振り返れる勇気2016/05/09 23:52

ここ最近でまとめて早稲田大学ツアーを書いてきましたが、後はタスンサルククエストのことを書いて、5月3日のことは終わるでしょう。今日から平常運転に戻ります。

何も考えずに今日は病院へ行ってしまいましたが、連休明けですごい人でした。足のしびれの方はまずまずよくなってきまして、現在の薬を一ヶ月継続することでほぼ収束となるでしょう。しかし、病院で二時間以上かかったのかな、大変でした。

書いてきた早稲田大学ツアーの記事を振り返りましたが、ちょっと自分に進化を感じます。大学時代のことを振り返り、思い出として語れるようになったのは進化です。私の大学時代は、大学院生をもって、途中で終了します。大学院に入る前、社会人の時につまずきましたが、結果的にそれが響いて、ひきずったまま進んできたことが失敗の原因でした。そして、それまで積み上げてきたものを病気が原因ですべてリセットせねばならなくなりました。普通に動く体ではなくなり、勤め人として生きていくことも、大学院を続けることもできなくなりました。大学院を博士まで続けつつ、起業しようと考えていたのですが、この体ではリセットするしかありませんでした。割り切るのには2週間程度で十分でしたが、すべては過去のことだったと言い切ることは、長い間できませんでした。やっぱり、長年積み上げてきたものを、どうにか活かせないのか、試行錯誤の時間がずっと続いてきました。ひとまずミニチュア製作をすることで、何もないよりましな状況になっていますが、これが最終形態だと思っていません。これを長く続けているだけでは無理があることもわかっているのです。
本当に苦しい時代は、大学でやってきたことにすがることしか考えられませんでした。でも当たり前なのです。人生とは積み重ねで、大学まで積み重ねてきたわけですから、それをうまく使う方法を模索することは当然なのです。すがるなんて、言い方が悪いのかもしれません。でも、他に何とかしようという考えが何もなかったことは、それも失敗だと思います。簡単に言ってしまっているけれど、病気で積み重ねを失う絶望感は、筆舌しがたいものです。でも、そんな中でも、小さな幸せを模索しながら生きていく方法があるのではと思えるようになりました。それでやっと、大学時代がいい思い出になってきました。昔は思い出すと、戻りたい気持ちと悔しさで押しつぶされていましたが、思い返せるようになって、その結果、やっぱり大学時代の経験に支えられていることもわかりました。なくしたものもあるけれど、育てられた心までは失いません。それがこれからも自分を支えてくれると思います。

もっと楽に生きられたなら、なんて思うことはいつだってありますが、後悔しないために努力するのは、大学時代やってきました。同じことを続けていればいいんです。体が動く範囲でやればいいんです。いずれこんなことでは許されない時が来ますが、その時のために、私は努力します。
うん、でも仕事は面倒くさい。遊んでいる方が楽ですよ~。