保険証をなくす2016/12/05 23:09

風邪はほぼ収まりました、たぶん。調子に乗ってまた悪くなることがないよう気をつけています。そういうことと無関係に、朝から緊張のラッシュでどうにもいけません。薬を飲んで収まるのを待つも、効果が現れない悲惨な日です。今日は病院に行かねばなりませんが、自力で行くことは不可能と判別して、連れて行ってもらうことにしました。そして病院で気付く衝撃の事実、保険証が見つかりません。
保険証や診察券など、医療系の持ち物はすべてまとめてあり、普段持ち歩くことはしません。病院のときだけ持って行き、その時だけ使います。つまり、保険証がないということは、前回どういうわけか、所定位置に戻していないわけです。先月病院へ行ったときを最後に使っていないため、考えられるのは薬局でどうかしたことですが、ならば薬局で落ちていそうなのに、そういうこともなかったようです。落ちているのに気付いたら、薬局の人も連絡ぐらいくれるでしょう。うーむ、失くしたってことですか。再発行は市役所でやります。年内に市役所へ行って再発行してきます。
夜になって緊張はほぐれましたが、今度はおなかがダメでした。ろくでもない日です。ほとんど苦しんで終わります。珍しいことでもないですから、いつも通り何事もなく流します。病気と付き合いながら生活するには、こうした覚悟がないといけません。

オビツろいどへの道2016/12/06 23:10

さて、オビツろいどの将来性を見据えて、前回のワンフェスよりオビツろいどを展示に使っていますが、本領はこれからです。すなわち、オビツろいどに性別は問われないのです。
オビツろいどの愛好者には女性が多いのではないか ? という予想があります。話せば長くなりますので手短に書くと、ねんどろいどが徐々に女性ファンに広がり、そこからドールの要素を求めてオビツろいどが生まれるということです。可動フィギュアに興味を持つのは男性客層が多いと思いますが、オビツろいどはドールとしての要素があり、しかもその体型はかわいらしい線上にあります。ここに女性客層が増えていると、この近年の流れで感じるのです。我々としてもこの流れは無視できないのでありまして、とうらぶのねんどろいどを買うに至りました。すでにとうらぶねんどろいどはいくつか出ておりますが、服飾モデルとして合わせやすく、表情もそれによいモデルは、我々の理想としてこの物吉貞宗の登場を待たねばなりませんでした。
さすがはねんどろいど、完成された風格があります。足だけは関節が入っていて動きますが、ほとんどしゃれ程度で、自由に動かしたいのならばオビツろいどにするべきでしょう。結局、ねんどろいどにドールとしての楽しみを加えたいのがオビツろいどの本質なのです。それは手にしてみるとよくわかります。
オビツろいどにするためには、首のジョイントを外さなくてはなりません。それはあっけなく外れます。関節パーツはその部分だけ独立しており、外すのは簡単です。ええ、そこまでオビツろいどを見越した設計がされているのではなく、ねんどろいどの表情替えに対応するためです。別表情の顔パーツに関節機構を含めるより、部品が少なく安く済むということで、初音ミクVer.2以降はこうした機構になっています。予備で球体関節をひとつ入れておくことで、折れてしまう事故にも対応します。このあたりはしっかりしていると思います。
そして、これのおかげでオビツろいど化はやりやすくなっています。関節パーツをつけないで、そのまま首をさせば簡単にオビツろいどができるのです。ただ、そのままだと安定性に欠くため、何かしら支えになる機構を入れることになりますが、それは大変なことではありません。あ、それはモデラーには楽でも、手軽にオビツろいどに手を出してしまった人には一仕事となり得ます。うちでもこれから一工夫加えるところです。前回のワンフェスで使用したときは、これ以前の機構でしたので、その方が対応は楽に思います。関節を外すのは大変だけど、外した後は簡単。どこが簡単なのかの違いが、新旧の差ですか。
今までうちで作ってきている服は女性ドール向けの服でしたが、これ以降はオビツろいどから男性ドール対応も始めます。そこが一番重要なところでした。

