普段はこれをワンフェス終わった当日書いておりますが、帰ってきてからだべだべしていたら時間が遅くなったので、次の日の朝に書いています。なので心情はワンフェス当日のままです。 本日はご来店、お買い上げ、ご見学いただいたすべてのお客様に感謝します、どうもありがとうございました。終わってみれば、よい意味で期待を裏切る結果となりました。ちなみに本日の運勢は中吉ですが、それは当たりでした。まだ傾向分析や在庫の確認をしていませんが、売り上げそのものは非常に大きくなりました。今回は衣料部がいつも以上に売れに売れて、その一方で家具の売り上げが例年より少なく、微妙・・・でもないけど、私の中では売れてほしいものが売れなかったという点で中吉です。
あ、すみません、行列については、今回ほぼ心配ないとか事前に書いておきながら、とんでもないことになりました。大変申し訳なく、自分の見積もりの甘さを反省しております。たかをくくりすぎと、終了後の反省会で言われました。しかし、小物が少ないのにああいう勢いで出るとは思っておらず、それにすぐなくなると思っていたのですが、冷静に考えると、種類は少ないけど数はあるから、やっぱり売れるのかと思いました。心の準備が甘かったので、今日のこの様子を見て大いに面をくらったのでした。それと、事前告知と違うという、やっちまった感です。もしかしたら、私なんかよりお客さんの方が、こうなるはずだろとよくご存知だったかもしれません。作っているほうは、今回売れるかなと、びびっていたのです。

私は会計横で詰め込み作業をやっておりましたが、並んでいるお客さんの声を聞くのが、実はとっても励みになっています。話しかけてくれる方はもちろんなのですが、お客さんの中には、友人同士で来て、並びながら友人と会話をしつつお買い物をしている方が結構いらっしゃいます。それがみなさん楽しそうなのです。もういろんな方がいます。聞いていると、自分たちの作ったものでこんなに喜んでいただけるものかと、とっても幸せになります。作っているほうは、当日まで心配だらけです。これ売れるのかという疑念に必ずさらされます。そもそも、何を作るかという段階で、売れなさそうなものは却下しますから、いつも売れるか売れないかばかり考えています。もちろん売れないものもあります。昨年夏に初登場したとあるアイテムは、まだひとつも売れていません。今回もダメでした。ただそれは、企画から間違っているだろうと思っているのですが、とにかくこういう心配の暗い世界にずっといると、お客さんの楽しそうな様子が夢の世界に映ります。
友人同士のお客さんの会話の本質は、勧誘とためらいです。一人で来ているお客さんも、自分の中で勧誘とためらいをしていると思います。売っているほうとしては、ためらわず、欲望に忠実になっていただけるとありがたいのですが、みなさん資金の事情があるわけで、仕方のないことなのです。

今回はやりたいことをやれなかった回ではありましたが、それでも多くのお客様に喜んでいただけたことは、やっていてうれしく思います。あと、次のワンフェスについてですが、実は規模縮小をする予定です。卓も二卓に減らします。というのも、いい加減工房改装をしないと商売を支えきれなくなってきて、限界がきました。現状を端的に言えば、足の踏み場もない状態です。家中あちこちが倉庫となり、日常生活空間すらろくに確保できていません。なので、片付けと改装に時間を使いたいので、次の夏だけ規模を縮小しようかと考えています。ただ、どれくらいの商品数に絞り込むかはまだ決めていません。なるべく時間を有効に使って、規模縮小は最低限にしたいと思いますが、そういう予定でいます。

いろいろ書くときりがなさそうなので、このあたりで終わりにしようと思います。そして、会場に向かう途中で、とある高校が入試でした。学校の入り口に、「入学試験日」と大きな看板が出され、まだ生徒は来ていませんでしたが、学校の入り口前には塾の先生なのか、たくさん集まっていました。ちょっと胸が熱くなりました。