Uソファの紹介と組み立て2017/02/25 20:59

ワンフェスが終わってしまいましたが、今回のワンフェスでの新商品、ユニバーサルソファ(Uソファ)の紹介と、組み立てに関するコツをお伝えします。ワンフェスが終わって早一週間、買っていたものをこれから組み立てるという人もいると思いますので、組み立てのやり方も紹介します。
全体がふかふかした、あのソファとは印象が違います。やはりうちらしいものを作りたかったのと、機能性を重視するためにこうしたデザインにしました。柄はふたつあり、こちらはワインレッドです。色合い的に、こちらが豪華に見えるのか、人気がありました。
後ろから見ると、黒が基調になります。この家具の特徴として、1/12という概念がないことです。この大きさのフィギュアが座れることを目指した、最初からこのサイズ、このサイズだからこそできるデザインなのです。だから、この黒い部分もクッションではなく、こうしたひとつの部品です。
もうひとつがピンクです。黒の重さに対してややピンクが軽いせいか、好みの割れるところでした。このピンクには赤が似合いそうです。新商品のため、やはりやってみないとわからないというところでしょう。背面のクッションは綿が入っていません。これは、機能的なことを考えています。さて、それでは機能性のことや、なぜユニバーサルなのか、座らせながら見て行きましょう。
神姫など、ピコニーモやfigmaでも、これくらいの身長なら、脚を前に投げ出すようにして座ります。この横幅なら二人がけもできます。真ん中に座らせましたが、ひじかけに手をつくにも適当な高さです。座面は低い位置にあるものの、座ってしまうとあまり意識されません。
ここからユニバーサルになっていきます。このソファは、多種類のフィギュアが無理なく座れることを目標に設計されています。キューポッシュを座らせると、脚が着く高さなのです。これは床に鉄板入りの床を使っているため、そのままくっつけて安定します。床に磁性体がなくても、後ろにひっくり返ることはありません。横にも倒れにくいです。
このソファは、座面に傾斜がついています。座面が地面に対して水平ではなく、後ろに傾いています。こうした設計にすると、人間の場合は立ち上がるのにやや苦労しますが、フィギュアならその心配はありません。この傾斜により、後ろに傾きがちなキューポッシュを安定して支えることができます。さらに、前後に長い支えにより、頭の重さでソファごと転倒することもないのです。
オビツろいども脚をつけて座れます。やはり、後ろに転倒することもありません。頭の種類によっては髪がひっかかってしまう心配はありますが、それを考えると背もたれを取るしかなくなってしまうため、そのような場合は前の方に座ることで対処できるかもしれません。髪の形によってどうしても変わってしまうことで、一概にすべて大丈夫とは言えないけれど、前に座らせて、髪ごともたれることが可能なものもあります。キューポッシュではそうできるものもあります。背もたれをもう少し低くすることも考えましたが、低すぎると頭から後ろに倒れる可能性もあり、これくらいが安定でした。

神姫、キューポッシュ、オビツ11など、身長差の大きいフィギュアは、それによって家具も作り分けることが出てきました。テーブルセット、縁台は異なるサイズの二種類があります。しかし、そのたび作り分けるのでは、作る方も大変だし、買う方も不便があります。ならば、なるべくひとつの種類で、多くの種類のフィギュアに対応できることは、理想的なことではないのか、と考えたのがこのソファなのです。
座面を低くし、傾斜をつけるためには、厚みのある座面は作れません。いわゆる、ふかふかしたソファでは、座面の薄さが気になってしまいます。傾斜をつけることも不向きで、その結果、こうしたデザインが生まれました。また、場合によってクッションを外して座ることも考えました。クッションがなくても、ソファとして見られるデザインになっています。背のクッションに綿がないのは、座面の広さとの兼ね合いです。座面を前後に広く取ると、フィギュアが不安定になります。狭くても滑り落ちてしまいます。その間でクッションを置くには、綿を入れないことが最良でした。
こうした微妙な調整の末、このような形になっています。思ったようにうまく収まる形がなかなか見つからず、設計だけで4回やり直していますが、最後はうまく収まって安心しました。こうした特長を詳しく事前に宣伝できなかったのが残念です。次にまた売りますゆえ、興味を持たれた方は次をお待ちください。アキバの委託にも出す予定です。
さて、肘掛を組むのは簡単ですが、問題はこの傾斜をつけた座面をいかに組むかです。これにはコツがあるので紹介しましょう。
定規を二本使って、説明書にある位置に目印をつけます。まず、脚に当て木をして、定規がずれないようにします。こんなアルミの道具は持っていないという方がほとんどでしょうが、厚みのある本でも十分です。端から8mmの位置に、差し金を固定します。小型の差し金があると便利ですが、なくても定規でかまいません。
8mmまで差し金を押し出したら、定規を外し、差し金で高さ5mmの位置にペンで点を打ちます。この写真では、打った点が見えるように差し金をずらしています。使っているペンはペン先0.03mmと細いもので、これまたあまり一般的ではありませんが、とにかく細いペンなら何でも構いません。とがった鉛筆でも大丈夫でしょう。
こうした要領で、反対の端からも指定位置に点を打ちます。
さきほどの図で指定されている位置に、点があるのがわかるでしょう。・・・接着していた跡が見えますが、見本で作っていたものをひとつ、落として壊してしまいまして、それの組み直しをしております。瞬間接着剤で最初はすべて接着しましたが、瞬間接着剤は衝撃に弱く、組み立ては早くて便利でも、案外もろいものです。今回は木工用ボンドでやっています。
点の位置に合わせて、あらかじめ接着しておいた黒いパーツを接着します。ここは木工用ボンドをおすすめします。瞬間接着剤だと、微妙な位置調整をする前にくっついてしまう可能性があり、微調整をするには木工用ボンドが最適です。この黒いパーツの塗装には、ファレホを使っています。瞬間接着剤で溶けるようなことはありませんが、木工用ボンドをおすすめします。黒いパーツ同士の接着も、木工用ボンドをおすすめします。瞬間接着剤は乾燥が早く、接着剤を流布している間に固まってしまい、接着力が十分確保できません。使うならゼリー状の、硬化にやや時間のかかるタイプがよいでしょう。

と、長くなりましたが、これがユニバーサルソファです。値段は800円。アキバの委託やワンフェスでもまた出しますので、これいいなと思ったら、ぜひお買い求めください。