進化論の何たるか2016/04/08 23:56

今日は契約にあった「ていく」というものをやっと作りましたが、話題としてあまり面白くないので、それはやめておきます。今日は本を買いました。とってもわかりやすい趣味の本です。
普段本屋にも行かない私にはアンテナに限界があって、今日のゲーセンで FACENAO さんに見せられたので、帰りにそのまま買いに行きました。有名どころをジャンルにわけてきっちりカラー写真入り、体感の場合は筐体写真までつけて、資料としての価値が非常に高いと思います。ゲームにも客観的解説がつき、ジャンル冒頭にはそのジャンルに対する歴史の解説、系譜の流れが紹介されます。とにかく、主観的な適当評価が入っていないのと、ゲーム画面紹介がきっちりしているところは本として評価が高いです。量的にもうまくまとめており、単に資料として見るよりは、読み物として読めます。これで1400円ならよい買い物と言えるでしょう。

今の時代までを通して見るこうした本が新しく出ることはとてもよいことだと思いますが、今のゲーム資料の世界に足りないことは、やはり他のジャンルの情報を交えることです。こと、コンピューターの歴史、情報通信技術との関連性、社会的影響力など、ゲームの枠内にとらわれずに、コンピューター技術として、一方で娯楽の方向として社会とどのようなかかわりを持ってきたのか、そのあたりが語られることはまずありません。多くのゲーム知識を持ち、業界や出版と関わってきた人たちが、ジャンルを広く捉えてくれないことは残念でなりません。そうしたことにユーザーが興味を持っていないことも考えられます。
まぁとにかく、知識を元に、その知識をまとめるだけでなく、知識があるからこそ、それを生かしてゲームというものの社会的地位を広げていくことが今の時代は必要だと思っています。自分でそれができるなら何の苦労もないですが、私にはそこまでの知識がありません。人脈もないし、環境もないです。・・・一度はやったことがあります。あれはよくやったと思いますが、本当に足りないのは熱意ですか。どっちにしても勉強しないとダメですね。何が自分のやるべきことかを考えると、私はひとまず現状維持しかできないのでした。