右往左往2020/05/08 20:49

おなかがつらいために、食事を一日二回に減らすことにしました。また逆戻りか。機能性障害になるのに、たった一週間でしたからね。四街道での一週間がまた初期化まではいかなくても、相当の打撃を病気に与えたのは間違いないでしょう。もう当面四街道での生活はしません。病院で戻っても、すぐ帰って来ることに決めています。
マネージャーものストーリーで何が困っているかというと、舞台設定は簡単です。全国大学野球に突如大学が出場すると決めて、チームを作るのに、国立大でスポーツ推薦もなければ、体育系学部もありません。大学公認4つのサークルでリーグ戦を行い、優勝チームを中心に、さらにリーグ戦で優秀だった選手を加えてチームを作ることとなりました。
大学がスポーツ活動に力を入れつつ、スポーツ関係研究をしている教授が、研究活動に役立てたい思惑があるのです。主人公がマネージャーとしているサークルは、エンジョイ勢なのですが、せっかくなら頑張ってみよう、ここでリーグ戦を勝ち抜いて、来年の新歓に役立てようと、サークルは盛り上がっています。
すると、サークル代表でマネージャーでもある先輩が、このままやってもリーグ戦は勝てないだろうと、医学部でリハビリ研究をしている先生をコーチとして招いてきて、リーグ戦までの一か月、トレーニングを集中的にやることになるのでした。先生はスポーツ指導の研究もしていて、この一か月でのトレーニングでデータを取り、論文を書きたいのです。一方、サークルは科学的なトレーニングを受けられ、相互に得があるのです。
こういう設定を作ったら、部室に戻って部員ケアだ ! 的な展開はできなくなるのでした。でも、やりたいのは部員ケアなんですよ。どうしますかね、となります。ここにご褒美えっちを埋め込んでいくために、最初は面倒な展開があります。そこをクリアすれば楽なんですが、そこまで行きつくのが大変です。更に一見、ただの部員ケア話に見せておき、実はサークル代表の、とある計画にサークルが巻き込まれているという、とんでもないオチがあるのです。
この最初の、部員ケアを堂々とやるところへ行きつくまでが、右往左往してうまく行きつきません。これが、いかに先輩の考えた計画に巻き込まれていくかなんですよ。だいたい、部員ケアに合理的理由をつけられるわけないのに、そこに合理的理由をくっつけていきます。それがこの物語の恐怖であり、先輩の計画なのでした。
先輩一人ならいいのに、主人公のマネージャーが厄介者です。こうしてうなりながら、ああでもない、こうでもないとつじつま合わせを紙の上でやっていて、書いたもののほとんどが無駄になることを繰り返しながら、少しずつできてきました。でも、最初があまりに無駄に長いとつまらないので、いかに読んで楽しませるかも大事なのです。テンポの良さですか。ちゃんとしたストーリーものを作りたいですよね、やっぱりさ。どうせいろんなショートストーリーを考えても、同人誌にできるほどでもないし。エモクリ使っちゃいなよ。