ウサギに萌えろ2010/04/01 22:07

そうだ、今日は早稲田の入学式じゃねぇか、あれから何年たったんだ ? うは、考えるとおっつぉろすぃ~。というわけで、今日の作業場を振り返って。
もうワンパタですみません。別にネタに尽きているわけじゃないんですが、原型制作にすべての体力を奪われ、もう何もやる気がしない状態といってよいでしょう。更新さぼるのも難だし、まして今日は新年度の始まりだし、あの入学式から云年経ったんだと思う日だし・・・っていうか私二回入学しているんだよねぇ。大学と大学院でですよ。間に社会人挟んでおいてよかったと思います。卒業式から一週間後は卒業した大学の入学式って最悪なシナリオという意味も含めて。
そしてまたジオスタという、前回とまったく変わらない展開・・・。で、上はSS掲示板に投稿したものですが、最初に作ったのは下です。下のは大きな画像が見られます。
ウサギ変身計画ということで、最初作ってみたら、どうもツインテの方が絶対かわいいだろうと思い、計画変更して作り直しました。詳しくはSS掲示板で見てくださいまし。下の方が表情がやや色っぽく、上は柔らかい感じになりました。
簡単に説明しておくと、これは素体重ね置きで作っています。同じ恰好をした素体を同じ場所に配置すれば、二体重なって表示されるのを利用し、異なるコアを乗せて「部分置換」しているように見せかけるのです。とはいえ隠したい部分は隠したいですから、カメラの角度とポーズ調整がとんでもなく厳しいことになります。なお、同じ恰好だからといって同じ服装にはしない方がいい場合もあります。今回は一体だけセーラー服を着ていて、他は重なりの微妙なズレを隠すためにブルマ素体です。

ウサギってかわいいよねー ! さぁ、作業に戻るか・・・。

少しは有能に2010/04/04 21:30

毎回ただアホみたいに作業机ばっかり撮っているので、いい加減なんとかしろよとか思うのですが、せっかく作業机があるんだから、フィギュア原型製作にどんな道具を使っているのか、机の上からいくつか紹介でもしようかと。
作業の基本、デザインナイフです。主に使うのは丸刃の大きい方。曲面の多いフィギュア造形では、曲線になじむ丸刃が主役ですが、替え刃方式のため切れ味があまりもちません。刃そのものも決してすごく安いわけではないですから、切れ味が悪くなったら研ぎます。
あらゆる面に対応してくれるのが彫刻刀です。私が主に利用するのは8種類で、やすりと合わせるとかなり自由な造形ができます。あまり安いものだとすぐ切れなくなりますが、Power Grip シリーズはお手ごろ価格で切れ味長持ちです。一本だいたい450円くらい、十分に働きます。
電動掘削機、ルーターです。先端を交換することでいろんな面を削りだします。やすりの入りにくい部分での造形に活躍します。先端はいろんなものがばら売りされていて、私は30種類ぐらい持ってます。
瞬間接着剤です。粘土がはがれたとき貼りあわせるほか、小さな穴やスキマを埋めるパテ代わりにもなります。主成分はシアノアクリレート、この製品を使っている理由はそれが100%だからです。細かいことにはふれません。
スパチュラ、粘土を盛るための道具ですが、私は曲面用にこの先が曲がっているのと真鍮線を使っています。曲面用のこれは、実はスパチュラではなく、たこ焼きをひっくり返す道具です。それを若干削り、曲面をしっかり出しました。さすがに本物の使い勝手には及びません。
ホイホイさん地球連邦軍装備です。同じことばっかりやっていると疲れるため、こういうのを作ってたまには息抜きします。後に塗装することを考えて、組みはかなり適当です。武器はまだ組み立ててないので、とりあえず連邦のやつを借りてみました。バズーカは残念ながら持てませんでした。
デッサン用顔モデル、粘土による自作です。顔のデッサンに迷ったとき、手持ちのフィギュアだと小さくてわかりにくいことが多々あるゆえ、大型の顔を作ってあります。顔のライン、おうとつに迷ったときは、これを見ながら調整します。なお、プリキュアの顔は前面だけ作り直しになりました。

と、こんな道具を使いながらフィギュアの原型は作られていきます。ここで紹介したのはごく一部ですが、もの造りで重要なのはやはり道具です。ちゃんとした道具を使わないと、へんな手間を食うことになります。常日頃からいろんな素材や道具を試してみるのが上達への早道、友人とは道具についてよく情報交換をしています。

このネタ使えそうだ、あと何回かこれで粘れる・・・。

苦労するわい2010/04/06 20:54

今日は天気がよいので外で作業しました。粘土を削っていると粉が飛びますから、外でやるのは理想なんです。ホイホイさんにアロンダイドを持たせてみました。いけるんだなー、これが。
何か変化はあったのかというと、プリキュアの版権通りました。しかしなぁ・・・微妙な気分です。

