塗装の味2013/08/07 23:16

しばし中断していた塗装が再開されました。可能だけどどの程度できるのか、やってみなければわからない初めての塗装でしたが、うまくいきました。やるにつけてなにかひとつは新しいことをしないといけません。これで課題のひとつが終わりました。今回の課題は三つあります。普段からプラモを積極的にやっていればもっと失敗も減らせるのですが、なかなかそうもできませんからねぇ。
本日仕上げた色については、好みの出る色だが、渋くてすてきな色と評価されました。本当はもう少し深みのある色にしたかったのですが、それには別の手法をとらなければ無理だとわかりました。不可能ではないけれど、それを実現させるにはさらに二つの実験をしなければわかりません。しかし方法がわかってくれば、かなり高い技術の塗装方法を確立できるでしょう。

塗装の技術的な敷居というのは、この何年かでかなり下がったと思います。第一は純色系塗料の発売・・・いや、塗料ではないか、GSIクレオスだと「色ノ源」というもので、ガイアノーツでは「純色」と呼ばれるシリーズです。白と黒が入っていない、完全にCMYの色素のみを売っているもので、ガイアノーツはそれをさらに混色して、使いやすい色をあらかじめ用意して展開しています。
むろんそれに代わるものは今までにもありました。それがクリア系塗料です。それを使えばいいのだけれど、CMYではないんですよ。そんなにさわぐほどのことなのかと思われるかもわかりませんが、既存に販売されていない色を作るとき、行き詰ることがあります。そこでCMYがあれば、もれなく可能になるというものでした。
で、これを使うとクリア系の色も作れるのですが、クリアで増量されている分、上塗りとして使うとムラが出てしまう欠点があります。いくら透明なものでも、塗り重ねれば、例えばクリアの赤が何回も塗り重ねられていけば、色が濃くなっていきます。小さな面積なら何とかなっても、塗装面が広いと難しくなります。
これをさらに克服すべく登場したのがGSIクレオスの「クリアカラーGX」です。顔料系で発色がよく、厚みによる色の変化が小さいのが特徴です。これでまたクリア系を利用した色の組み合わせに幅ができるようになりました。私はマイカ塗装にかなり期待を持っております。スプレー缶として売っているものから抽出して使わないとうまく作れないマイカ塗装が、かなり高レベルなものまでできるようになるかもしれません。銀の下地にクリアを重ねて作れるのはメタリックとよばれる色です。マイカじゃありません。

誰もわからないような話をしているような気がする・・・。メタリックやマイカを利用した塗装は明確な手法があるわけではなく、模型の世界だと実際に使われるものと違って大味に見えてしまうこともあり、それっぽく見せたほうが美しい場合もあります。だが私にはどうしても到達したい極地があるんだ。

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