ホットケーキ作り2017/03/02 23:41

朝から好調・・・というわけにはいきませんが、薬を使って多少時間がつぶれても、なるべく仕事は進めるスタンスです。ワンフェス分も作り、あみあみ様分も作っていくと、今月はかなり厳しくなります。みかんを一方で作りつつ、完成が近かったホットケーキを作りました。では、今日はホットケーキの作り方でも紹介しましょう。あらかじめ、途中まで作ってあります。
作業は二枚のケーキを重ねて接着するところから始まります。ケーキは以前から作ってあって、塗装はどら焼きを作るときに行いました。ここまでくればゴールは目前・・・のようで、意外と時間がかかります。しかし製造数が少なくて、ワンフェスまでにはまた増やすかもしれません。今のところ32個あります。人気商品のため、32個はすぐなくなります。
と、ケーキの表面を見て、なるべく見た目が良いものを上に持ってくるようにして、少しずらして接着します。重なっているのを見せるのがミソです。
この板は何でしょう ? 答えはバターもしくはマーガリンです。これはあらかじめ作って乾燥させておきます。こういうところまで、ワンフェス前に終わっていたんですね。ところができなかったという・・・。やや厚く作ってあり、ここから切り出してバターを作ります。
だいたい3mm四方で切り出します。最初はカッターで長く切り出し、そこからデザインナイフでひとつずつ切ります。測ることはせず、勘です。だいたいの大きさが取れていれば、特に正確性も必要ありません。
さて、ここが私らしさを出すところ。バターはただ接着せず、やや溶かした状態に見せてくっつけます。バターを溶かす理由はただひとつ、おいしそうという感覚を強調するからです。私が作っているのは、リアリティではありません。こういうものがあったらいいな、こんな風だったらおいしそうでいいなという感覚です。だから、こってりバターが溶けていると、それだけであの温かさ、甘さが伝わってくるために、バターを溶かします。
さきほどの素材を溶かしてそれを表現することはできません。白いソースに黄色を少量入れ、よく混ぜます。溶けている方が黄色が濃く見えるのが一般的で、ここは少々黄色っぽくします。これをケーキに塗って、バターを滑らせながらくっつけます。もちろん、このソースは接着剤にもなります。乾燥すると引けるため、やや多めにつけてちょうどいいくらいです。
バターが溶けているように見えるでしょう。ここでしばらく乾燥させます。この後シロップをかけますが、バターが固定されていないとシロップは乗せられません。今日はこの間、みかんをひたすら作りました。ソースがそれなりに引けてくるまで待つと、作業の完成度がわかります。溶けているのがわかれば合格です。
シロップをかけます。シロップは、透明ソースに少しの茶色と黄色を混ぜたものです。それをいつもの注射器型の道具から搾り出し、ジグザグにシロップをかけます。バターの上にもかかりますが、あまりかけすぎなければ、自然に見えて問題なしです。下のケーキにもシロップをたらします。お皿はないですから、こぼれないよう気をつけます。時間がたつとソースも引けてくるため、なるべく多めにかけるのがコツです。少しずつ搾り出す作業はかなり神経を使い、なるべくその日はそれが最後の仕事になるようにしておかないと、とても厳しいです。オムライスほど厳格ではありませんが、このシロップも難易度、集中力、共に厳しい作業です。
こうして完成するホットケーキ。パンケーキではありません。あくまでホットケーキです。昔ながらのおやつです。値段は70円。こちらとしては、二枚持っていかれるのがつらいです。塗装したときの半分になってしまいます。でも32個は少ないな、どら焼きやるときに増やしますかね。
さあ、ありったけ持ってくるんダヨー !
物量に任せた写真です。何気にね、ダヨちゃんがUソファに座れるというね、むしろそっちに感動しました。