東映アニメーションいわく、
顔が縦長なのが気になりますがその他は細かく作られているので責了でOKです。

なんじゃそりゃ、責了ってなんじゃ ? 聞いたことない日本語じゃな。調べると、「責任校了の意味で、校正責任者が誤りを発見したが、指示した修正が修正者の責任によって修正されるのを条件に、「校了」とする、という意味である。校了とは、校正完了の意味である。」・・・ふーん、こりゃ業界用語だな。顔はそんなに縦長かな ? 顔の長さは間違ってないはずだけど、そう言われたので見直しました。前髪の位置がちょっと高いようだったので、1mm 下げて対応、おそらくこれで問題ないでしょう。

東映アニメーションいわく、
スカートのひだの中が空いているのが気になりますので修正指示のとおり、パンツが見えないように造形下さい。

それ同感、ちなみに修正指示っていうのは私が出しているものなので指示じゃないです、修正案です。ついでにプリキュアはパンツじゃなくてペチコです。かぼちゃです。そして、別にパンツが見える云々の問題じゃなく、空間が気になるだけですよ。そこからパンツが見えたらおかしいです。

なーんかもう、笑うしかない・・・。相手はどこまでマジなんだこれ ? いいやもう、ウザいから忘れよう。ちなみに、提出サンプルはやっぱり「完成品」でしたよ。こうなればもう相手をびびらせてやるまでだ。メタス色のプリキュアに酔え !
今日は何をやっていたかというと、フリフリの整形です。表面の傷をとりながら、ふちを薄く削りこんでいきます。
このように、折れない程度に自然になるよう、慎重に整えていきます。ひとつひとつやっていくので非常に時間がかかります。この一体を作るうえでフリフリが最も時間と手間をとられます。
これがフリフリサイズこそ違えど、三枚もいるわけです。不自然なフリフリや欠けた部分を直しつつ、全体を作っていきますが、完成は見えてきました。長いなー、この道のりは。
部品分割の細かさはこの製品の売りです。胴体パーツは、色ごとにできる範囲で分割しておりまして、この通りハメ込み構造がくっきりわかります。
顔は彩色のとき発覚した「のっぺり感」を直すべく、深くシャープに造形し直しています。ああ、首から下はもげました。しかしこのままだと首のチョーカーが塗装しにくいという問題があり、チョーカーを境に部品を分割するかもしれません。

いい加減疲れました。イベントまであと一月、がんばらないと・・・。なお、ディーラー名は「量産型マンドラゴラ」ですが、構成員は四名です。実はドール部門があり、そこに専任が二名おります。私はGKと両方ですな。次はちょこっとドール部門を紹介でもしますかね。ちゃぶ台はドール部門になります。ちゃぶ台についてちょっと聞かれたんですが、それも含めて次につなぎます。

生きていたらしい2010/04/26 00:18

ええと、一日でOnlineになるときがほとんどなくて、することはMailを調べておくだけ。で、後はどうしているかというと、トレフェスに向けた作業が思いのほか過酷になったので、ほとんどそれに集中、一日が終わります。

ああああああ、思った以上に時間がかかって、私の原型は型取りをほぼ終えて複製に入るところなのですが、友人のがなかなか終わらなくてですね、そっちの作業を請け負いつつやっていたら、年中無休の超絶労働ですよ。

状況としては、持っていける商品がひとつ減りました。武装神姫用の翼パーツが・・・。無理 ! 時間ない !!!
もうどうしても時間が足りないので、今回はサンプル提出だけしてあきらめる方向になりました。私のプリキュアの方はスカートのパーツにより型用シリコン4kgという鬼の事態に圧倒。友人のはこっちが手伝いつつ意地で終わらせると。
その他、ドール部門は小物を適当に終えて、ちゃぶ台は悲しいけど5つしかありません。あ、当日買いに来る人がいたら困るのでもう一度言います。

ちゃぶ台は5つしかありません。

トレフェスは5月4日、東京有明の某でかい展示場で開催されます。うち は「C-コ-21 量産型マンドラゴラ」です。ここを見ていて「どうもー」って人がいたら、話しかけてくれると嬉しいです。
ちゃぶ台は当日5つしか持って行かないので、当日会場で確保したいという方は教えてくださいませ。なお、ちゃぶ台は何らかの形で通販を予定しております。通販は別枠で確保しているので、通販でいいやという方はそいういうことでお願いしますだ。

すみません、Linkの追加等はトレフェス終了後となりそうです・・・すみませぬ・・・。っていうか、もう寝ないと・・・。

次の更新も多分こんな感じです。こんなに時間が厳しくなるとは思わなかったよう ! SSも作っている時間なし。あれ ? なんか三周年だって ? 無理だよ・・・。