関ヶ原コミケ92-32017/08/13 23:00

コミケも三日目、まさに最終日。やってまいりました。何より今日は暑い ! 予想最高気温は32度で、すでに外は暑くなってきております。これは地獄の予感。人の出は、いつものように駅方向にすぐ流れる例年通りの流れでした。時間は一日目とまったく同じに行っているのに、微妙に出の早さに違いがあるようです。え、関ヶ原ってどういうことかというと、参加者の人数が関ヶ原の戦いと同じくらいになるからです。あの戦の規模を体感できます。ま、いっぺんにその人数が来るのではないですけどね。
ところでその浮き輪は何だね ? コスプレの道具にするなら、膨らませて持ってくるより、足ふみポンプを持ってきた方が圧倒的に楽なのではないのかね ? この人波に飲まれては、そんなものは持ち上げるしかないわな~。
会場に入る前に、座れる場所で準備を整えました。飲み物もリュックから出して、腰からさげます。巡回順序ですが、企業から回ることにしました。一日目にもらってきた資料を見直し、企業カタログを見て、もう一度まわりたいところを調べておいたのです。11時では一般は混雑しているだろうし、ある程度人気のあるところでも、開始一時間でなくなる物量で来ていることはないでしょう。企業はあまり長居をしない予定でまわりました。
しかし、企業方面は一日目に比べて人の少なさに驚きです。販売物の物量は調整しているところもあるでしょうが、三日間通して売り切りの品も多数あるようで、それ目標に一日目は並ぶんですね。だから、一日目はたくさん人がいても、三日目は行列になるところはなく、列になっても少しだけのところがほとんどです。私なんかは最初から目標としているものもないから、実は三日目だけに来てもいいかな・・・ダメだ、一日目に来てもらったものをチェックし、もう一度三日目でチェックできるのが重要でした。目標のところはまわりきり、いよいよ一般に回ります。

東に抜けるための方法がいくつかあって、今回は初めて通る道でした。コスプレ広場を抜けて外に回り、ゴキホイを通らない行き方です。やや遠回りで、あまり利点は感じませんでした。途中、ホールの中を上からのぞくと、いやいやすごいことになってます。上から見るとすごいです。写真を撮りたくなる心理をちゃんと委員会も察していて、ここでの写真撮影はご遠慮ください、立ち止まらないでくださいと、人を置いていました。さすがだ。
さぁ、東は大変なことになっています。相変わらずの毛細血管ぶりで、こいつは戦いだと思いましたよ。中はとにかく暑いです。気温は35度くらいあるんじゃないの ? という暑さ。人は多いし風は通らないし、空調はないし、これは本当に危険を感じました。これをずっと最後までやるのかと思うと、気を抜けば倒れます。
目標地点は、なるべく数量に余裕がなさそうなところから回りました。今回ばかりはちゃんとチェックしていて、これは欲しいという場所を決めていました。一箇所にまとまっているならよいけれど、残念ながらそうまとまっていません。毛細血管の中を長距離移動します。楽じゃないですね。ジャンルでまとまっているところは後回しにする形で、ばらけているものを体力のあるうちに回ります。
行く、迷わずに買うの繰り返しで、移動距離はかかるものの、ひとつのサークルの滞在時間は短いため、思ったより回れました。しかし、異常な暑さで汗だらけ、でも止まってゆっくり水分補給する余裕がありません。最初は何とかなるつもりでしたが、あまりの暑さと汗の量に、水分補給をせねば倒れる危機感を感じました。タオルを持ってこなかったのは大失敗です。ひどい、本当にひどい。
ぐったりしながら、ひとまずみさてぃんのところに顔を出し、また後で来ることを告げて、それから友人Tのいる回遊企画のところへ行きます。ボロボロになりながら、挨拶して、今日は一日売り子なことがわかり、ここも後でもう一度来ることにしました。

ある程度巡回して昼食です。外に出てダンボール作戦をしつつ、カタログを一冊手に入れてきました。三日目だけあり、丸のままです。昼食をとりながら、いつも回っているジャンルがどこにあるのか探索し、頼まれているものが集中している場所を探しました。落ち着かない食事です。ここで水分も燃え尽き、目の前にある売店で買ってきます。一応、氷水を入れたクーラーで冷やしているようで、売れ筋が早すぎ、冷えていません。ただボトルを水でぬらして売っているだけです。でもこういうときは、おなかが急に冷えるとよくないため、あまり冷えてないものの方がいいんですよ。ボトルを再装備して、みさてぃんのところへ向かいました。

みさてぃんへの差し入れは、アキバへ行った日に用意してあります。メッセージも用意して入れておきました。よそよそしいファンのふりして、丁寧な手紙を入れてみることも考えたのですが、ちょっとそこまでやりきる時間がなく、挨拶しながら差し入れてきました。商業誌連載が一段落終わり、これからどこの雑誌に入るのとか、あまり細かいことは聞けずです。話している間でもお客さんが来て買って行ったりで、ゆっくりする空気はなく、新刊をいただき、サインを入れてもらって後にしました。ま、本日最大の目標がこれで済みましたので、後はもう、時すでにおすしになっていてもいいかなという感じです。
ここからは、栗先生ご所望の品を探します。どういうものが欲しいのかだけ聞いておき、予算も特に決まっていません。端から丁寧に見て周り、なるべく役に立ちそうなものをかき集めました。自分の物を買うのは簡単ですけど、人のために、だいだいこういうもの、を探すのは時間がかかります。あまり買いすぎるのも問題です。いい本はそれなりにあって、けっこう買いました。それでも厳選したんですけど、やっぱりいきますね。よし、大儀は果たした、あとは自分の欲しいものをまわるだけです。

