床と壁セット 鉄板2016/07/18 23:53

本日は壁と床のセット、鉄板入りタイプを紹介します。壁と床セットについては3年前から構想がありまして、途中まで着手しておりました。その後、床の仕様の変更などがあり、様々思考をはりめぐらせ、ついに完成しました。何より今回の目玉は鉄板入りタイプでございます。
壁は折り畳みができて、収納はコンパクトです。折り目は鳥の子紙を使っており、高い強度を保ちます。大きさは床が210mm四方で、壁が212mmの高さ210mmです。壁の面が床より若干はみでるようになっています。
広げて立てるとこうなります。床には布地、壁には紙を貼ってあり、壁の側面は壁紙の色に関わらず白が塗ってあります。この白が入ると壁の一体感が増すためです。そしてこの囲まれた空間を部屋に見立てて利用できるのが壁と床のセットです。壁と床のセットには3タイプあります。ひとつが今日紹介する鉄板入りタイプ、そして鉄板なしタイプ、最後は四畳半です。鉄板が入っているということは・・・。
キューポッシュが土台を使うことなく立ちます。オビツ11も、磁石の入っているタイプなら立ちます。キューポッシュの土台は厚みがあるので、部屋などにセットするには不便でした。そのため、薄い鉄板の丸板を使う人もいますが、これなら鉄板が完全に見えません。鉄板は生地の下に入っています。
私もキュポを撮影するとき、何かセッティングをする場合は、どうやって立たせるかが肝でした。そこで、壁と床のセットに鉄板を入れる方法を思いつきました。・・・で、その鉄板はどうしたのかと言うと、建築用の金属加工業をしている友人に仕事として持ちかけ、このサイズに切ってもらったのです。当初は磁石につくステンレスを利用する予定でしたが、金額的に高くなるため、めっきの鉄板に一部さび止めをして使うことになりました。
今回のこの鉄板入りタイプの売り数は10です。これは、たまたま置いてあって使ってない鉄板を切ってもらったためで、規定サイズの鉄板を買ったら、かなりまとまった数を作らなければなりません。今回は運よく作れました。なので、今後の見通しは立たず、欲しい方は今回手に入れることをおすすめします。人気があれば今後も手配できるかもわかりませんが、不透明です。本当は今後も作りたいので、もし売り切れても欲しい方はぜひ当日言ってみてください。
このセットを使って撮影をしてみました。
このように、簡単に部屋のように切り出して撮影することができます。残念ながらこの部屋に合うような家具は今回ミニテーブルセットだけなんですけど、家具もこれから出していきます。背の高い棚は、本来なら今回出しているはずのものでしたが、今回は試作だけ持って行って展示します。
ミニテーブルセットは、この床の上なら足が安定して固定され、きっちり座れます。土台を使っていては難しいですが、これなら自然です。天井が高いですが、これは1/12との互換性を保つためで、撮影にも高さのある方がやりやすいです。その分殺風景にも見えますので、壁にも何かを装飾したりもできるでしょう。
床の種類はいろいろあって、ここに出している以外にもあります。壁紙も多数あります。組み合わせはお客さんに選んでもらう形にしようと思います。今回小物が最大でも4しかありませんので、ここでゆっくり選んでいただけます。しかし、長時間迷うと決められませんので、なるべく直感でいいと思ったものをおすすめします。
さっきと違う床と壁を使っています。印象がかなり変わります。このように、まわりを写したくないときの背景としても便利で、使い方次第で様々な利用の仕方ができると思います。ただの集合写真のようで、土台がないからこそできる写真なのです。自然に部屋にいる感覚が、何より私が気に入っております。どちらかというと、私が欲しかったから作ったアイテムです。

さて、これのお値段ですが、2700円になりました。鉄板抜きだと2200円で、つまり鉄板に500円かかってしまったということです。ちょっと高いかな ?? と思うのですが、どうでしょう。
当初は板を三枚セットにして、あとは自分で買ってくるキットタイプも考えました。しかし、布や紙を買いに行く手間、それをきれいに貼る手間を考えるなら、多少コストがかかっても、完成してすぐ使えるほうがよいと思いました。ちょっと高いですが、それなりの仕事はしています。鉄板がですね、もう少し安くできればよかったんですが、初回の手間もあってこうなりました。
10個ですので、欲しいと思った方はぜひどうぞ。