物吉貞宗 オビツろいど2016/12/13 23:22

物吉貞宗ねんどろいどをオビツろいどにしよう ! と、いきまいていたくせに、当初の計画通りに行かず、二時間くらい苦戦してオビツろいどになりました。まずは完成したものがこちらです。
頭の位置はどれくらいがよいのか、ここは重要です。首もぐらぐらしやすいのをいかに防ぐか、この二点が完成度の真髄でしょう。服を着ることになるので、首は短すぎず、かといえ付け根が目立たないようにします。長さの調整は簡単なのですが、ぐらつきを抑える調整は大変でした。では具体的にどうしているのか見てみましょう。
まず、物吉貞宗ねんどろいどは、頭の構成がこうなっております。首関節が独立している、初音ミク Ver.2 以降のタイプです。当初は関節軸を抜き取り、そこに貫通軸を設けて固定する予定でしたが、関節軸が外せません。一応、少しは押し出せたものの、まったく動かず。そもそも、ひねることすらできない固い軸でした。となると、別の方法が必要です。オビツ11のボディを削らない方針ですので、新しい関節構造を作ることになります。あらかじめ、オビツ11についている首の汎用軸は外しておきます。これはボディを力技で開けば外せます。
主役となるのがこのパーツ。ええ、この時点でモデラーでないと厳しいのですが、原理としては使えると思います。つまり、同じような形のパーツを作れば首を固定できるわけです。
見ての通り、プラモのランナーを切って作りました。髪にはめこむ部分は、このままでは太いため、やすりで少し削ってあります。対してボディに入れる軸は、このままでは細いため、テープを貼って太くします。ポイントは、首の軸が動かないよう、ぴったりの太さに調整することです。ここが細いと、首がぐらぐらします。パーツの長さは、切っては入れてみてを繰り返し、微調整しました。もちろん、最初に首関節パーツと合わせながら、ある程度当たりをつけました。切っていきなり短かったでは困りますからね。
で、このパーツを後ろ髪の首の部分に入れます。ある程度きつめに入るようにしておくと、パーツの安定性が増します。削りすぎてゆるくなってしまっても、瞬間接着剤で盛れば調整可能です。と、こうして顔のパーツを入れますと・・・。
ぴったり入るんですね。これでパーツの形の意味がわかると思います。少しだけ出ていた部分は、顔と軸のすきまを埋めて、軸がぶれないよう固定する役割があります。ここが長すぎると顔がぴったり入りません。これも微調整で、少しずつ短くします。
あとは前髪もつけて、オビツ11に挿すだけです。首がつくと重くなり、軸ぶれが起きやすいため、首をつけてからも軸の太さを調整しましょう。若干動きはありますが、うまくやれば前を向いて首が固定するはずです。テープでの調整がやりにくいと感じたら、瞬間接着剤での調整もよいと思います。時間はかかりますが、この方が確実性があります。テープだと劣化もしますし、完成度を高めるなら瞬間接着剤です。

調整がやや面倒ですが、これならねんどろいどとオビツろいどの入れ替えもすぐにできます。欠点は首が強固に固定されていないため、安定はしているけど抜けやすいことでしょう。もちろん、更なる加工で抜け落ち防止もできますが、うちの場合は服飾モデルとしての利用が中心なので、逆に首が抜けないと苦労します。
モデラーでないと難しい方法ですが、応用できると思うので提案してみました。

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