自分でこういうものを描きたいというスタイルは常に持っておりまして、そこのジャンルを回りました。うーん、今回はあんまりピンと来るものがないなぁ。途中、お誕生日席の前を過ぎたとき、本を差し出されて営業されました。どうですか、見ていってください。てかね、その人プロなんですよ。他の同人誌や単行本も持っていますよ。よほど声をかけて応援しようかと思いながら、営業されたものだけ買って去ってしまいました。これだけ、とにかくこれは今日最大の後ろめたさです。相手は何もわからずだろうけど、通りすがりで何も知らなかった振りじゃ失礼だったかな。一応、この本は持っているんですと、売っていたひとつを示しておきました。去った後、後ろからひっそり、いやぁ嬉しいねぇ、って声が聞こえて、それが後ろめたさを加速させました。やっぱり顔見知りじゃないと声はかけにくいもんです。

最後の目標、東7、8ホールへ向かう前、回遊企画さんにお邪魔しました。位置が真の角地です。これ以上はホールの外、という列の角地で、8ホールはすぐそこという位置。今日は2卓の角地で、スタッフフル出動になり、友人Tも一日売り子でした。立ち話をしつつ、初めてサークル主様にご挨拶しました。友人Tも話はしといたっぽいです。時間は3時半となるところで、残りをまわるために別れました。いろいろお世話になりました、何があったかは言えないんですけど。
閉会も近く、最後の目的地を回ります。一箇所は撤退しておりました。ま、ここは新刊がないため、再販だけだと持っている可能性大だったので、気にしないです。他をささっとまわり、最後の大荷物を買いに行きます。画材とは違うけど画材の一種、トレース台を買いに行きました。最新の薄型のものが欲しくて、もうかなり前から買おうと思っていたやつです。会場だと9450円という破格で買えるため、今日はこれを買うつもりで来ました。一日目は現金がなくて買えなかったため、ちゃんと用意してきたのです。

激動の三日間が終わりました。最後にまた水分を買いました。とにかく飲んでも飲んでもきりがない暑さです。飲んでいるのにトイレに行かないって、おかしいでしょう。それくらい汗で出ています。いやもう、まいりました。
で、ここからなぜかアキバに向かいます。コミケ期間中に委託の売り上げがどうなっているか見るのと、商品をひとつ追加するためです。バスに乗って東京駅へ出るいつものルートで向かいました。

オビツ11男性用の衣装がすべてなくなっておりました。・・・もしかして、ここで商品告知を出した時点でなくなっていたのかな・・・。我々もすっかり店員さんとは仲良しでございまして、情報を教えてくれました。うちわをセットで買って行って、色の合う青系のうちわが人気だそうです。工芸部の箱はほとんど動きなしです。床と壁のセット鉄板入りが売れない。一ヶ月置いてだめだったら、来月から四畳半に戻します。
コミケ期間中でも今年はアキバへの出が例年よりおとなしかったそうで、今日になって急に増えたそうです。帰り際に別の店員さんからも声をかけられましたが、同じことを言われました。向こうもここ一番の稼ぎ時ですから、この夏の様子は少しダメージでしょう。夏休みはまだ半分という人も多いでしょうし、さて、どうなることやら。売れてくれるといいな。

10日にアキバに来たばかりです。特に買い物はないため、神田明神の夏祭りに行きました。盆ダンス。狭い場所に多くの人が集まるから、円が何重にもなります。こういう盆ダンスは見たことないかも。この辺の祭りじゃ、円が重なることはないですから。コミケ帰りと思われる紙袋を持ったまま踊っているすごい人もいました。
最後、ラジオ会館のあみあみSHOPに寄って、それから帰ってきました。ふぅ、疲れた。荷物が重くて疲れましたね。しかし、コミケは独特の一体感があります。この三日間、とにかくこの三日間を乗り切ろうという、人々の思いがつまっています。駅に始まり、会場近くのコンビニ、コミケのスタッフ、警備員から警察官、売店のスタッフ、会場のレストラン、運送会社、バス、企業参加、一般参加者、サークル参加者、コスプレイヤーまで、どこへ行っても必死さが伝わってきます。このイベントを事故なく無事に終わらせなくてはと、全力です。この意識の高さ、何でしょうか。そしてその分お金も動いているわけで、すごいことですよ。サークル参加でプロをしている人ならば、ここが営業や大事な収入にもなります。はい、オリンピックでここを閉鎖するなら、それが経済損失として計上されます。誰がそれを保障してくれるんでしょうかね。とりあえず、会議室で、この会場閉鎖してもオリンピックなんだからいいでしょうと決めてしまった人たち、三日間コミケに、電車とバスで通い詰めなさい。企業同士の交流イベントにも行きなさい。自分たちが何をしたのかよくわかるから。

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