虚勢でも場はしのげる2017/06/17 23:46

本日は図書委の飲み会でした。帰ってきたのは1時半まわっておりますので、あらためて次の日に書いております。
最近は飲み会の渡りがうまくやりこなせず、ここをどう乗り切るべきか考え、三つある会のうち、中間を休んで二つの会だけ出席することにしました。最初の現役交流会、最後の天昇に行き、卒業生だけの、安い飲み屋でやる会には参加しません。ああいう場でうまくやれないのと、酒は飲まないのに飲み代ばかり多くかかるのがつらいためです。図書委の飲み会は基本的にお金は傾斜配分で、代が上がるほど金銭負担が大きくなります。飲み会を抜けて、少なくとも自分の飲み代だけでも浮かすことにしました。他の代の負担をするのは先輩の役割でいいとして、自分の分は浮かします。その会は若い世代がかなり集まることもあり、そういうところで先輩としていい話もできません。だいたい、大学生に社会人になってからの話をすることが多く、んな場所に私がいるだけ無意味です。天昇に行くメンバーなら私の事情を知っているし、そこならまぁまぁやれますので、そこだけ行ければよく、現役会は、高校生相手だからそんな気遣いはいりません。
会場は津田沼で、17時20分集合です。家は14時ごろ出ました。津田沼についてからは、いつも通りまず Gamers に行きます。毎年この時期に行くと新刊が出ている漫画を買います。やっぱりありました。私が今買い集めている普通の連載漫画ってこれだけです。他、何か面白いものはないかと、本を探ってみたものの、あんまり興味のそそるものと出会えず、隣の Animate に行ってみます。明らかに客層が違うんですよね。Gamers はカードゲームのプレイできる場所があって、そこには小学生から大人まで、いろんな人が集まっています。今は小学生の男の子もカードゲームやりますからね。Gamers に小学生がたまっているって、他の店じゃあまり出会える光景ではないでしょう。Animate は基本女性です。というか、男を発見できない・・・。津田沼は昔から女性客が多いんですよ。近隣から集まってきます。特に用はないんだけれど、普段読まないような小説を読んでみようと探しました。Animate の方が幅広い品揃えがあります。最近、昔買ったルパンの文庫本小説を読んでいて、寝る前に本を読むのが習慣化しております。ただ、冊数もなく、私は学術書ばっかりでして、たまには読んだことのないような小説を読みたくなりました。で、歩いてたまたま見つけたのがBL小説です。同人の世界にいるから、BLくらいわかるし、BL同人誌も読んだことあるけれど、商業のBL小説ってのは、未知の世界です。本にはカバーがかけられていて、立ち読みは一切できません。ようし、試しに一冊買ってみるしかあるめぇ。フィーリングで選んで買いました。
次はユザワヤです。建物が工事中で、入り口までたどりつくのが大変でした。生地売り場でいろいろ調査します。ユザワヤは色の揃えがかなり充実しているんだけれど、いかんせん高いのがちょっといただけません。見るのは生地だけです。粘土とかなくなってしまいましたからね。私はここで買える物がほとんどなくなってしまいました。
集合まではまだ微妙に時間があり、ゲーセンにちょこっと行きました。30分くらいですかね。ちょっとやって、駐車場の車を移動します。津田沼はこれが入るから面倒なんですけど、まあしょうがないです。そして現役会になりました。お好み焼き屋で、90分食べ放題です。自分で素材を注文して焼きます。4人席に入り、現役を1人交えました、今回は現役が7人と、この数年の中で珍しく少ない回となりました。前回は25人くらいでしたから、この少なさに驚きです。中夜祭が今年は面白い企画があるらしく、そちらに人数をとられたようです。ま、鉄板を囲みながらやるにはこれでもいいでしょう。
