ミカドでの追体験2016/05/12 23:59

5月3日の、タスンサルククエストについて少し書こうと思います。といっても、正直何を書いたらよいのか、ネタらしいネタがなかった、というのが事実です。馬場のミカドには初めて行きましたが、馬場に行っても大学時代の数々の思い出に押しつぶされ、すごく印象的だったのかと言えば、本来は印象的になるはずが、別の要素で薄められてしまいました。本来なら写真も撮ってくるのですけれど、撮ってある数はわずかで、あまり資料になりません。個人的にはメタルホークをやれたことがよい経験でした。
小学生のころ、どこかの店に入っているゲームコーナーで、一度だけ遊んだ印象的なゲームは、長年名前すらわからず、思い出の中で埋もれているはずでした。それが近年の資料調査でメタルホークとわかり、それが偶然なのか、ミカドに置いてありました。私が小学生のころやった体感ゲームなので、それが現役で動いていること自体が非常に珍しいというか、奇跡にも近いですが、思い出を思い起こすべく、小学生時代ぶりにプレイしました。
当時は動かすのを少しずつ慎重にやるということができていなくて、高度を上げすぎたり下げすぎたり、目標を狙うこともわからなくて適当に終わりましたが、じっくりやると奥が深いと思います。が、途中からやり方が急に難しくなり、当時らしい難易度設定だと思いました。確実に一回コインを入れただけで進める難易度ではないです。それはよいとしても、なぜ小学生に当時一度やっただけで強烈な印象を植え付けたのか、むしろそっちが疑問でしょう。
答えはずばり、高度の上げ下げです。私にとって、当時のゲームはすなわちファミコンでして、それにはハードによる拡大縮小機能が備わっていません。メタルホークを移植するなら、拡大縮小、回転機能をサポートするSFCくらいのスペックが必要で、ファミコンしか知らない少年には、高度によるリアル感が何とも言えずに印象に残りました。また、筐体の動きが、体に印象を刻み付けました。グラフィックも当時の目から見ればとても美しく、私にとってメタルホークは、リアルで緊張感のあるゲームに感じました。
おそらくミカドには、思いがけない何かを掘り起こすものがたくさんあるでしょう。昔遊んだゲームを掘り起こせる場所は、そうもないと思います。しかし、私がゲーセンで遊ぶようになった時代は90年代後半が中心ですから、一部は古すぎる印象もあります。もちろん、それぞれの年代が遊べるよう、ゲームの入れ替えもやっている場所ですから、ミカドはとてもまじめなんですね。レトロゲーを終わらせないために、常に努力している場所だからこそ、支持者も多いと思います。

ミカドはそんな場所でした。ただ、私が積極的に入りたい場所ってことでもありませんでした。守備範囲が違うこともありますが、立地的に、あの場所を受け入れるには、大学時代の何かを吐ききらない限り無理でしょう。そこまで通いつけることは無理だと思います。
その後の交流会については、語ることはやめておこうと思います。書きようがないです。すごく楽しかったのかと言われると、うーんと思うので、やめようと思います。でも、二度と行きたくないかと言われるとそれはなくて、とても中途半端な思いがするため、詳しく書かない方がいいのかなと思います。