こっそりですが2016/11/07 23:55

イベント疲れはあまりなく、今日はお昼を食べに出たり、食料の買出しなど、休みながらの日常でした。あまり眠れなかったのはいつものことです。
今日はレポらしいことは書きません。買ってきたものより Twitter で当日の様子や終了後の人々の動きを見ておりますが、Twitter の検索機能が使いにくくなったおかげで、以前ほどちゃんと情報が見つけにくくなってしまいました。それでも見れば見つかるわけです。見ていて特別な情報はなく、だいたいが会場の様子や戦利品です。戦利品をあげる人は多くなく、もうちょいいろいろ紹介されていてもいいと思いますがね。私の戦利品についてもいずれ公開しようと思います。
さて、今回ちょっと気になるものがあったのですが・・・。これは欲しいのではなくて、販売物としてちょっと危ないかな、というものでした。そこの人にはうちの本も買ってもらっているし、お話もしてきたけれど、その場では何も言えませんで、今だけこっそり言ってしまいます。メガドライブの店頭広告を収集しており、それをスキャンしてデータ集として売っているというものでした。
私の中では完全にアウトです。欲しいお客さんもいるでしょう。私もいいなと思いました。でも、その場で見せるのはいいけれど、画像として大きく見られる状態のものを集めて売ってしまうのは、いかんと思います。かくいい、私のBK本には当時の雑誌広告のスキャン画像をそのまま出しています。つまりコピーなんですが、ゲームレジェンドとしてはこれは問題ないと思います。まず、それをメインにしているわけではないこと、あくまでゲームの資料の一環として出しているので、それをじっくり見られるわけではありません。大きさも実物より縮小され、白黒であり、そこからコピーを更に作ることができず、複製利用の価値がないことです。こうしたイベントですので、どうしてもそのものを見せることが必要になります。私もゲーマー魂で、解説用に画面のキャプチャーを使用しています。ですが、非常に小さく、あくまで解説用です。
結局、複製をそのまま複製として売ることがアウトであると考えます。もしこれが、広告の解説や自身の体験談をメインにし、それに付け加えるよう広告の一部が見られるようになっているなら、自分の創造物への付加として、許容範囲に耐えると思います。もちろん、広告もさほど大きく載せる必要もないでしょう。が、複製を見せることをメインにし、それをただの画像集として出しているということは、創造性がありません。持っているものをコピーして売っているだけです。これは同人として、許容範囲の広いこのイベントであったとしても、ダメなのではないでしょうか。資料として貴重だから、コピーして売っていいことにはならないと思うのです。業界関係者や企業が来るイベントですので、関係者が見つけた場合には、当然ながら苦情が出てもおかしくない気がします。基本的には、そのままのものを使う場合は、それを主題にしないことが求められると思います。それはグッズもそうです。そうしたいなら、それは許諾を取るべきだと思っています。アレンジして解釈したものは、通常の同人と同じですが、画面に出ているものそのままずばりをグッズ化するなら、小さなものでも許諾を取っておくべきでしょう。と、グッズ関係については、私はアレンジが入っていても、許諾を取った方が無難だと考えてはいるのですが。というのも、ワンフェス参加しているので、立体物を無許諾で売るのはものすごく抵抗感があります。展示するだけでも許可がいるイベントに出ていると、どうもその感覚が抜けません。同人イベントでは事情がまた違うと思いますが、これは感覚です。小さいイベントでこそっと売るくらいなら、誰に迷惑がかかるわけでもないと思うので、そのものずばりを売らない限りはいいかなと・・・。例えば、音楽サークルがゲームの音楽をゲームから録音して売っていたら、それは怒られると思います。それと同じような感覚です。

私は、同人なんて全部法的に黒じゃないか、という考え方は間違っていると思います。法律学者は法律とは完全に守られるものと思っている人もいますが、もちろん世の中それで回っていることはありません。制限速度40と書いてある道路で、50出していても、道交法違反で捕まることは普通ありません。厳密には違法です。でも、大事故につながるような速度でない限り、捕まらないのが普通です。厳密な法律もありますが、ゆるく適用されることでまわる法律もあります。同人業界もそうしたゆるさの中にあるわけですが、コピーを売るのは、どれだけゆるいイベントでもまずいかなと思うのですよ。