幹事と、慣れた卒業生一人と現役生と、4人で食べ進めました。なるべく面白いメニューを注文しました。傑作は、もんじゃ焼きのBIGカツカレーです。カレー風味のもんじゃってのもすごいけど、BIGカツってあのお菓子だよね、どう出てくるのだろうと期待です。・・・なんと、袋に入ったまま出てきました。これをどうしろと ?? いきなり生地に混ぜては感触が悪くなりそうで、考えました。で、仕方ないので私が代表してBIGカツを手で細かくちぎりました。その間に生地に火を通し、仕上がる直前に混ぜ合わせます。なんですかね、この不思議な食感と味は・・・ただ、他のもんじゃもそうだったのですが、味が濃すぎます。もうしょっぱくて、中には塩の塊かよと言いたくなるレベルものもありました。カレー風味もしかり。みんなで、これは注文を控えさせるための罠だと悟りました。
他にも変り種ばかり注文し、トマトチーズバジルというお好み焼きも頼みました。ピザになるのか ? と思わせて、チーズの入っている部分はピザっぽいけど、トマトはあまり主張がなく、バジルは香り程度。笑い話ですな。とにかくこの場が面白くなればそれでいいと私は思っていたので、かなり暴走ネタでしたが、実際楽しめました。
次の飲み会は抜けます。天昇に行ってから車の移動をしたくなかったため、この間に車の出し入れを行いました。ゲーセンでゆっくり遊びたいと思っていたけれど、思いのほか時間がなく、またもちょこっとで終わりです。久しぶりに KOF98 をやってみて、なかなか燃えました。最後のチームに勝てず、超必をコンボにうまく混ぜることも久しぶりでうまくできずでしたが、無難に安定した攻撃で進めていけました。ひとつはこれ、98だから入らないの ? というのがあって、よくわかりません。99だと入るんですけどね。それはいいや。
最後は天昇です。今回は最初の席が、それなりに話をできるところでして、まぁまぁ話せました。でもやっぱり、手芸趣味相手でもないし、何かを作っている相手ではないので、材料や技術に関する関心というのがなく、こっちの話は、作っているものは面白いね程度で終わってしまいます。いつも加工を頼んでいる友人Kだと、業種は違って扱うものが違っても、何かを作るという立場は一緒だから、話がよく通じるのです。そういうのが全然ない・・・。加えて、お互い業界の底辺という認識があるから、技に自信があっても絶対に偉ぶることもなく、上は上、という見方があるのです。そこがね、この飲み会だと、高学歴でそれなりの職業についている人しかいないから、私の感覚は理解されることもないし、喜んで聞かれることもありません。同情はされます。病気で人生リセットしてやり直し、がんばっているのは同情されます。でも、失うことの重さとつらさは理解してもらえません。仕方ないことですよ。誰だって、将来のために努力を積んできて、ただ遊んできただけじゃないからこそ、今があります。もしそれを全部捨てろと言われたら、考えもつかないでしょう。ええ、私は捨てました。そうせざるを得ないから捨てました。病気ですもの。20代半ばの、まだまだこれからという時期に、病気で今までの積み重ねを捨て、社会からも断絶された存在になりました。そんなこと経験すべきじゃありません。ただ、それでもできることはあるんだと、私はわずかな希望で立ち上がってきました。そんな話は面白くもないし、話されても相手は困るだけです。だから話さない。
天昇での開始時間が例年になく遅く、私は席をめぐりながら、なるべく明るく振舞い、自分のことは話さず、挨拶や相手のことを聞いて時間を過ごしました。あんまり話さないで、肩身を狭くしているのも毎度息苦しくて、少しはやり方を変えてみたのです。虚勢を張っていました。でも、おそらくそんなことは誰も気付かないでしょう。私にできることは、リセットした人生が、他の人にも堂々と話して通じるレベルになることしかありません。いやね、現状では到底無理ですけどね。

じゃあ簡単にこの縁が切れるかというと、そうでもない自分もいるのです。おそらくこんな人生の理解者を求めてもどうしようもなく、大事なのは、自分なりにやれることをやることでしょう。

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