいかなと。そちらの本は最初の部分にちょっと無理があるとは感じながら、とりあえずそこだけは目をつぶって読むことにしました。いやね、幼稚園のころの記憶が、夢だったのか現実だったのかとか、迷うほどあいまいになることはないでしょう。前後の記憶もないようですが、幼稚園児にそれはないと断言できるので、最初が苦しいんですよね。でも、書いている作者も苦しいことがわかっているのか、その部分は非常に短く切り上げてつないでおります。それなりに楽しめるかもしれないかな。


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