オビツろいど化 重量級編2017/12/15 23:26

衣料部より新商品の紹介をさっさとやれとの注文が来ております。いや、そのためにはまず大和守安定ねんどろいどをオビツろいど化する必要があります。旧来使っていた物吉ジョイントでは接続できないことが発覚して以降、新しい接続方法が模索されておりました。いい加減やらないと限界になりまして、やります。
ちら見せで新しい服を見せますが、これはまたちゃんと写真を撮ります。ひとまずこうして頭が乗りました。いい感じでしょう。頭はねんどろいどこーでの頭を使い、小物の刀は純正ねんどろいど安定くんから持ってきました。ちなみに、頭はこーでと純正安定くんでは、髪の色や顔が若干違います。こーではアニメの花丸ベースのためです。
これがオビツろいど化するためのジョイントです。以前の物吉ジョイントを進化させ、ぐらつきを少なく設計し、髪の重さにも耐えられるようにしました。思った以上に使えるので、物吉ジョイントも新しく作り直そうと思います。
さて、これだけ見るとやっつけ仕事のようで、ちゃんと考えられております。材料はプラモのランナーと瞬間接着剤だけです。特徴的なのは平たい板です。ここは顔のパーツに引っ掛ける重要なところです。それと、ランナーはどこのプラモ会社のものを使うかも重要で、以前はタミヤを使いましたが、今回はバンダイを使いました。バンダイはオビツ11側の軸とぴったり合いました。何気にバンダイは使えます。
使い方は、まず板のない方を後ろ髪に挿します。これがそのままだと入らないため、ランナーを少し削ってあります。さきほどの拡大写真で、完全な丸棒になっていないことが確認できるでしょう。
わかりやすいよう、中途半端に顔を入れています。このように顔を入れると、平たい板が顔の内側に入り、頭が後ろにひっくり返るのを防ぎます。物吉ジョイントにはこれがなかったため、ぐらつきが大きく、頭が重いと後ろに倒れてしまう欠点がありました。物吉ジョイントもこのタイプに変更します。
丸棒にそのまま平板をつけると、接着面積が狭すぎて取れます。接着前に丸棒を削り、平面を増やして接着力を増しています。無理をかけなければ取れることはありません。板にしたのは、幅広にして安定度を増すためです。この板もランナーから取りました。
このように、かちっとはめ込むと、ぐらつくことなく軸が出て、これをオビツ11の首の穴に入れればいいだけ・・・に思えますが、軸の周囲に何かついています。これは、首周囲にできる空間を埋めるためのものです。実はオビツ11は、軸を挿してもぐらぐらします。これを抑えるため、首の周囲にできる空間を少しでも狭くします。ここには隙間を埋めるため、適当にランナーを貼り付けて整形しました。ないより効果が認められます。この方法で完全にぐらつきをなくすことはできません。
オビツ11は、首がある胸から首のパーツは、挟みこみ形式です。これが、カチっとはまっていません。ややゆるめで、多少の隙間があります。遊びというやつです。実はこれが軸をぐらつかせる根本の原因になっています。この隙間ができないよう、指でがっちり押さえ込むと、首の軸も安定します。つまり、首の軸が隙間を埋めてもぐらつくのは、オビツ11側のパーツの隙間のせいなのです。なぜ隙間があるのか、と言えば、超精度の整形ができてないためだと思われます。オビツは玩具メーカー寄りで、プラモメーカーとはやっぱり違います。
オビツ11は関節パーツが微妙な精度で設計されていて、成形がうまくいかないと関節が固くなる、もしくはゆるくなります。成形による誤差を埋めるため、あらかじめ挟み込むパーツに遊びを持たせて調整していると思われます。この遊びが、単純に軸形式で首を固定したとき、若干のぐらつきが出る原因になります。簡単なのは、ジョイントをボディに接着してしまうことです。常にオビツろいどにしておくなら問題ありません。ただ、うちの場合は、オビツ11用ドールヘッドも使う都合、接着できないのです。また、この方法では簡単に首が抜けます。軸が抜けないよう、引っ掛かりをつけることもできます。うちでは簡単に抜ける方がむしろ便利なため、こうしています。
首が抜けないようにするには、軸を接着してしまう以外に、軸の先端に引っかかりをつけるだけで大丈夫です。最初から付いているオビツ用汎用ドール首軸は、抜けないように引っ掛かりがついています。それと同じものをつけてやればよいだけです。

そもそもこの方法は、プラモを作っている人じゃないと、一般的とは言えません。材料は特殊ながら方法としては簡単なので、おすすめできます。プラモのランナーだけ簡単に手に入れる方法もあります。プラモのパーツをばら売りしている、Yellow Submarine に行ってみましょう。Y-Sub は多くの店でパーツのばら売りをしています。ランナーから外した状態で売っているため、その時在庫があればランナーだけ譲ってくれます。やすりや接着剤はさすがに自分で用意してくださいね。

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