ひとり祝勝会2016/11/10 23:59

本日は一人祝勝会をしております。Game Legend 25 も終わりまして、終わりました祝勝会です。勝ったのか、と言われると、まずまずかなと思います。ひとまず売り上げはあったわけで、それには満足するところです。
買ってきたものを読みつつ、ゲーマー魂を読んでいます。自分用に本をひとつ確保しました。今まで読んできたのは最終原稿に近い、修正用の印刷原稿で、見開きになっていません。見開きで見ると印象が違います。あらためて見て、内容はうまくまとまっていると思いました。読み手のことをよく考えている印象を受けました。エンタメに徹しているというか、書き手の自己満足に終わらないよう書いてあるのがよいと思います。こういう本というのは、書き手がただ自己主張して、結局なんだったのかわからなくなる場合があります。今回買ってきたものの中にもひとつありました。当を得ているようで、書き方が感情的で、書き手の自己満足に付き合わされている感じがします。自分の体験談ならそう題するべきで、いや、体験談にしても、こういうことを伝えたいという気持ちが足りず、オレの話を聞けになってしまうと、付き合う方は大変です。この本は戦利品としての紹介はやめておきます。体験談の本も別に買ってきましたが、そちらは別の同人誌に掲載されているものをあらためてまとめ直したもので、ある程度内容を知っており、それで買いました。そちらはよくまとまっていました。
ここ最近は、個人の体験を話にする本に、面白さを感じています。社会的に言われていることでも、それは実際どんなものだったのか、自分の経験と目を通して語る本は、その人しか書きようがありません。世間的にはエッセイに近いものでしょうか。漫画でも文字でも、そういうのは面白いと思っています。そのとき、話を聞いてくださいという書き方をするか、話を聞けという書き方をするかで面白さは変わってしまいます。少なくとも、後者は読むに耐えません。
かつて本当にひどい同人誌に一度ぶつかったことがあります。買ってしまって激しく後悔しましたが、扱っている内容は面白そうで買いました。でも読んでみると、自分勝手な言い分ばかりで、ちっとも相手を納得させようとか、魅力をわかってもらおうとか、そんなものは微塵もありませんでした。残念ながらその本は一度読んで捨てました。
評論、エッセイは、自分勝手にならぬよう考えて書くことが大切だと思います。ほとんどものはうまく書かれているけれど、やっぱり微妙なものを引いてしまうことはあるのでした。今回買ったものも極端にひどくはないけれど、自分の意見だけでゴリ押しされ、正直読んで疲れる印象がありました。ものを書くときは、よく考えて書かないといけませんね・・・。