タミヤのラッカー2018/01/27 23:43

今までタミヤといえば、水性塗料とエナメル塗料専門で、ラッカー系はスプレーのみでした。それが最近、何が起こったのか、ラッカー塗料を出し始めました。塗料は基本的なもので進化がないように見えて、メーカーは様々工夫をしているようです。
もちろんそれで水性塗料がなくなるわけではなく、ラッカーも新しく開発するというスタンスです。色数は今後も増えていくと思われます。水性は扱いが便利で、それはそれでいいと思うんですけどね。ただし、食いつきは悪いんですよ。ラッカー塗料は素材のプラを溶剤で溶かしながら食いつくため、プラに対しては強力なんですが、水性は溶剤成分が弱く、食いつきが落ちます。私はかつて、タミヤの水性をサフレスで使っていましたが、乾燥にかなり時間をかけないと、すぐ落ちます。しかし、エアブラシをしていると、下地に1500番やすりをかけてから重ね塗りするのが私の基本でして、これは水研ぎします。いやぁ、塗料ごと落ちる落ちる。塗ったらいじらないのが大切です。ちなみに、ABS にはまったくくっつきません。
車モデルにタミヤを多く作っていると、色指定がタミヤの色指定になっています。使っているとたいてい覚えます。X-18 は最も多い指定です。セミグロスブラックですね。このタミヤのセミグロスブラックは絶妙な半光沢で、一時期これだけはタミヤの水性でやっていました。サフは吹きます。が、最近私の色指定では、黒については4段階の光沢に分けており、使うことはなくなりました。車の内装は、セミグロスとフラットの中間ぐらいが質感的にはちょうどよく、それを出せる塗料があるのです。
一方でボークスはファレホという水性塗料を押してくるし、塗料市場も昔より広がっていて、モデラーも従来通りに塗料を使っているより、常に新し物に目を向けている必要が出てきました。多分、一番困るのは初心者でしょうね。選択肢がありすぎてわからなそうです。

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