レジンキット2023/02/08 22:38

模型気分を高めたいと、おもむろに買ってあったレジンキットの下準備をすることにしました。
ハセガワのやつで、ふたつ買ってあります。そのうち最近買った方の下準備をすることにしました。どうもプラスチックな女の子を作りたい気分ながら、なかなか完成に至っていません。そのくせ買う気は満々でよろしくなく、ハセガワで出しているレジンキットを片付けるのです。
大きさは1/12なので、加工して首だけ付け替えて・・・なんて作り方もできますが、キットのキャラが気に入っているのでそれはやらないでしょう。過去の経験上、この手のフィギュアで首だけ動いても私自身はあまり利点を見いだせず、本当に組み立てるだけにします。とはいえ、レジンキットですので、固有の下地処理が出てきます。
最初はRC BERGにでも外注して抜いているのかとも考えましたが、毎月出しているものにそれはコスト面で都合が悪いし、箱が60入りですので、そこそこの数が出ているはずです。独自のノウハウを持っているとみました。しかし60ってね・・・そりゃあみあみでもよくセールに出てくるわな。あみあみは60以上入れているでしょうが、おそらく半端に余るでしょうな。Y-Subでは見たことがありませんが、入れるとなると近くの店舗で在庫を分けることになりますね。千葉店だけで60個はさばけません。まぁ、入れないかな、売れなさそうだし。
どう見ても真空遠心注型をしています。そもそもね、1/12の指先なんて、普通に抜いたらレジンが入りません。だから指先の先に逃げ穴を作って、手間になります。そういうのが一切なく、どうやってもレジンは入らない場所に気泡もなく入っており、真空で抜いているのは間違いありません。それがないと不可能な部品分割になっていて、原型から注型まで一括して行うがゆえのレジンキットです。自作ではそういう機械を持っていない限り絶対不可能です。
自然な造形ながら、型が歪むのか、デジタル原型段階で完全に滑らかな面になっていないのか、表面が若干でこぼこしています。そこは削って調整していきます。こうしたでこぼこ、バンダイのキットにもよくあるので、3D歪みなのかなとも思います。気泡はほぼなく、あったのは二か所だけでした。いつもの、穴を広げて光硬化パテを入れる方法で修正します。
溝の彫り直しがあったため、結局一日かかりました。くつしたの色の違いのところに、塗り分けがしやすいよう溝が入っています。横線です。私の感覚だと、これいらないんですよね。等幅のマスキングテープを巻き付ける方が簡単で、溝は手塗りでやる時のガイドです。思えば埋めればよかったかも。この上にもパーティングラインがあり、消すと溝も消えます。ご丁寧に掘り直してしまいました。そうだ、逆だったんだ、むしろ埋めて消せばよかった。しかし0.15mmの溝に何を入れて埋めるんですかね。瞬間接着剤も入るのか ??
パーツを固定する時に通す真ちゅう線の穴まで開けて、洗浄まで済ませ、本当に塗装するだけになりました。でも塗装するための1.5mm真ちゅう線が四街道にある現実。今度取ってきます。