首関節量産開始2018/02/07 23:48

オビツろいど用首関節への反応がいまだにじわじわ来ております。ここで紹介した記事を Twitter でリンクとして投げておりますが、前に投げたものなのに、今でも少しずつ反応があります。それゆえ、この関節を委託販売しようかと以前から考え、来月から出しますと Twitter で予告してみました。すると、直接コメントで、以前より欲しかったけれど、材料が特殊で作れなかったため、売ってくれないかと期待していた旨を2件いただきました。RT もそれなりに取れており、やっぱりかと思いました。普段何かを出しても、直接リクエストや期待を言葉で出してくれることはあまりなく、それが来るということは、期待の高さがうかがえます。欲しい場合は言ってくださる方が本当はいいんですけどね。こちらも日々作るものは迷っているし、欲しいのなら確実に売れます。売れるかどうかわからないものを作るより、安心感もやる気も出ます。

そこで今日から早速作り出しました。しかし、首関節はまだ完成形ではなく、そこの最終調整から始めました。簡単に仕様が決まっている部分はそのままに、問題はぐらつき防止機構をどうするか、首からジョイントが抜けないようにするには何が最も簡単か、調整します。
ぐらつきはどうやっても少しは残り、その原因を精査しました。原因はわかりましたが、解決は首ジョイントの加工ではなく、オビツ11本体への加工が必要で、そのためのパーツも付属させることはできます。ただ、この首ジョイントが欲しい人は手軽さを求めているはずなので、そこまでぐらつきに神経質になっても仕方なく、ぐらつき防止パーツを付属させることはやめました。
首関節パーツはそもそもプラモのランナーから作るという、モデラーにはとても楽勝な材料であるため、見た目もよくないです。ゆえに売値は50円を予定しています。うーん、案外割に合わないかも・・・。微調整は長さをとってしまえばさほど大変ではありません。完全な仕様が決まってなかったゆえ、そこを決めながらやったのが無駄に労力に感じたようです。抜けないためのひっかかりを作り、上部の軸と合わせると、二点で挟み込むことができて、ぐらつき防止機構になりました。これで試作段階で作っていた首回りの隙間埋めによるぐらつき防止は必要なくなり、加工も楽になります。
試作段階では接着を瞬間接着剤でやっていたものを溶剤系接着剤に変えました。衝撃への強さは溶剤系の方が上です。商品化するには、壊れにくくするのが大事なのです。ただ、材料がプラモのランナーゆえ、色がそろわず、見た目がちょっと悪いんですよね。使ってしまえば隠れてまったく見えなくなり、問題ありません。お客さんにその辺りをわかっていただくのも重要になるでしょう。パーツの一部に 4mm ランナーを使っているのも、いずれ壁になります。そもそもプラモで 4mm ランナーは一般的ではありません。大型部品の存在する、一部のプラモに限られます。なくなったら買いますよ、はい。
正直、この関節パーツで儲けようなどとは思っていなくて、オビツろいどにしたいのに、行き詰っている人に助力になればと思っています。