心を詰める2016/10/01 23:28

あみあみ様向け出荷作業が大詰めを迎えております。すべての商品を詰め込み、必要書類を揃え、残るは発送のみとなりました。詰め込むのもそうすぐに終わるものではなくて、けっこう時間のかかる仕事なのです。
詰め込まれるみかんたち。みかんはかごに入れた状態で出荷しますが、輸送状態によってはかごから逃げている可能性もあります。できれば、見た目でこの印象を維持しておきたいところです。みかんは時間をかけて作ってきましたから、こうして出荷を迎えると、安心感というか、いいですね。
ちゃぶ台もいつものように詰め込まれます。ワンフェスではちゃぶ台のみが普通入っていますが、あみあみ様にはざぶとんとみかん、みかんかごまでセットですので、やり方が少し違います。委託で出しているものと同じです。
ざぶとんは、ワンフェスだと自由に組み合わせて選べますが、あみあみ様では固定です。ちゃぶ台の色に合わせて同柄が二枚付属します。いつものちゃぶ台セットにみかんがついているのがあみあみ様限定商品ですが、種類が選べないというだけで売り方ががだいぶ違うものです。生地も同じものがたくさん必要になるため、何かの余り布から少しだけとってざぶとんを作ることもできません。ここが今までと一番違うところでしょうか。
こたつに使ったりざぶとんに使ったり、一種類の生地がいくつもの商品になるのがうちの流儀ですが、同じ柄でたくさん作ることは、この仕事ができて初めての事態でした。そりゃ普通だよと思えるようで、大変なことなのです。何より、材料のそろえ方が変わります。生地というのは、よほど基本的なものでない限り再生産がなかなかないため、必要になったからまたそれを買うということが、短い期間ならばできても、時間が開くとできなくなります。じゃあ、ちゃぶ台セットがもし再販されることがあった場合、同じ柄のざぶとんを提供できるのか、再販はありうるのか、それ以前に売れるのかといった、材料をどこまで買っておけばよいか、先行投資の問題になります。それはふとんも同じことで、売れ行きがわからない難しさを伴います。
と、こちらには難しい問題もありますが、こうしてまず出荷できることが大切です。出さないことには売れないし、売れるかどうかの判断もつきません。ひとつの欠点は、うちの売値で売れないことです。仕方のないことですが、あみあみ様での上乗せがあり、うちもこれ以上下げるのは正直厳しいので、売値はワンフェスより上がり、お買い得感は損なわれます。それでも、おそらく2000円出しても損はしない価値観で作っているつもりなので、十分がんばってくれるでしょう。そもそも、ワンフェスに来る人はうちで買っていますから、これはワンフェスに来られない人相手の商売だと割り切るべきですな。

まぁ、ここまで終わって一安心です。あと郵送だけなら、面倒な手間もありません。よくがんばりました。次もこの調子でいかないとね。

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