立てよ浪人よ2015/08/21 23:55

浪人生活とは影の生活。どこまでいっても光が見えない影の生活。・・・回収されたボイスレコーダーより

ゲーセンに浪人生が現れ、ご飯食べに行きませんかといった時点で、ああ、こりゃ、心の中に何かできているなと私はすぐにそう思ったのでした。それはね、すぐに取らなくちゃいけないものです。こんな私にもそれが取れる役目を負えるなら、この先それは、私にも徳となるでしょう。
ということで、気軽なゲーセンライフに更なる楽しみを加えるべく、飲み食いもしてきたのでした。困ったときに自分がどうすべきなのか、何をすれば喜べるのか、楽しめるかを知っていることは、その人にとって間違いなく強みになるはずです。私が浪人生だったときは、そういえばどうしていたかと思い返してみると、同じ高校出身仲間と話しつつ、競い合うことで互いを励ましていたことを思い出します。友達には恵まれていました。あんまり浪人で行き詰る感覚はなかったかな。それは、その当時にあまり多趣味でなかったこともあるでしょう。他に趣味があれば、きっとつらいんだと思いますが、絵を描くことならひとりでできて、ゲーセン好きではあったけれど、その当時に入れ込んでいるものも少なく、家庭用ゲームはファミコンとMDがあれば十分で、今からみればコンパクトな人生でした。
ああ、でも、学校の友人だけではどうしようもできない部分を支えてくれる人たちの存在もありました。それが友人TとA先生ですね。やっぱり最後は人です。自分だけでどうしようもできません。困ったときに支えあえる人です。