GL26 レポ2017/05/15 23:25

Game Legend 26 のレポ・・・というより、そこから考えたことのまとめを中心に書こうと思います。今回は一般参加です。

ひとまず当日の流れですが、9時40分の電車で四街道を出ました。川口に着くと、会場の建物は駅の目の前にあります。すると、建物に向かう途中、ちょうどガラス張りになっている場所から入場待機列が見えました。予想していましたが、やっぱり今回も人が多いです。エスカレーターを上って会場に着くと、もう目の前が待機列になっているほど列が伸びていました。開場時間になっても人が中に入らず、そのうちフロアを埋め尽くすように行列が伸びていき、スタッフも足りなくて、半ばカオスでした。行列にはなっているけれど、ここには他にも役所とかが入っており、そこに来る人の道がふさがれてしまいます。お客が多いことはとても良いことですが、行列の管理はもう少ししっかり方法を作り、スタッフをそれに対応させないと、会場から苦情が来るのが心配です。もはやここ最近は、入場待機列が長蛇になることは普通であり、それに合わせた準備をしておくべきではと思います。並んでいるこちらとしても、これはまずいな、と思う状態は、あまり気持ちよくありません。
人が多すぎるため、入場制限をかけて少しずつ入れていました。入るのには30分くらいかかりました。私が入るころでも後ろの列は短くならず、次々やってくる状態で、そもそもこんな人数がこの会場内にすべて入るのかという疑問すらありました。なんだかんだ押し込んでしまうんですけどね。入ってからはだいたいいつも通りで、お昼も挟んで最後までいました。流れはこんなものです。

今回大切にしたことは、なるべく買うことでした。私は同人イベントで買ったものを何度も読んだり見たりするタイプで、今買わないと半年間ないわけです。この半年は楽しめるようにしたいのです。それと、Onlyという非常に狭い世界の中でやっているのに、横に広がりが持てない現実を少し打開したいのと、このイベント内でどんなものを作っていけるのか、サークルをしている人の様々な表現方法に触れて、自分を高めたいと思っています。時間をかけながらすべてのサークルの発行物を集めるような勢いですね。何をするにしても、自分の方法を完全に確立してしまうと、逆に視点が狭くなりがちです。こんなやり方面白いな、こんな表現面白いなというものを逐一勉強しながら、常にアンテナを立てていたいと思います。
というのも、うちのサークルの現状を考えると、発行物が少なくて、しかも収益性が非常に悪いため、発行物を増やしたいと常々思っています。でも適当に増やすこともできません。また、どうしてもやりたいことは、ひとつを残してやってきました。それに、レトロゲームだったらどんなものを取り扱っても、どんな表現でもいいと考えており、活動は流動的でよいとも考えております。そんな中で自分を磨くには、このイベントに参加している多くの人に触れることでしょう。会場でただ人に話しかけるわけにはいかないし、ならばサークル発行物を見るに限ります。
やりたいことがないなら店をたためばいいと思われるかもしれませんが、やりたいことはあります。それはサークル参加そのものです。サークル参加をすると、買って行く人との話ができ、新しい情報や刺激が得られます。参加することが次への参加の刺激になり、自分の活動に対する評価も得られます。そして、できればお小遣いも稼ぎたいです。BK保存委員会を結成してから、自分のやりたいことを相手に伝え、共感を分かち合うために何をどう作っていくべきかを学びました。自分たち側からの一方通行にしないことも大切にしました。やはり、ものを作っていくのは楽しいことです。レトロゲーム好きなことを表現しながら共感することが、私には合うのです。

Game Legend に参加しているサークルは、毎度同じではありません。毎度参加しているサークルは、もちろんあります。おそらく半分以上はそうかもしれません。中には不定期で参加したり、何回か参加して来なくなったサークルもあります。参加していても、なかなか新刊が出せないところもあります。一見毎度同じようで、流動的なサークルがある以上、ある程度求められるものに流行と廃りがあることに気付きました。この数年を振り返ってみると、珍しいハードの人気が高まっている傾向を感じました。今回ついに来たかと思わせたのは、カセットビジョンですね。本物を見たことは今まで一度しかありませんでした。
レトロゲームがそういう言葉で再評価されるようになって、私はその初期のころから同人をやってきた古株組なんですが、そのころはソフトの評価が中心でした。それがこの十数年の間に評価が定着し、今ではむしろ過剰なほどまで評価されています。今度はハードが注目されてきているように思います。BEEPのような昔のハードを扱う店がマニアの間で評価を上げてきています。市場を出回るハードの数も少ないせいで、希少性が高い分野です。私がBK保存委員会を始めた頃は、中古屋にMegaDriveが山のように積まれていて、どうしようもない値段で売られていました。今そんなことはないです。相場は一気に上がり、数そのものが減っています。
サークルで出しているものも、実機展示も含め、今では珍しくなってしまったハードを扱っているところは人気があります。珍しいソフトを扱って注目を受けるには、それ相応の努力が必要になっています。こと、家庭用で出ていたマイナーソフトの攻略などは、極めて厳しい状況にあるでしょう。メジャーなソフトを扱っても、ぼちぼちの反応の時代です。ソフトを扱うなら、論評で扱うか、普通に漫画を描いて出している方が安定します。これは自分のサークルでの経験によります。扱うソフトも、何十周年とか、今のハードに移植されるとか、話題性に左右されます。非常に残念なことながら、イベントが大きくなって細分化が進み、作ったものが評価されない状況が部分的でも発生します。扱うものによる風当たりの違いが、なだらかな流れによって常に変化していることを感じました。売り上げ状況の悪いサークルが常に一定数いるのは(アンケート集計によります)、作っているものが手抜きとか、質が悪いとかじゃなくて、イベントの中に発生している風の当たり方だと思うのです。一般参加で常に回りながら歩き、人の集まり具合を時間をかけて見ていると、厳しい世界も垣間見えます。イベントとしては楽しいんですよ。私もたくさん買います。でも、サークル参加やめちゃおうかなと思う人が出ても仕方ない側面もあるんですね。それはこの数年変わりません。

ええ、この実、とってもはしゃいできました。変わらない毎度の評価は、一般参加で楽しむ分にはとても楽しめる。けれど、サークル参加する場合は覚悟がいるイベントです。出しているだけで英雄視される時代はすでに終わっています。