オビツろいど化の壁2016/12/07 23:36

最新形式のねんどろいどをオビツろいどに変更するには、首の付け根に何かしらの加工が必要です。さて、よくよく見ると、何が最良なのか非常に悩みます。それぞれ利点もあれば欠点もあるのです。課題はどこを生かし、どこの汎用性をつぶすかにあるでしょう。
今のところもっとも簡単な方法として、首の付け根の球体関節を取ってしまう方法を考えています。これ、折れたときの予備パーツがあるくらいですから、おそらく外れます。幸い、引っ張り出さなくても押し出すことができるので、それで関節は外せるでしょう。その後、長い軸を一本通して完成です。首に角度はつけられませんが、もっとも簡単で安定するでしょう。ただ、軸の径がオビツ11側とねんどろいど側で違うため、ここを何かしらいじる必要があります。欠点は、ねんどろいどに戻すのが手間になることです。関節をまたつけないと、ねんどろいどに戻せません。
ねんどろいどの首関節の太さに合わせ、オビツ11の首関節の付け根を拡大する方法もあります。最大の利点は、ねんどろいどの首関節が生きるのと、無駄な付け替え作業が一切発生しないことです。その代わり、オビツ11の純正首関節が使えなくなり、汎用ドールヘッドをつけられなくなります。このオビツ11はオビツろいど専用ボディになります。
ねんどろいどの首関節部分に代わる、まったく新しいものをオビツろいど専用に新造する方法もありますが、これは非常に手間です。やれなくはないし、完成すれば使いやすいこと間違いありませんが、うちでの利用方法を考えると、あまり有効とは考えられません。
と、いくつか方法がありまして、それぞれのご家庭にあった事情を選択することが求められるでしょう。ねんどろいどに戻すことは今後少ないと考えられるので、最初の方法がうちではよいと思います。オビツ11の軸を大きくするのもいいのですが、ひとつ問題があって、ねんどろいどとオビツ11の肌色が合っていないことです。通常の肌色ではなく、ホワイティじゃないと色が合わなかったようですが、オビツ11だけ先に買ってあったため、わかりませんでした。ホワイティだったらボディの改造をしてしまうのですが、ちょっと今の状態では迷ってしまいますね。ホワイティを買ったほうがよいのでしょうか。そんなにオビツ11ばかりあっても困る気がします。今後の展開で、オビツ11をどの程度広げていくのか、そこも重要なラインです。

ソファ 最終設計2016/12/08 23:38

次のワンフェスでは、ソファとソファテーブルを絶対に作りたいのです。前回作ろうかとも考えていましたが、間に合いませんでした。で、当初案がひとつあったものの、コストと手間がかかりすぎるのが大きな欠点で、それを克服する方法がありません。これは材料の都合で、どうにもできないのです。そこで、布を張りつつ、ヒノキを使うデザインのソファを考えることで克服を図ります。何度かデザインを考えてきて、いいものがひとつまとまりました。
ソファの断面図で、ほぼ実寸大です。これだと素材の配分が伝わりませんが、ひじかけを木にして、ソファ背面も木を使います。他は布張りです。ただ、やわらかい素材感はなく、座り心地は考えられていません。リアリティは削り取っております。特徴は、座面と背もたれは直角についていても、それが地面と水平になっていないことです。奥に少し倒し込んであり、高い安定性が期待できます。組み立てがその分面倒になりますが、そこまでは考えず、とにかくデザイン優先です。これの重要なところに、なるべく多くのフィギュアに対応させることがあります。
座面が極めて低いため、神姫Smallでも余裕の座り心地。ひじかけの高さも有効利用できる高さです。ゆったり足をのばしてくつろぐ座り方も、ひざを曲げて奥深く座ることもできます。
そしてオビツ11にも対応します。オビツ11でも足をつくことができます。この高さだと、キューポッシュは足がつきません。それくらいはまぁ、許容範囲かなと思います。座面を傾けているので、脚が着かなくても安定するはずです。背もたれがこの高さまであると、頭にひっかかる心配があります。これはキューポッシュもちょっと心配です。ただ、服を着せると持ち上がる高さが大きく、大丈夫ではないかと期待しております。作ってみないとわかりません。引っかかる場合は座布団で調整するなど、やり方はいくらでもあるでしょう。
神姫Tallにはやや低めの設定です。これはひざを曲げる座り方をさせてみました。やや低めでも、許容範囲には収まっているでしょう。かなりくつろぎ型ソファですので、足を伸ばすこと奨励です。ソファテーブルとの相性を考えると、足は伸ばした方が自然です。

かつて和紙のソファを作ったときは、神姫だけしか考えていなかったので、高さがありました。しかしうちの現状を考えると、神姫だけに対応という作り方はなかなかできません。なるべく一種類の設計にすべてが収まってくれるような、そういう設計が必要です。テーブルや縁台は、やむなく異なるサイズで設計していますが、需要が見込めるソファは個別設計するコストが高いです。
組み立てて売るのか、組み立て式にするのかでもだいぶ変わります。もし組み立て式にするなら、自分で好きな高さに座面を設定できますので、自分のフィギュア用の高さにできるのです。が、神姫の高さに合わせると、ひじかけが無意味になります。傾斜をつけてひじかけに座面を固定するのも難しいですね。うーむ、どうしようかな・・・。ただひとつ、生産性を上げるために、今までやったことのないことをしようと思っています。まずは試作ですか。